阪神・淡路大震災から28年

今年でコロナウイルスは3年目、非常事態宣言は解除されているものの
感染者数は減少していません。
阪神・淡路大震災の関連行事への影響は続いています。

1.兵庫県立舞子高等学校 2.ギャラリーわびすけ  3.西宮震災記念碑公園
4.安全の日のつどい 5.東遊園地  

1.兵庫県立舞子高等学校  2023年1月13日(金
    兵庫県立舞子高校では、毎年この時期に1.17震災メモリアル行事が行われています。今年は「阪神・淡路大震災を忘れない〜21世紀を担う私たちの使命〜」と題して開催されました。舞子高校は遠距離のため、体育館で行われるメイン行事には参加できないことが多かったのですが、今年は少し時間は過ぎましたが、講演会を聞くことができました。今までは専門的な話が多く、私の思いと異なることもあったのですが、東日本大震災を経験した人は、私と同じ思いになっていることが分かりました。
 次は毎年変わることのない私の話です。コスモスの詩のCDの頭部分を聞いてもらい、最終は「1月17日」を歌いました。28年が過ぎ、今の子どもたちの気持ちがどうなのか理解できていないかも知れませんが、私自身があの時に戻った気持ちで話しました。
 

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2.ギャラリーわびすけ  2023年1月13日(金
 今までは、なんとか時間を作って「ギャラリーわびすけ」を訪問していましたが、JR舞子からなら直通で甲子園口へ行けることに気づき、昨年から、舞子高校の帰りに行かせてもらうことにしました。
 今年の「ギャラリーわびすけ」では「絵で伝える震災の記憶」展が開催されていました。私も震災写真は何枚か写しましたし、展示会で写真をよく見ました。しかし、今年は震災の絵が展示されていました。確かに写真は現場そのもの伝えてはいますが、撮影者の心が写っているとは限りません。絵は作者の気持ちそのものです。作者は今までに数々の賞を受けておられ、長年続けておられるとのことで、わずかな時間でしたが、震災の記憶を呼び戻すことができました。

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 2023年1月17日(火) 28年目のメモリアルデー


  3.西宮震災記念碑公園
 震災経験は西宮市でしたので、1月17日には西宮震災記念碑公園に行きたいと思っています。親族を失ったわけではありませんが、阪神・淡路大震災を経験した者として、亡くなった方々へ思いを感じることのできる場だと思っています。
 それでも、ここ数年は涙をこぼしていません。この場所で、小声ではありますが「1月17日」を歌いながら涙をこぼしていました。あの日を忘れてしまったのでしょうか。
 そんな時、新聞社の方から声をかけられました。報道の方は遺族の思いを記事にしようと集まっています。「私は遺族ではありません。」と言うと、ほとんどの方は引き下がってくれます。それでも、この時間にこの場所にいることが不思議に思えたのでしょう。震災の経験を尋ねられました。こうなれば私の話は飛び出します。新聞社の記事にならないことは分かっていますが、当時の経験を話しました。
 新聞社からの連絡はありませんでしたが、19日、それが記事になっているのを見ました。遺族の想いだけでなく、震災の記憶を伝えることの必要を感じてくれたようです。

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  4.ひょうご安全の日のつどい

 今年のメモリアルウォークは王子動物園近くからの短いウォークで復活しました。それでも出発地点への交通が不便なため、「ひょうご安全の日のつどい」の会場である人と防災未来センターへ直行しました。毎週訪れている人防ですが、普段は自分の担当場所のみとなりますので、今日は各所の見学をすることができました。そしてウォークで参加すると時間が遅くなり、あまり会場の様子は見れない安全の日のつどい会場です。今回はゆっくりまわることができ、毎週なぎさ公園で見かけている防災船の内部が見学でき、地上災害しか想像しない私には、海上で行われる救助について新しく知ることができました。安全の日のつどいへ参加できたからこそです。
   いよいよ「ひょうご安全の日のつどい」の始まりです。昨年は一般来客の明確な場所表示もありましたが、随分と離れた入口に行くまではそれが分かりませんでした。確かに来客が少なかったこともありますが。その上、来賓席はビニールテントに覆われ、今年はモニター映像もないことから、主賓のあいさつ等、全く見ることができませんでした。それでも、「しあわせ運べるように」の合唱は、何とか小学生の顔を見ることができ、小声で一緒に歌うことができました。開催について不満を感じていましたが、この時だけは、1月17日にここへ来て良かったと思いました。
 つどいが終了に近づき、献花ガ始まります。来賓の人数が多く、一般の献花までかなりの時間を待ちました。それでも、自分の献花の時には、震災で亡くなった方々に何とか私の思いが伝わるよう祈りました。
 

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  5.東遊園地

 人と防災未来センターから歩くこと30分余り、いよいよ本日最後の目的地となる東遊園地です。今年も工事進められており、遊園地に入れるのは今日だけだと聞かされました。ただ、東側の歩道から入れて、昨年のように迷うこともなく、希望の灯りへすぐに行くことができました。今年は一般向けの花は用意されておりませんでしたが、亡くなった方々への祈りに変わりはなく、じっくりと手を合わせ、冥福を祈りました。。
 「希望の灯り」と「慰霊と復興のモニュメント」へのお参りが終わると、東遊園地の竹筒です。昔に比べると本数は減っていますが、この時間ならゆっくりと灯りをともすことができました。もちろん、今年も紙筒で造られた灯籠も多数ありました。
 最後は休憩場所となっているテントへ。本当は私もこの催しを手伝わなければならないのですが、西宮市の震災記念碑公園へは朝に行きたいので、こんな時間に顔を出すだけになってしまいました。
     

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 阪神・淡路大震災から28年目のメモリアルデーが終わりました。今年はコロナウイルスによる非常事態宣言もなく、もっと自由にできるはすでしたが、コロナ感染者や死亡者の数は減ることなく、去年以上の状態でコロナ禍は続いています。このような1日になるのは仕方ないのではないでしょうか。
 年数の経過とともに、開催される行事が減り、私の参加できる所は限られてきました。私も、もっと動かなければならないのかも知れませんが、一人でできることには限りがあります。2年後にはなりますが、震災30周年でなんとか頑張りたいと思います。

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