The First Day
河川敷にて
家から自転車で約15分の場所
名が分からないから「雑草」で片付けられてしまう草花が
物寂しげな雰囲気を演出している
その草木に隠されるようにひっそりと佇んでいる端の方が
欠けている石の階段を静かに降りて
土のグランドの上に寝転がった
決められた規格に沿って埋められた
野球のベースが右手に見える
今は、もう使われる事なく土をかぶり
白いベースが茶色に飲み込まれている
たまに吹く風が土をもてあそぶ
風が僕を超えていく時
少し土が僕の眼に入ってくる
涙が少しでた
でも、流した涙は土だけのせいじゃないことを
僕は知っている
上空に眼をやると、薄暗い空の中を白い雲が
ゆっくり左に進んでいく
グォ〜〜〜〜ン 大きな音をたて
雲の中を飛行機が飛んでいく
今日は雲が1つにまとまりすぎている。
離れてポツンと寂しそうな雲がない
曇っているのだから仕方がない
雨のにおいがする