京都の何処かに、容易に見つからぬ小径があるという。
さて、其処に住まうのは如何なる者達か。




巡る季節に語るおはなし

睦月 歳の神京都の神社での年越し。そこで少年が出会ったものは。
2004/1/18 脱稿
如月節分と黒豆 節分のために山海堂で用意されたのは、黒い豆だった。
2004/2/3脱稿
弥生 花信風お水取りの済んだ東大寺で雪月花を愛でる夜。
2004/3/20脱稿
卯月 櫻の樹の下には。 
《前》 《中》
《後》
桜の木の下にあるもの、その想いはなんなのか。
2004/4/29 脱稿
皐月龍門 歳経た鯉へと送るもの。残るものから去るものへと。
2004/5/9脱稿
水無月 花盗人紫陽花を手に山海堂を訪れた男の想いは。
2004/6/13脱稿
文月祭り日 伏見稲荷の宵宮で、少年が出会ったもの。
2004/7/18脱稿
葉月 迷子あちらとこちらが繋がる日に、迷う子供のために。
2004/8/31脱稿
長月月と酒と 仲秋の満月にほど近い日に、山海堂の庭で。
2004/9/26脱稿
神無月 南瓜尽くし 神が不在の月に、悪霊の灯を探して。
2004/10/31脱稿
霜月月下ニテ花ヲ想ウ 押入れにしまいこまれていた、昔の記憶。
2004/11/30脱稿
師走去り行きて、来たる 暮れる日々に、それぞれに忙しく。
2004/12/31脱稿
山海堂にまつわるもの




彼らの日常?

夜に歩く ・・・大都市の裏側で、密かに出会う風と少女。それは、夜の足音。
2004/7/4脱稿
弱い理由 ・・・少年の密かな疑問。どうして彼はあんな風なのか?
2005/3/14脱稿
飼い犬 ・・・少年と守護者との出会い直後の一幕。
2005/5/1脱稿
ゆるやかにねむるきおく ・・・合歓の木の下で、大神は過去を想い微睡む。1123キリリク。
2005/7/3脱稿
真夜中密事 ・・・真夜中に人知れず、妖は活動する。
2005/7/26脱稿
店主不在につき・・・ 神が不在の月、山海堂店主がいない間の留守居役。
2005/10/11脱稿
獅子身中の・・・緩やかに変わっていく存在と変わらぬ関係。
2005/10/27脱稿
バレンタインの誤り ・・・聞くは一時の恥に、聞かぬは長く続く悔いとなる。
2006/2/15脱稿
日々是日常・・・ 繰り返される彼らの日常。彼が家出したくなる瞬間。SS。
2006/6/7脱稿