買っただけで満足してしまう本がある。
あとでちゃんと読む場合もあるが、パラパラとしか読まない場合もある。
だけど、絶対手元には置いておきたくなる本。
私はこれらを「持ってるだけで幸せ本」と名付けている。
この「持ってるだけで幸せ本」に出会ってしまった時は、必ずといってよいほど私はニヤニヤしている。
「やられたなぁ。たまんないなぁ。」と、腕を組みながらテヘへと首を何度もかしげてしまったり、時には、前へならえをした先頭の子供のように両手を腰にあて、意味もなく雄々しく本屋中をながめてしまったりするのだ。
怪しすぎる…。
この本がまさにそうで、最初に見た時はほんとにワクワクして、チロッとページをめくっては「いや〜ん…。」とニヤニヤ、テレテレしまくっていた。
この本はタイトルが「和の菓子」なだけあって、和菓子の写
真、そしてその和菓子の名前とちょっとした説明がほとんどを占める本なのだが、これが実にいい。
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