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社会科通信「なんでやねん」(公民的分野)2019年度版HEADLINE

 ここで紹介するのは、「なんでやねん」(社会科通信)の2019年度版です。
                 1990年代の「なんでやねん」(地理・歴史・公民)にはここをクリックしてください。
                 2016年版の「なんでやねん」(歴史・公民)にはここをクリックしてください。
                 2018年版の「なんでやねん」(歴史・古代まで)にはここをクリックしてください。
次の一覧表のタイトルをクリックすると「なんでやねん」を表示します。
                  №1号(先頭)から見る
公民的分野(2019年度)    
 №  タイトル  分類  概要  発行年月日
 45 「情報」の「ウソ」を見破ろう  教材:公民 世界地図上で日本の真東を考える課題。情報を正しく読み取るための知識活用を考える教材。 2020/2/29
 44 学年末試験 公民の試験範囲について  学習スキル 学年末試験の試験範囲と学習ポイントを解説した。 2020/2/23
 43 もしも国民皆保険でなかったら  教材:公民 社会保障の意義と持続を考えるための資料として、国民皆保険制度の果たす役割を読み取る教材。 2020/2/20
 42 社会保障を持続する方法はあるのか グループで考えよう  教材:公民 巨額の財政赤字を克服しながら、少子高齢社会が進行する中で社会保障を持続できるのか。グループ学習で考えるための課題を提示した。 2020/2/20
 41 日本の財政 歳入(税収)よりも、歳出の多い状況が続いている  教材:公民 最新の財務省の統計を使用して、日本の財政の現状と課題を読み取るための教材を追加した。 2020/2/13
 40 国債残高をどうすればよいかグループで考えよう  教材:公民 増え続ける国債残高の解消方法をグループで考えるための教材。最新の財務省の統計を活用した。 2020/2/7
 39 所得格差の現実をふまえて公正な増税を考えよう  教材:公民 所得税の公正な増税を考える手順と、考えるためのための教材として、所得格差が読み取れるグラフを提示した。 2020/1/30
 38 課税所得331万円の人は、課税所得330万円の人より手取りが少なくなるのだろうか?  教材:公民 所得税の累進課税の疑問に答える教材。所得税を増税するとすれば、どんな方法が公正かを考えるグループ学習のための教材を提示した。 2020/1/30
 37 課題作文「自分が社長なら利潤をどう配分するか」のまとめ  学習スキル 2学期期末試験の課題作文「自分が社長なら利潤をどう配分するか」の採点基準と代表作品を紹介した。効率と公正の視点を踏まえて、会社経営をどうするか。君が社長ならどうする。 2020/1/7
 36 成長のあとが見える「思考力・判断力」
効率と公正の二つの側面から考えることには課題が残る
 学習スキル 2学期期末試験の試験結果と出題のポイントをまとめた。 2019/12/20
 35 2学期期末試験 公民の試験範囲について  学習スキル 2学期期末試験の試験範囲の予告。重点学習項目を伝えた。 2019/12/2
 34 経営者になって、利潤をどう配分するか考えてみよう 教材:公民 グループ学習のための課題。ケーキ会社の利潤をどのように配分するかを考える。企業側の利益と労働者の貢献度をどのように評価するか。効率と公正をどのように理解しているかがキーポイントか。 2019/11/22
 33 知っておこう最低賃金法 教材:公民 令和元年度の最低賃金を紹介しつつ、最低賃金制度の概要を解説した。 2019/11/21
 32 増え続ける非正規労働者
不利な労働条件で働く非正規労働者
教材:公民 今日の労働市場では非正規労働者が年々増加している。非正規労働者は正規労働者に比べて極めて悪い労働条件で働いている。それらを厚生労働省の統計資料から読み取る。 2019/11/21
 31 日本の労働時間は短くなったのか
過労死・過労自殺の背景にある労働時間帯を読み取ろう
教材:公民 日本の労働時間は短くなったと言われているが、それは本当か。過労死や過労自殺との関連が強いの残業時間はどれくらいの時間帯か。厚生労働省の最新版(令和元年版)の資料から考える。 2019/11/18
 30 やってもやっても仕事が終わらない 教材:公民 2015(平成27)年12月25日に、一人の女性社員が自殺した。過労自殺だった。繰り返される過労死・過労自殺はなぜ起きるのか。 2019/11/15
 29 過労死をうむ背景を考えよう
「おとうさんへの手紙」
教材:公民 1990年2月に40歳の夫を過労死で失った。残された妻と二人の子どもたちの「手記」から過労死の悲惨さを学ぶ。 2019/11/15
 28 課題作文「将来の自分の家計簿を考える」のまとめ 学習スキル  2学期中間試験の課題作文「将来の自分の家計簿を考える」の採点基準と代表作品を紹介した。あわせて、一人暮らしで働くことの厳しさを家計簿を通して考える話題を提供した。 2019/11/08
 27 巨額の資金を「株式」発行で集める株式会社  教材:公民 日本国内の大企業はどれ位の資金を集めて生産活動をしているのだろうか?データから読み取る。 2019/10/25
 26 同じように働いても賃金(給料)に格差がある  教材:公民 労働者の賃金格差の実態を、学歴別・性別・企業の規模別に比較して考える。 2019/10/24
 25 よくできました中間試験
「ノート整理」のしかたと、「整理する時間」で成績の差が出た
 学習スキル 2学期中間試験の試験結果と出題のポイントをまとめた。 2019/10/21
 24 2学期中間試験 公民の試験範囲について  学習スキル 2学期中間試験の試験範囲の予告。重点学習項目を伝えた。 2019/10/7
 23 契約すると法律的な権利(債権)と義務(債務)が発生する  教材:公民 契約自由の原則の意味と、契約の法律的な意味を解説した。併せて、日常生活上の行動を通して契約の効果について考える話題を提供した。 2019/9/20
 22 10年後の自分の家計を考えてみよう  教材:公民 27歳の単身世帯の平均的な家計を参考に、10年後(24歳)の自分の家計を考えよう。日常生活をお金の使い方を通して考える。 2019/9/14
 21 課題作文「飢餓問題に私たちは何ができるか」のまとめ  学習スキル 期末試験の課題作文「飢餓問題に私たちは何ができるか」の採点基準と、代表作品30人分を紹介した。 2019/7/17
 20 よくできました期末試験
「知識・理解」と「資料活用技能」では力量を発揮した しかし、「社会的思考力・判断力」には課題が残る
 学習スキル 1学期期末試験の試験の結果を集約した。 2019/7/9 
 19 危機的な状況の時にこそ優しさを
(優しさを先に)
 教材:公民 危機的な状況の時こそ、弱者優先の考え方を基準に自分たちのとるべき行動を考えたい。グループ学習の様子で見えた課題と、その解答例を紹介した。 2019/7/9 
 18 1学期期末試験公民の試験範囲について  学習スキル 1学期期末試験の試験範囲の予告。重点学習項目を伝えた。 2019/6/27 
 17 巨大地震が発生した
避難所に届いた「弁当」をどう分配するか?
教材:公民  対立から合意、効率と公正を考えるためのグループ学習用教材。巨大地震に見舞われた町の避難所に届けられた弁当をどのように配分するか。  2019/6/24 
 16 民法が改正され、満18歳で成人に
ー法律(ルール)は変更されることもあるー
教材:公民  民法の改正で成人年齢が満18歳に引き下げられたことと、成人年齢の引き下げに伴う効果を紹介した。  2019/6/17 
 15 日本国憲法と民法(親族編) 教材:公民  家族に関する法制度の条文を教材として紹介した。日本国憲法と民法(親族編)の主な条文。 2019/6/17 
 14 婚姻届を書いてみよう
出生届を書いてみよう
教材:公民  自分が家族を作るための最初の法的な手続きは「婚姻届」の届け出。婚姻届と出生届の重要ポイントを教材化した。  2019/6/17 
 13 持続可能な社会を実現するために
食料問題を考えよう
教材:公民  国連の「持続可能な開発目標」の第2目標の「飢餓をなくそう」を実現するために、私たちのできることを考えるための教材を提示した。  2019/6/10 
 12 持続可能な社会を実現するために 教材:公民  持続可能な社会を学ぶ教材として化石燃料の可採年数を教材として紹介した。併せて国連の「持続可能な開発目標17」を紹介した。  2019/6/7 
 11 課題作文「少子化を克服する解決策はあるか」 学習スキル  1学期中間試験の課題作文「少子化を克服する解決策はあるか」の評価基準と優秀作品を紹介した。 2019/6/6 
 10 「公民」での初めての中間試験の結果 学習スキル  1学期中間試験の結果をまとめた。  2019/6/3 
 9 少子化の原因と対策を考えよう 教材:公民  少子化と女性の社会進出はどのような関係にあるのか、男性の家事労働や育児参加はどうあるべきかなどの資料を紹介した。  2019/5/24 
 8 公民の試験範囲(1学期中間試験)について 学習スキル  1学期中間試験の試験範囲と重点項目を紹介した。  2019/5/20 
 7 ついに、65歳以上の人口が総人口の4分の1 を超えた
少子高齢社会の原因と問題点を考えよう
 
