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「疑う力・考える力・生き抜く力」を育てる社会科授業を提案するサイトです。

ようこそ なんでやねん partⅡへHEADLINE

1 若い教員への支援として
 
このホームページは、若い教員の方への私なりの支援を目的としています。
 最近は、高度な情報化社会の急激な進展で、人々の価値観や文化観までが揺らぎ始めてしまっています。そのうえに高齢社会の到来などの社会現象は、多くの社会問題・課題を発生させています。学校教育は、子どもたちがそのような社会で生き抜くための知識や方略を手に入れるための装置であると私は思います。
 かつての私たちが過ごした幼年期であれば、子どもたちにとって、大人の智恵が情報源であり、遊びは手作りの世界でした。また、子どもが大人になるための知識=情報は、身近な大人や学校の教師から学ばなくてはなりませんでした。独楽(こま)回しや竹とんぼ、缶蹴り・鬼ごっこ。大人は偉大な先輩でした。
 しかし、時代の進展はこの秩序を崩壊させました。情報化社会の技術を取り入れたゲーム機の世界では、子どもたちは大人を超え、大人の「権威」は失墜しています。情報化社会は、子どもたちに知識を伝達する「特権」を、身近な大人から奪い取り、子どもも大人も同じ次元で情報を手にすることが可能な世界を生み出しつつあると言えるでしょう。文字通り、生涯不断の努力を続けなければ、情報量やその質において、大人たちは子どもたちに追い越されてしまう状況になっています。今日の学級経営や生徒指導の困難さの背景には、このような事情もあるように思えてなりません。
 もし、このホームページが、若い先生方の授業実践に、役に立つことができたらこれ程の喜びはありません。

2 私の授業の補完として
 
もう一つの開設目的は、これまでの私の授業の補完を試みようとするものです。
 成人式や様々な場面で出会うかつての教え子たちが、「先生の授業をもう一度受けたい。先生の授業なら、お金をいくら出しても受けてみたいです」「卒業してから他の先生の授業を受けて、はじめて先生の授業の意味がわかりました」などとお世辞に言ってくれます。これ程教員冥利に尽きるものはありません。
 かつて私の社会科の授業で学んでくれた生徒たちが、社会人になっています。生徒たちは、今、日本全国の様々な分野で活躍してくれています。日夜厳しい営業界でしのぎを削る人、生産工場で油まみれになって汗を流す人、社会福祉の世界で腰痛と闘って働いている人、研究職として活躍している人、あるいは同業の教員の後輩として活躍してくれている人、これから教員を目指そうとしている人もあれば、医療の世界で頑張っている人、主婦もいます。
 しかし、私は、いつも不安と自責の念に駆られています。私のつたない授業力のせいで、社会人として生きていくための学力・力を学び取れなかったことが多かったのではないかと。そこで、こんな形で「補習」ができたら … と思い、全国にいる私の教え子たちに発信します。

3 このホームページの主な内容
 
1 これまでの私の実践をまとめた研究論文
  2 生徒たちと作り続けた社会科通信「なんでやねん」の復活
  3 社会科の授業に役立つ、学習指導案や教材の発掘と発信

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