おっとっと、春が近いと思っていたら意外と寒さが逆戻りの昨今。ご機嫌いかがですか?体調は崩れてませんか?僕は、疲れ気味の体調を九州で癒してきたという感じです。宮崎、大分のライブに参加して下さった方々、ありがとうございました。お陰で僕はまたまたエネルギーを頂きました。

 宮崎に入ったのはライブ2日前の夕。一泊目だけ、前から一度訪れたかった為さんの実家に泊りました!あの掛け替えのないキャラクターを育んだ場所へ足を運んだわけです(笑)。広い家で、さとうきびも育てているという噂の庭にも感動。青春のかけらが見え隠れする為さんの元部屋も楽しかったなぁ。その窓からは日向灘が見えて、爽快。ライブでセッションする地元ピアニスト大西さんとのリビングルームリハーサル(笑)も、何だか学生の頃の文化祭前夜を思い出すような微笑ましさ。近所B級グルメツアー(?)にも連れていってもらいました。ライブ前日はライブ告知のプロモーション。行く先々でメディアの方々が為さんとの交流を喜んでいて「ミュージシャンとして東京と地元宮崎の橋渡しをしたい」という為さんの心意気を感じました。ライブ当日も為さん関係の方々が沢山いて、絆の強さに感服。今は背の高い為さんが、その昔は小さかったそうで「為さん」ではなく「為ちん」と呼ばれているのが可愛かったですね。

 打ち上げで当日のライブをちょいとシビアに反省していた僕らだったんだけど、帰りのコンビニで身も知らぬカップルから「うまく言えないですけど、今日すごく幸せでした」と声を掛けられて、どこかしら救われた気になった僕達。大分の本番が次の日。早起きして、スタッフ含め野郎6人で車移動。勝手なイメージでは「近い」と思っていた大分も、車で4時間もかかりました。それはそれで大変でしたけど、何だかバンドワゴン的幸福感があって道中は豊かでした。自然を感じながらの車窓と、未来の夢の話し(格好良く言い過ぎかぁ?)でテンション上げて大分へ。今回お世話になったブリックブロックは僕と同じ15周年。その建物は100年くらい前に港の倉庫として建てられた渋い煉瓦造り。ライブハウスなのに響きが最高!そして、今回共演した大分のゴスペルグループ「GRACE」はとても暖かでした。代表のメグさんとはシンガー仲間。今は地元大分にもどってGRACEを引っぱっています。いつか一緒にやりたいね、とず〜っと語っていたのが実現しました。う〜ん、やっぱりあきらめずに願っていれば「願いの本質」というのは叶うもんだなぁ、と実感。今回初めてゴスペルグループ(クワイヤーといいます)をバックに歌う機会が与えられたんだけども、これはもう癖になりそうですね。一体感とか、連体感とか、そんなものを肌で感じて、とっても楽しく気持ちいいものでした。

 3/27の夜桜聖夜にも影響しそうだなぁ〜。ライブ直後は妙に幸せを感じたテンションになっちゃって、何ていうんだろう、、充実感一杯でした。そして、GRACEのメンバーの至れり尽せりのもてなしにも恐縮。また必ず共演したいです。

 そうそう、実はベーシストデビューをしてから、今回の大分ライブが記念すべき10回目のステージとなった中山さんは特に幸せそうでした。そうだよねぇ、、数年前には想像もつかなかった自分の姿なわけで、そしてそれは心のどこかで望んでいたことなわけで。帰りの車中でも充実感がみなぎってました。今までの「出来」の云々よりも、やってきた事「自体」にひたひたと充実感を持ったそうです。中山さんの横顔も清々しかった。為さんにしても、中山さんにしても、角度は違ってもやっぱり「純粋」なミュージシャンだなぁと再認識。理屈じゃなく、やっぱフィジカルだなぁ。

 あまり時間をあけずに、また九州ツアーをチャレンジして行こうよ、という意見でまとまったんだけど「俺さ、夏の九州は苦手でさ、、だってぇさ、大きいクモがでるじゃん」(?)と、柄にもない妙な意見を為さんが発しているので、、、もしかしたら秋以降かな?熊本とかを増やしたり、地元の山口なんかも加えて「歌い旅」したいのが今の目標です!
2004/03/04 陣内大蔵


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