C#/SQL Sixth of Programming memorandum


HOME > C#/SQL Sixth

TableAdapter Commandの作成法

2014年11月21日
15:29
1.ネットおよび書籍

 検索をかけていると@ITの「連載:Visual Studio 2005によるWindowsデータベース・プログラミング:第3回 テーブルアダプタの基礎1~3」(http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0703/23/news158.html
という記事にたどり着いた。2014年の今、2005年かと思いながらも他に資料もないのでじっくり読ませていただいた。
 そこには、テーブルアダプタについて図解を交えながら詳細に解説があり、データセット・デザイナの仕組み、独自クエリの追加方法が記載されている。これにより、ある意味自由にテーブルアダプタのコマンドが作成できる。
 次に参考になったのが、やはり@ITの記事で、@IT>Insider.NET>BOOK Preview>VS 2005によるWebアプリケーション構築技法>7.6 データアクセスコンポーネントの開発(http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/bookpreview/vs2005webapp_07/vs2005webapp_07_01.html
である。Pabe3以降に”型付きデータセット”、*.xsdファイルの取り扱い、ビジネスエンティティコンポーネント(BEC)の利用、テーブルアダプタへのクエリ追加、ウィザードベースで定義できないクエリの扱い(partialクラスの活用)等について詳述してあり、非常に勉強になった。ネットには一部しか掲載されていないので、日経BP社発行の「Microsoft Visual Studio 2005による Webアプリケーション構築技法」を購入して熟読した。

webアプリ構築技法.png 本書は、接続型データアクセス、非接続型データアクセス、テーブルアダプタへのクエリ追加、接続文字列、データバインド、2階層型自動データバインド、3階層型自動データバインド、特殊クエリの実装法、後勝ちルールの適用、業務排他制御の作り込み、楽観同時制御の作り込み、業務排他制御の実装方法、他ユーザーによるデータ変更の検出方法、楽観同時実行制御の実装方法(更新衝突検知)、等々実に有用な情報が盛り込まれている。
 全くの初心者の私が読んで、おそるおそるコードを書いて実験し、実際に思った結果を得るのにどれだけ役に立ったか。ここでのテーマではないが、同時実行制御などデータベースの基本的な取り扱いであるので、知らなければ実用的なデータベース・アプリケーションは作成できないといってよい。その意味で、実用書として大きな価値を持つ本である。残念ながら、どのような理由からか近年、このようなプログラミング上有用な情報を記述した書籍がないのは、私のような素人プログラマーにとっては学習の機会がないという意味で、また何故か、ネット上にはほとんど、肝になる大切な情報は載っていないという不思議な状況の中で、唯一の解説書である。