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試験問題「平安貴族の暮らしをどう思うか」HEADLINE

【観点】
  • 関心・態度

【問題】
1994年実施
 平安時代の貴族のくらしについて、君はどう考えるか。自分の考えを説明しなさい。
 なお、文を書くにあたっては、民衆の生活との関連で考えること。今日のわが国の文化との関連も考えて表現することができれば、なおよい。




【解答・採点基準】
7点満点
◎ 単なる感想文では採点対象とならない。◎論理矛盾は、減点2点。
◎ 以下の論点につき、具体的にふれて、自分の考えを表現すること。
① 平安時代の貴族の生活の具体的な姿を指摘している。たとえば、寝殿造に暮らし、和歌や様々な行事を楽しんでいたり、迷信や因習にとらわれた生活をしていたことなど。
② 貴族の生活に「ひま」があり(生産労働をしないため)、そのありあまるような時間の中で、女流文学に代表される国風文化が生み出されるようになったことなどを指摘している。
③ 貴族の豊かな生活を支えていたのは、農民の労働であり、農民の生活はひさんなものであったことの指摘がある。
④ 今日の生活との関連で、平安時代の文化をとらえている。たとえば、「かな」が日本の文化を大きく成長させ、われわれは、その文化があって、豊かな生活を築くことができていることなど。
以上の論点が概ね表現されていれば、1論点につき2点。なお、採点は加点法により行う。



【子どもたちの答案・作文 授業で使用した教材など】
子どもたちの答案「作文」の代表作品



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