教材:公民  少子高齢社会の現実。若者の未婚率の高まりをどのようにとらえるか。新聞報道を教材にした。 2019/5/17 
 6 情報化社会を生き抜くために必要な「学力」は何か 教材:公民  情報化社会までの歴史と社会を整理した簡易型の年表と、情報化社会を生き抜くために必要な学力について示した。  2019/5/16 
 5 野菜の自給率は、本当はもっと低い  教材:公民  日本の野菜の種が地球規模で育てられていることを教材として日本の農業のグローバル化を紹介した。  2019/4/18 
 4 低い食料自給率  教材:公民  わが国の食料自給率の低さからグローバル化を学ぶ。  2019/4/18
 3 グループ学習・議論の仕方と作文の書き方   学習スキル 社会科的な思考方法を身につける方法としてトゥールミン・モデルの説明をした。  2019/4/12 
 2 「天ぷらそば」は「和食」と言えるか   教材:公民 天ぷらそばを通して「食文化」と食料自給率を学ぶ。  2019/4/11 
 1 「公民」で何を学ぶのか   学習スキル 公民的分野の学習目標と学習内容の概説をした。  2019/4/11 

 「なんでやねん」は、教材提示装置ですが、同時に子どもたちの発信する情報を受けとめるための装置でもあります。また、社会科通信「なんでやねん」は、子どもたちと私が共に育つための記録係であり、双方向の情報交換ツールです。
 前作の「なんでやねん」同様、この社会科通信を通して、社会科の学習目標、評価基準や評価方法まで中学生に公開しています。それは、評価は人を育てるためにするものであるという私の信念に基づくものです。
 そもそも、評価基準や評価方法は、教員の独占物ではなく、子どもたちの学習の到達目標を指すものです。学習の主体である、子どもたちが評価基準を具体的に手に入れていないと、学びそのものが空虚なものになると思います。学びのゴールが評価基準に示されているからです。
 子どもたちには、単に受験のために勉強するのではなく、社会科で学ぶことを、自分の人生や生き方につなげながら学び取って欲しいと思います。それが、現実の生活で出会う社会問題を乗り越え、生き延びるための「生きる力」として、社会科の学力が役立つでしょう。


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