授業の成果を測る方法は、様々ありますが、主流は「定期試験」です。もちろん、授業中の子どもたちの反応や学習行動そのものも教員の指導に刺激されておこる事象ですから、子どもたちの様子が授業評価の資料であると言えます。しかし、仮にそれらを記録映像として残しても、最終的にはデータ化したりテキスト化しないと授業の効果を客観的に評価できません。
実践的には、授業成果を評価する方法としては「定期試験」が最も合理的で、実践可能な方法だと思います。
この「評価問題の部屋」では、管理人が作成した「定期試験のテスト問題」を公開します。
「表現力」を評価するためのパフォーマンス課題
「主体的で、対話的な深い学び」を通して獲得した「知識や技能」と「思考力・判断力・表現力」や「主体的に学ぶ態度」の総合的な評価は、パフォーマンス評価を使用するのが実践可能な評価方法だと思われます。パフォーマンス評価を行うためには、現実社会を模したパフォーマンス課題を準備する必要があります。
現実社会の問題には「ここが問題ですよ」と言うような指示はありません。現実社会の問題(トラブル)を解決する方法は、私たち一人ひとりが自分で解決するための「課題」を発見し、主体的に思考・判断するしかありません。ですから、パフォーマンス課題には、「解決すべき課題」や「論点」を明示しません。学習者の主体的な判断に任せます。そのことで、学習内容の習熟度を評価できるようになります。管理人がこれまでに作成してきたパフォーマンス課題の実践例を別のペーシで紹介しています。「パフォーマンス課題の実践例」←をクリックすると移動できます。
「試験問題」の実践例
管理人の作成してきた「試験問題」は、生徒指導要録の「観点別評価」に対応させたものです。古い試験問題でも2019年度改訂の生徒指導要録の「観点」に分類して整理しました。
古い出題年度(1990年代)の試験問題もありますが、今日でも問題作成の参考になると思います。社会事象の変化に合わせて試験問題の「内容を変化させる」必要はありますが、「観点別評価」の視点に立てば、さほど変わらないものです。学問的に重要な基礎的理論は驚くほどの変化はないからです。
しかしながら、「観点」は独立して存在するものではありません。「観点」は密接に関連しています。そのため、実際に試験問題をどの「観点」の評価指標とするのかは、実施した授業内容との関係で定まります。その意味で、ここで紹介する分類は「便宜的なもの」です。
なお、「知識・技能」と「思考・判断」を組み合わせた問題は「思考・判断」として分類しています。
定期試験の出題例を分野別に整理しています。試験問題へは、下の「表題」をクリックして下さい。
地理的分野の「観点別」試験問題
歴史的分野の「観点別」試験問題
公民的分野の「観点別」試験問題
「定期試験問題」(全問)サンプル
定期試験(中学校社会科・歴史的分野)の実践例(2018年度分)を公開します。
- 石器時代と古代文明 試験問題例
模範解答例
- 古代文明と縄文時代の暮らし 試験問題例
模範解答例
- 律令時代の政治と民衆の暮らし 試験問題例
模範解答例
定期試験(中学校社会科・公民的分野)の実践例(2019年度分)を公開します。
- 現代社会の課題 試験問題例
模範解答例
- 経済的活動と流通の課題 試験問題例
模範解答例
- 企業活動と労働者の権利 試験問題例
模範解答例
テスト問題を作成するときのポイント(目標準拠評価)
テスト(定期試験)の試験問題を作成する上でのポイントを整理しました。
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