<いいスッポンを見分ける>
<スッポンを料理して4分の1世紀>
良い すっぽんを 選ぶ目安 は 甲羅の色 基準とされるのは黄金色、中には緑をおびた黄金色もある。あまり黒っぽいものはよくない。 大きな斑点のあるものも良くない。 裏の 腹側は 白いものが良いが、青白くては 貧血気味でよくない、いくらか 黄ばんだ白さがいい。 形は 厚みがあって ふっくらしていて、丸みは下のほうが少し広がっているほうがいい。 えんぺらはしなやかに伸びていて、厚みがあるほうが良い 同じ大きさのもので比べると 重量感のあるほうが こくがある。出荷されている 大きさは 500g〜1kg大きい分には 1.2kg 程度が 良しとされている
一匹単位で 調理に使う関係上、800〜900gに 人気が集まる。 外観の良い すっぽんは 大方の場合 中身もよい。甲羅を外そうと 包丁を入れたとき いいものは ダンボールを さくっと切る感じである。甲羅を外したら 脂肪の色見る 黄色いものがいい。 この色は天然の すっぽん を求める消費者側の願いなのである。 中には白く ろうそくみたいなものがあって 脂肪もぱさつき、よくない。
いい スッポンを 見分けるには 足の付け根をもって 脂ののり具合を判断するが いいと思ったものは おろしても、(四つ解き)炊いても、必ずいいものである。
すっぽんは 目で見て、触れてみて感覚で分かるものである。
すっぽんの質を決める三つの条件
質の良い スッポンは、育てられる 背景から違う いい スッポンは 良い稚ガメを選んで 良い餌を与え 住みやすい 環境で 育てられたものだ。 種、えさ、環境 これら三つの条件が揃えば よいスッポンができる。種の問題は 親ガメによって 稚ガメの質が決まってくる いい親からいい子が生まれ種は姿に現れる。南方系(台湾や東南アジアなど)の血が入っていると良くないそうです。
(青色、深い青色のスッポンは良くない)
『南方系は だしが出来ないので きらわれている。』 卵は 若い スッポンのものでは良くない!
3、4年以上に 成熟した 親の卵が良い。 そのためには常に親用の良い すっぽんを確保していなければ ならない。 すっぽんは一夫多妻、オス、メス、の割合も 良いスッポンを作る 決め手になるそうだ。
えさ は当初、うなぎと 兼用の 業者もいたが、それでは 思うように 食べてくれなかった。今では スッポン 専用に 開発された 配合飼料を 使用している。この配合飼料を ベースに 自分で工夫したものを プラスしなければ 脂の黄色みが出ない。クローバの 粉末を加える 人牧草の粉末を入れる人など、 思い思いのものを 加えている。
大分県内の 水面漁業試験場の 話によれば 脂の黄色みをだすためには カロチンの多いものを与えることで、くず野菜を使う養殖業者が多いという。この場合繊維質があまり よくないので 野菜をジューサーにかけたり、固いものは ボイルして 使っている。いずれにしても 新鮮なものでなければならない。スッポンの 配合飼料の内容は、白身魚の粉末、アルファー化 した ジャガイモ澱粉、ビタミン、ミネラル、大豆、トウモロコシ、植物油、等である。 スッポン自体の脂が 植物油に近い質のものなので、飼料に入れる 油も淡白な 植物油でなければ 吸収しないという 実験結果がある。
また、油の含有量を 多くしても すっぽん は必要以上には 吸収しないことも分かっている。ブロイラー 魚類の 養殖もののように 脂が のり過ぎるという 心配はない。昔の 養殖すっぽんは脂が 臭かったりしたので 取り除いたが、近年の養殖技術の進歩、改善によりスープに入れても 臭みがなく、こくがでるから使ったほうが良いと、最近は支持されている。すっぽんを育てる 環境は、露地池か、加温地、という育て方も含まれるが、他に、水質、水の環境、加温養殖の場合の 温度管理など、スッポンの 成長を妨げない 環境づくりが スッポンの質を決める。
スッポンを 四つ解きし 取り出した 良質の卵です、卵の黄色みが濃いのは 良質のすっぽんの証しです。(美味しい逸品です)
天然,すっぽんの卵の醤油漬け、6月〜7月の,抱卵した,天然すっぽんから取り出した,新鮮な卵を八方地に漬け込みました、ご来店時に,すっぽんの卵の醤油漬けの,有無をお尋ねください、すっぽんの卵醤油漬け,は,グルメ中のグルメと言っても過言ではありません、大変美味しく、食べたくても食べれない,珍しい,旨い!,料理です,「 美味しんぼーの世界です 」 プリンプリンです。卵は量がなく少量しか,仕込めません。天然すっぽんの卵,醤油漬けに,あたれば,美味しさ,独り占めです。白みに八方地の味が入り表現出来ない美味しさ、リピータさんが多い商品です。
月と鼈
なぜ月とすっぽんを良し悪しの好対照にしたかは定かではありませんが、一説には、昔は日本中の河や池、湖沼に生息し、泥の中で 泥に汚れて丸いもの〜すなわち すっぽんで、好対照の・・夜空を見上げれば美しい満月も丸く、泥の中の丸いもの、鼈を悪に仕立てたという説で綺麗な物を良しとする風潮から、すっぽんは良くないもの、夜空の丸いお月さんは良い物とした説が有力です。広辞苑では・・・月 と すっぽん とは丸いところは同じだが、全くかけ離れているところから 二つのものの間に 非常に差のあることのたとえ と記してあります。
|