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2005年コスモスの写真集

 コスモスの便りを待ち望んでいたところ、逆に「清住」のコスモスが台風と雷雨で大打撃を受けたとの悲しい便りが飛び込んできました。コスモスが花の季節を迎える頃は台風が上陸しやすい時。大きく伸び、花を咲かせたコスモスには、災害から逃れる術はありません。今年のコスモスも天候との戦いでした。
とよのコスモスの里 三田市下槻瀬 神戸市総合運動公園 仁川フラワーガーデン

豊 能 町
「 とよのコスモスの里」
大阪府 豊能郡 豊能町   2005年9月23日(金)
 この連休、空いているのはこの日だけ。残念ながら秋雨前線が居座り、南海上には2つの台風。決して晴天を望める状態ではありません。そして、もっと心配なのがコスモスの咲き具合。そろそろ見頃ということですが、少し早すぎる気もします。前日のピンポイント予報では、豊能町は12時〜3時の間に晴れる予定。運を天にまかせて「とよのコスモスの里」へ。
背丈以上に伸びたコスモスに囲まれた通路を進むと、お馴染みの看板。カカシも迎えてくれました。よく咲いてはいますが、まだ蕾も多く満開になるはもう少し時間が必要と思われます。  コスモスの里に着きはしたものの、空は雲に覆われ、時々薄日が射すだけです。そのわずかな瞬間を狙って歩きまわり、急に暑くなったことに気付きます。そう、天気予報が的中したのです。12時を過ぎる頃から、青い空が増え始めました。山を背に太陽を受けたコスモスが急に元気を取り戻したように思えました。
 おかげさまで、今年は花のアップだけに終わりませんでした。それでも、形のいいのだけは押さえました。  気まぐれなコスモスは、何時もこちらを向いてくれるとは限りません。後姿とは言え、透き通った花びらはその風格を感じさせてくれます。   秋の空は変わりやすいと言う言葉どおり、青空に恵まれたのはわずか1時間程度でした。それでも、今年は早々と青空を背に咲き誇るコスモスに出会うことができました。「燃え上がれ!燃え上がれ!秋の空へ。花いっぱいに日を受けたコスモスが咲き乱れる。」

三 田 市
「三田市 下槻瀬の転作田」
三田市下槻瀬   2005年10月10日(月)午前
 2005年のコスモス第2弾は、三田市の下槻瀬の転作田を訪ねました。10月10日は東京オリンピックが開催された晴れの特異日。期待をしていましたが、曇り時々雨の空しい予報。とは言ってもこの日を逃すことはできません。不安を道連れに曇り空の下の出発となりましたが、現地での1時間余りは太陽が顔を出し、満開のコスモスを堪能することができました。
 幸運は天候だけではありませんでした。コスモスに留まる「アゲハチョウ」を写すことができたのです。コスモスの写真集ではよく見かけますが、「アゲハチョウ」を見かけることさえ少ない上に、広大なコスモス畑の中の撮影地のすぐ傍に留まってくれない限り写すことはできません。これは写真の腕ではなく、運があればこそ写すことのできた一枚と言えるでしょう。
 おかげさまで、この一枚で運はすべて使い果たし、次の訪問地の亀岡市へ向かう道中は雨に見舞われ、雨こそ上がったものの、期待をしていた「夢コスモス園」・「観光コスモス園」共に花の盛りは過ぎていて、車中からの見学に終わりました。亀岡市の二つのコスモス園は、来年のお楽しみとします。
 

神戸市総合運動公
「コスモスの丘」
神戸市須磨区緑台  2005年10月16日(日)午前
 今年の神戸市総合運動公園のコスモスは遅めという情報がありましたので、ダメを承知で訪ねました。電車の中からコスモスの丘を見ることができるので、そのまま引き返す覚悟もしていました。ところがまだまだ、コスモスは健在。逸る気持ちを抑えながら、陸上競技場を横目に坂を上ります。
 まだ蕾もあるけど、やはり盛りは過ぎていたようで、元気をなくした花もかなりありました。あと3〜4日早ければ、見事な咲き具合に出会えたと思います。  時々薄日が射す程度で、澄んだ青空をバックにした写真を撮ることができませんでしたが、色とりどりのコスモスを十分に楽しむことができました。
 この下を神戸市営地下鉄が走っています。毎日コスモスを眺めながら通勤できればどんなに幸せでしょう。  ここは、「ひまわり畑」です。コスモスとひまわりが同時に咲く様子は、今まで見たことがありません。  赤、白、黄色のコスモス。でも、チョット変わったコスモスも見たいなと探していたら、コスモスのお世話を続けておられるボランティアの方が教えてくれました。シーシェルです。このコスモスの丘で育ったのはこの1株だけだったそうです。
  これはロゴではありません。帰りに見かけた看板です。今年は新しいコスモス畑には行けませんでしたが、どこのコスモスも私たちの来るのを待っていてくれるんですね。

西 宮 市
「仁川フラワーガーデン」
西宮市仁川町6丁目  2005年10月23日(日)午前
 2005年の最後のコスモスは、西宮市の「仁川フラワーガーデン」です。ここは2年前、追悼のコスモスで訪れた場所です。「ゆりの会」のメンバーが兵庫県の「全県花いっぱい運動」に協賛し、フラワーガーデンとして生まれ変りました。  今日はコスモス祭りの日。楽しみにしていたのですが、午前中は小雨に見舞われ、傘を差しながらの撮影となりました。それでも、雨に濡れるコスモスもチョット風情があると思いませんか。
 雨宿りを兼ねて、「仁川百合野町地すべり資料館」を訪ねます。地すべりの監視と共に、土砂災害の恐ろしさを伝え続けています。  土砂に埋もれた敷地から5mも上の石垣に、10年を経過した今も、張り付いた土砂が残っています。すぐ上はアスファルトの道路で、このような土は近くにありません。  時間があれば、午後のオカリナの演奏を聞きながら、もう少しコスモスを楽しむことができたのですが、午後の予定を変更することができないため、射し始めた薄日に後ろ髪を引かれながら、おみやげのコスモスを手に仁川フラワーガーデンを後にしました。震災とコスモス。「コスモスの詩」のテーマであるこの場所は、これから定番の訪問地になりそうです。

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