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なんだこれ? 大人が子供に向かって「保証、保証」って。 世の母親は子供が「学校に行きたーい!」とガッツポーズで叫んだら喜ぶはずではないのか? なのに「どうせ冬になったらカゼでもひいて体育だろうと国語だろうと、一日くらいは休むやろ?同じ休むんだったら病気で休んでも遊びで休んでも一緒やろ?」といった、悔しいけれど少し理にかなった、わけのわかんない理屈をこねて、子供をねじ伏せたのである。 さらにこの時の母の返答の速さはどうだ?こんな言葉がスラスラ出てくるなんて、まるではじめから考えていたかのようではないか。 母にしてみれば「ふん、どうせそんな言葉が返ってくると思ってたよ。ひねりのない子だねえ。もっとこっちにも頭を使わせておくれよ。」といったところだろうか…?
結果は目に見えていた。これ以上の会話は不可能だし必要もない。 金曜日、とぼとぼと足どり重く車に乗り込む私がいた。
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