7月27日に三沢を破ってチャンピオンになって以来、ノアを引っ張っているのが秋山準です。
現在GHCヘビー級に就けるのは秋山の他には三沢・ベイダーくらいというのがノアの現状ですので、最低でも小橋の復帰までは(小橋がいきなりGHCに挑戦できるくらい回復しているのがどうかは分かりませんが)チャンピオンでいて欲しいものです。
また秋山は自身の行動力を生かして、新日本の東京ドーム大会に2大会連続でメインイベントに出場することになりました。
ノアの他の選手があまり自ら動こうとしない中、この率先しての行動は評価できると思います。
しかし! しかしです!!
正直言って、あまり盛り上がっていません。
ノアのチャンピオンが新日本プロレスのリングに上がるわけですから、もっともっと盛り上がってもいいと思うのですが、「団体の威信をかけての対抗戦」ではなくて「秋山−永田の友好ラインを通じての交流戦」というスタンスのため、こじんまりとしてるんですよね。
私は以前に秋山のことを「すごく目立つ助演」と表現したことがありましたが、それがチャンピオンになった今でもあまり変わっていないわけです。
それを最も如実に表していたが、9月5日に行われたGHCヘビー級の初防衛戦です。
タイトル戦なのに地方会場、挑戦者決定トーナメントのメンバー、などを考慮すれば、あの秋山vs本田戦は盛り上がった方だと思います。本田のベストマッチと言える内容だったと思います。
それでも、三沢に「とっとと引退しろ!」と言って喧嘩を売るとか、ノーフィアーに「一人じゃ何もできねーだろ」と言って抗争を開始させるとか、もう少し大きなことをできたと思うのですが…。本田に花を持たせて、それだけで満足してしまうようでは、プロレス界全体を引っ張るようなレスラーにはなれないような気がします。
小橋が復帰すると、ノアの中心の座をあっさり小橋に譲ってしまうこともありえそうですので、歴史に名を刻むチャンピオンになるためにも、万人が「ノア = 秋山」と見なすような活躍をして欲しいものです。
全く話は変わりますが、今年の秋山の言動の中で、最も印象に残っているのは「どこぞのボンクラ編集長」発言です。
以後、この編集長は“ケンファー佐藤”から“ボンクラ佐藤”というふさわしいニックネームに変わったわけで、この歯に衣着せぬ発言は秋山のキャラクターをよく表していたと思います。
ちなみに、ボンクラ佐藤にこれだけ辛口だったのは小橋の影響なのかなぁ、というのは勘ぐり過ぎでしょうか?
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