阪神・淡路大震災から15年

阪神・淡路大震災から15年! 周年記念事業も目白押し!
今まではごく一般の参加者だったけれど
今年はちょぴり違った1月17日となりました。   
 1.阪神・淡路大震災写真展  2.四川大地震写真展  3.震災モニュメント巡り  4.尼崎市橘公園
 5.西宮中央商店街  6.西宮震災記念碑公園  7.東遊園地  8.神戸新聞松方ホール

  1.阪神・淡路大震災写真展 西宮市甲東ホール  2010年1月16日(土)
 今年は、西宮市の主催で「阪神・淡路大震災写真展 〜震災から15年 あの日を忘れない〜」が開催(1/14〜1/24)されました。多くの写真は既に市のホームページの「震災写真情報館」で公開されていますが、こうやって展示されると迫力が違います。家族で訪れ、震災を知らない子どもに伝える風景が見られる等、15周年として意義深い展示会だったのではないでしょうか。また、職員の撮影した写真のみでなく、寄贈を受けた写真も展示され、市民も参加しての展示会でした。

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  2.四川大地震写真展 ギャラリーわびすけ  2010年1月16日(土)
 昨年までの「ギャラリーわびすけ」は、個人が撮影した阪神・淡路大震災の写真でしたが、今年は2008年の中国四川大地震を写真とビデオで伝える催しでした。展示された写真はJICAのプロジェクトで参加された芦屋市の教員の方のもので、撮影が目的ではなかったとは言え、あの日の記憶に重なるものがありました。国は違えど、惨状はまったく同じ。まだまだ支援が必要なことが伝わってきました。
 また、ビデオでは地震直後の悲惨な状況が写しだされ、逃げてはいけないのだけれと゛、チョット刺激が強すぎました。

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  3.震災モニュメント巡り  2010年1月16日(土)
 ここ数年はメモリアルデーに震災モニュメントウォークをスケジュールに入れていましたが、今年は時間的に余裕がないため、前日のモニュメント巡りとなりました。初めて訪問したゆずり葉緑地の鎮魂の碑前では、記帳所が設けられ、献花の行事が行われるそうです。新しいモニュメントは、近々「震災モニュメントを訪ねて」に掲載する予定です。
高木八幡神社 かぶとやま荘 ゆずり葉緑地 宝塚神社

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  4.尼崎市橘公園 鎮魂の祈りとかまくら  2010年1月16日(土)
 今年は横手市から招かれた「かまくら職人」の手による「かまくら」が造られるということで、夕方の5時46分をめざし、尼崎市の橘公園へ向います。すでにかまくらは出来上がっており、雪合戦をする子どもたちの声が溢れていました。5時30分頃から点灯が始まり、ロウソクを持った子どもを写そうと報道陣のシャッター音がいそがしく続きます。気が付けば6時を過ぎています。今年は黙祷がありませんでした。市長も参加されていましたが、「鎮魂の祈り」はどうなったのでしょうか。15年が過ぎたとは言え、決して忘れてはならないのが亡くなられた方々への思いです。イベントの開催を続けながらも、本来の心が無くなっているのが残念です。伊丹市に続き、尼崎市も。もう前夜に参加する催しは無くなりました。

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    2010年1月17日(日) 15年目のメモリアルデー


  5.西宮中央商店街 「生きろ」の森つくり

 西宮中央商店街の大時計のモニュメントでは、震災祈念時計移設にともなう阪神・淡路大震災15周年祈念事業として、「生きろ」の森プロジェクトが行われていました。生きろプロジェクトは、近代美術家の森本貴博氏の呼びかけで行われており、「生きろ」と描く催しが、世界30ケ国以上で開催されているとのことです。「生きろ」の森となった「えびすステージ」は、並べられた竹笹に七夕の短冊のように、「生きろ」と書かれた紙が吊るされていました。字を書くのが苦手な私ですが、下手な字で「生きろ」と書いて参加してきました。昨年も5時46分に参加しましたが、時計の移設があったため、今年もメモリアルデーはここがスタートとなりました。

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  6.西宮震災記念碑公園

 西宮中央商店街で5時46分を迎えたため、西宮震災記念碑公園は既に静けさを取り戻していました。15周年ということで、今年はお参りの人も多かったということです。車の温度計では外気温は氷点下。手袋をしていても指先が痛いくらいでした。雨になったこともありましたが、今年の天気は上々。寒さの中で15年を振り返りながら朝を待ちます。この公園は朝日の見える場所ではありませんが、記念碑の上の空が色づき、メモリアルデーの始まりを実感させてくれました。
 今年も西宮市職員労働組合が献花の配布を行っており、テントの中で暖を取らせてもらい、次ぎのスケジュールへ。今年は人出も多く、用意していたカーネーションは昼前には無くなったということです。

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  7.東遊園地

 一昨年に一度だけ朝の集いに参加しましたが、普段はどうしても通過点となりがちな東遊園地。今年は余裕を持って、夕方までの時間をここで過ごすことにしました。今年は原点に返ってと、少し小さめではありますが「1995」の竹筒が加えられていました。昼間とは言え、訪問者も多く、慰霊と復興のモニュメントの地下にある瞑想の空間は満員電車の状況でした。
 東遊園地で過ごす時間が長かったため、「希望の灯」前での「しあわせ運べるように」の合唱に参加することができました。今年はなぎさ小学校児童の合唱を聞けなかったので幸運でした。ただ、歌い始めるとこの曲はどうしても涙が出てしまいます。歌の途中で時々声を詰まらせる有様。悲しい曲ではないけれど、どうしても震災を思い出してしまうのです。

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  8.1.17メモリアルコンサート「竹下景子:詩の朗読と音楽の夕べ」

 15年周年記念日の最大の思い出です。コスモスの詩の創作以来、震災をテーマに書き続けてきた詩の最終作となる「コスモス」が1.117メモリアルコンサート「竹下景子:朗読と音楽の夕べ」に入選し、竹下さんに朗読してもらえたのです。1月17日は私なりの一日を通してきましたが、今年はそうではありません。メモリアルウォークを飛ばしたり、チョット違う動きをしたのもこれがあったからです。
 私の詩の朗読中、竹下さんが少し声を詰まらせました。一番前の席で聞いてしましたが、その時の会場の雰囲気の変化を感じました。「胸の奥に仕舞うより、伝えねばならないものもある」これが、震災を経験した私の、これからの務めだと再認識しました。
神戸新聞松方ホール 受賞者と記念撮影

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 1月17日は長田で暮れる。それが長年のパターンでした。しかし、今年は神戸新聞松方ホールで日暮れを迎えました。阪神・淡路大震災に寄せる「四季の花」の終曲となる「コスモス」の朗読を聞きに行ったからです。詩は発表されましたが、曲の練習はこれからです。メモリアルデーは終わりましたが、合唱で発表する震災15周年は今日がスタートです。

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