65の手習
これは2015年8月以降のGTK3.0を用いたCプログラミングに関する覚え書として綴ったものです。
その前に、C#でのデーターベースプログラミングに関する覚書を書くべきなのですが、少し前の話なので現在進行中のアレコレを優先して、文字通り老人の覚書として記したいと思います。
この間の経過
定年退職後、63歳から株式会社TCEでの仕事を始めて、自分なりに何か創っていきたいという思いから、プログラミングを始めました。25年ほど前にC言語でのプログラムを短期間行ったことがありますが、私の本業(数学教師)ではなくその後はPARADOXを用いたDBシステム(入試管理は本業)を構築したくらいで、プログラミングからは離れていました。
経験的にDBはある程度分かっていましたので、SQLサーバーを用いた会社の業務用DBをクライアント・サーバー型で構築しようと、無謀と言える取り組みを始めたものです。選んだ言語はC#でした。C言語と似ていることと最近のトレンドかなと思ってのことでした。(詳細はこの後)
GTK3.0に取り組んだ理由
上述のDB完成後、我が社の大きな業務である中古パソコン・サーバーのリファビッシュの過程でPCの機器情報取得およびHDDデータ消去を行わなければいけない関係上、可能ならそのためのソフトを開発して欲しいと要望されたことでからです。
WindowsのHTA、***等でスクリプトを組んだり、いろいろ試みたが、最終的にWindowsではHDDデータの消去は不可能であるとの結論に到り、Linuxを用いれば簡単に実現できることが分かったので、2015年5月からLinuxについて調べ、まずは、スクリプトを用いてPCの機器情報の取得およびHDDデータの消去ソフトを作成しました。全く知識のないところから始めたので、3か月を要しました。
思惑通り、Linuxは並列処理ができるので、4台の異なるインターフェイスのHDDを同時に処理できることを確認しました。
ただ、コードがオープンですので、何とかできないかという注文でC言語への移殖に取り組み始めた次第です。
GTK2.0の例題はあるが3.0はない
AnjutaやGradeという統合開発環境があるので簡単!かと思いきや、Entryに入力したデータの取得方法やイベント取得がうまくいかなかったり、どんなに調べてもその辺りの解説が見つからず、統合開発環境を諦めて、手打ちでいこう!と決意したのが8月。
ところが、GNOMEのサイトで調べるほどに????。2013年以降は新しいプログラミング方法?に従うことが勧められているとかで、main()関数の書式から異なり、ウインドウに設置するウィジットの設置方法まで変更されており、一方、コーディング例を探すと両者のコーディングが入り乱れて、どれが正しい方法化初心者には全く理解できない状況でした。
自分のための覚書
65歳になって高齢者という身分になると老齢基礎年金や付加給付というものがもらえるようになりました。その喜びもつかの間、今度は介護保険料の請求や国民健康保険に切り替えた支払でほとんどがお上に巻き上げられるとはつゆ知りませんでした。若い人には今から個人年金の積み立てや何かで、自己防衛の準備をしておくことをお勧めします。
話は何かといえば、65歳にもなると認知症になるのではないかと恐れるほど物忘れが激しくなります(ひょっとすると実際進行しているのかもしれない)。3日前に書いたコードは覚えていないのです。新しく調べたり、アルゴリズムを考えたりすることで困ることはありませんが、コマンドなどは何回も同じものを調べなおしたりすることになります。
若い人、若いころとの違いは、学習したことを記憶にとどめて、蓄積して、それらの組み合わせでロジックを構成していくという事が出来ないのです!ワーキングメモリが完全に破壊されており、短期の記憶ができません。老化とはこういうことだと悟りました。
Linux上でGUIを駆使してプログラミングをする人はほとんどいないのかもしれません。いくら調べてもNET上にはGTKの実用的なラジオボタンやチェックボタンの使い方が載っていません。
仕方なく自分で開発することになりますが、上述の通りすぐに忘れてしまうので、覚え書に残し、もし参考にされる方があれば、参考に供しようというのがこのHPの趣旨です。







