さなぎからウジ虫が出てきた
さなぎになっても、必ずアゲハチョウに
なれるとは限りません。
卵と同じように、幼虫やさなぎに
寄生する虫がいるのです。
さなぎからウジ虫が出てくるのを見ると
とても気持ち悪いですが、
これも自然の一部です。
寄生バエ
寄生バエは、ミカン科の植物の
葉に卵を産みつけます。
アゲハチョウの幼虫が
葉といっしょに寄生バエの卵を
食べてしまうと、寄生バエが
しらないうちに幼虫の体の中で
成長します。
そして、アゲハチョウがさなぎになると体中を食いつぶして、
ウジ虫となって外に出てきます。
ウジ虫がブランコのようにサナギから出てくるのを見ると、びっくり仰天してしまいます。
寄生バエはしばらくするとまっ黒のさなぎになり、10日ほどで成虫になります。
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