次の日(Next Day)

    公園にて

河川敷に向かう途中にある小さな公園

ブランコが2つ 滑り台が1つ 誰にも使われていない砂場が少し

二人がけの木のベンチが3つ並んでいる

「この公園では、キャッチボール サッカーなど

         ボールを使う遊びは禁止です」

そう書かれた長方形の看板がブランコの横に立っている

小石をひとつ拾い上げて、看板に向かって投げつける

トンっという音をたて小石は跳ね返される

看板の真ん中についた白い傷跡 少し誇らしかった

子供達の声がだんだん近づいてくる

僕は逃げるように公園から走り出した

公園から伸びる階段を昇り

家に続く林道を走りぬけた

道々に蝉の亡骸が無言で転がっている

今日は晴れ

暑い日ざしが黒色の髪を衝く

いくつものグループにわかれ

バラバラに西に流れていく雲

一羽のカラスが飛べない僕を

あざ笑うかのように自由に飛んでいく


3話へ