本文へスキップ

「疑う力・考える力・生き抜く力」を育てる社会科授業を提案するサイトです。

試験問題「原始時代と現代生活を対比して考える」HEADLINE

【観点】
  • 主体的に学ぶ態度

【問題】
2018年実施
 原始社会(石器時代)の人々の暮らしを学んで、現代の私たちの暮らしをあなたはどのように考えますか。具体的な事実にもとづいて、自分の考えたことを説明(作文)しなさい。



【解答・採点基準】
 次の各論点につき2点を加点する。採点は加点法をとり、誤字脱字は減点対象としない。ただし、論理矛盾については、-2点とする。複数の文章の記述内容が、相互に矛盾している場合は、1つの文章のみを加点する。
① 主な道具が石器しかなかった時代の祖先が、様々な工夫を重ね、自然環境の厳しさと闘い、生きのびたから自分の生命があるなど、私たちの生命や存在そのものが歴史的存在であることを筋道を立てて具体的に説明している。
② 石器を体験したことをふまえて、石器を製作することの難しさや利用する際の難しさなどについてふれて、石器時代の人々の暮らしが苦労と工夫の連続であったことを、筋道を立てて具体的に説明している。
③ グループ学習で学んだ際のテーマと友達の意見を紹介し、自分の意見との違いを明確にした上で、自分の意見を具体的な例をあげて根拠を示し、筋道を立てて説明している。
④ 文字のなかった石器時代の技術変化はゆっくりで、道具の改良に何万年もの長い時代がかかったことに対して、文字の発明により技術の高度化と文化の急速な変化がもたらされたことにふれて、今日の自分たちの社会や生活の豊かさが、文字や情報技術の歴史的な発展に支えられていることを、筋道を立てて具体的に説明している。
⑤ 今日の私たちが食べている穀物や野菜などは人類の数百万年の歴史の中で発見されたり、改良されてきたことにふれ、自分たちの暮らしが人類の過酷な歴史によって築かれてきたことを、筋道を立てて具体的に説明している。
⑥ ①~⑤以外のことであっても、人類の歴史(石器時代)について学んだことと、今日の社会や自分の暮らしの具体的な事実とを対比して、歴史的な関連性について筋道を立てて具体的に説明することができていれば、加点する。
⑦ 満点を10点とするので、5つを超える論点の記述があっても、10点を超えて加点しない。



【子どもたちの答案・作文 授業で使用した教材など】
子どもたちの答案「作文」の代表作品


「歴史的分野の試験問題一覧」に戻る

「評価問題の部屋」に戻る