試験問題「人権思想と憲法の意味」HEADLINE
【観点】
【問題】 1992年実施
次の表を完成し、各問に答えなさい。
(1) ①②④の3人の啓蒙思想家の主張は、近代民主主義の重要な考え方を支えたものである。彼らの主張は、わが国の日本国憲法に生かされているか、否か。Yesか、Noで答えなさい。
(2) 次のうちで、誤りはどれか。(答は1つ)
ア 国民の基本的人権を保障する規定をもたない憲法は、実質的な意味で憲法ではない。
イ 法律は、憲法を実現するものである。
ウ 三権分立のねらいは、権力の横暴から国民の基本的人権を守ることである。
エ 市民革命で多くの血を流し命を失ってかち取られた基本的人権と、日本国憲法の基本的人権は根
本的にちがうものである。
オ 憲法に違反する法律は無効である。これは憲法の最高法規性から説明される。
(3) 次のうちで、誤りはどれか。(答は1つ)
ア 自由を求める者は、他人の自由を尊重する義務がある。
イ 個人の尊厳は民主主義の基本的な理念である。
ウ 職業を選択することは、公共の福祉に反しない限り自由である。
エ 権利は、正義にかなう要求のことである。
オ 個人主義と、自分さえよければ他人はどうでもよいと考える利己主義とは同じである。
(4) 次のうちで、正しいのはどれか。(答は1つ)
ア 今日のわが国では、政治は法律にもとづいて行われなければならない。
イ 民主政治は、国民の間におこる利害を調整する役割をもっている。
ウ 経済の自由が保障されているので、政府は経済政策を行えない。
エ 政治権力は、命令や強制をする権力であり、民主政治には不要である。
オ 教育や社会保障は個人的なものだから政治とは無関係である。
【解答・採点基準】
表中の解答 ① ジョン・ロック ② モンテスキュー ③ 法の精神 ④ ルソー ⑤ 人民主権
(1) Yes (2) エ (3) オ (4) イ
「公民的分野の試験問題一覧」に戻る
「評価問題の部屋」に戻る