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試験問題「沖縄戦は国内唯一の地上戦だった」HEADLINE

【観点】
  • 知識・理解

【問題】
1998年実施
 次の文中の( )内にあてはまる適語を、下の語群から選び、文を完成しなさい。

 沖縄戦の特徴をまとめると、沖縄戦とは、1931年から始まる( 1 )の末期におこった日米最大の戦闘で、日本国内でおこなわれた唯一の( 2 )である。そのため、住民をまきこんだ沖縄戦での戦闘は、日本の歴史のなかでも最もむごたらしいものであった。この沖縄戦の特徴をまとめると、次の4点に集約することができる。
 第1に、勝ち目のない“捨石作戦”であり、一億玉砕をも辞(じ)さないとする大本営の方針にそった、( 3 )のための時間かせぎの戦闘であった。それは、( 4 )(=天皇制)護持(ごじ)を最大の目的としていた。
 第2に、一般住民をまきこんだ国内唯一の地上戦が行われたために、軍人よりも( 5 )の被害が多かった。その原因として、①米軍が上陸する前に、精鋭部隊が台湾に引き抜かれていた。②守備軍の首脳は、水際作戦ではなく、( 6 )をとった。③首里の守備軍の司令部が、南部の( 7 )に撤退した。④( 8 )が避難していた洞窟(ガマ)や、食糧を、軍人や兵隊が奪った。などが考えられる。
 第3に、軍事物資も軍人も国民を総動員して供給するという( 9 )体制の地方版として戦われた。
そして、第4に、住民が信頼していた( 10 )による住民殺害事件が多発した。ことなどをあげることができる。

語 群
   国体   地上戦   本土防衛   民間人   天皇   15年戦争   空襲   住民
   摩文仁   日本軍   持久戦   国家総動員




【解答・採点基準】
1  15年戦争    2 地上戦     3 本土防衛   4 国体    5 民間人    6 持久戦
7 摩文仁    8 住民    9 国家総動員    10 日本軍


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