試験問題「戦後日本の民主化」HEADLINE
【観点】
【問題】 1996年実施
次の文章は、戦後の民主化政策を説明するものである。図を参考にして、( )内に適語を入れて、文章を完成しなさい。
アメリカの賠償委員長ポーレーは、次のように報告した。
「( ア )は日本における( イ )をおこす最大の潜在能力である。あらゆる征服と侵略を可能にしたのは彼らであった。 … ( ア )は日本の(
ウ )主義に対し、( ウ )主義者自体と同じく責任があるのみでなく、彼らは( ウ )主義によって莫大(ばくだい)な利益を得たのである。 … (
ア )が解体されないかぎり、日本人が自由人として自身を統治できる望みはほとんどなく、( ア )の続くかぎり、日本は( ア )の日本であろう」と。
この報告を受けて、総司令部が指令を出して、経済の民主化の1歩が進められた。これが( ア )解体である。
戦前・戦中において、( エ )・三菱・( オ )・安田の4大( ア )は、日本の全国会社資本の60%近くを、支配していた。植民地の台湾・朝鮮・満州などの(
カ )は、工業原料として、( ア )の支配する工場に送り込まれたのである。
戦争が始まると、( ア )の大工場では軍艦・戦車・戦闘機など多くの軍需品が生産され、それらの軍需品は、軍隊(国家)に売られたのである。こうして、(
ア )が、戦争によって、大きな利益をあげる構造があったのである。( ア )解体は、この構造を解体しようとするものであった。
しかし、同時にこれは、アメリカに敵対した日本の強力な( キ )力を弱める目的もあわせもつものであった。
【解答・採点基準】
ア 財閥 イ 戦争
ウ 軍国 エ 三井
オ 住友 カ 資源・原料
キ 経済
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