みなさん、暑いですがお元気ですか?体調には十分気をつけてくださいね!!
ところで先日地元で行われている「山口きらら博」に行ってきました。当日は遠方からも沢山のファンの方が来てくれてとっても嬉しかったです。今回はその「きらら博」の裏(?)レポートを書こうと思っております。
僕達が山口入りしたのは前日14日の夕方です。さっそく僕以外のみなさんは夕食をとりにいきました。僕は宇部市役所の前で行われていた「きらら博宇部市の日前夜祭」に出演するために出かけていきました。会場はものすごい湿気と虫!
なんだかそのナントカ(?)虫が異常発生したとのことで祭の色々な照明にたかりまくり、、、。ステージ上も大変なことになっていました。港がすぐ近くなので風はなんとなく海の香り。遠くにあった昔の宇部での夏祭りの思い出が彷彿としてきましたね。浴衣着てドキドキしながら、ゲタずれの痛さもそっちのけで過ごした思い出、、でも浸っているひまもなく地元のバンド「満天堂」の人達と「空よ」を歌わせて頂きました。事前の練習を一度もしていなかったのにも関わらず彼等とのセッションはうまくいきました。そのバンドはヴァイオリンありトロンボーンあり和ものパーカッションありと普通のロックバンドとは違うノリで、いつもと違うアレンジメントで歌えて面白かったです(感謝)。急いで夕食の会場に移ってみんなと合流しました。すでにひと盛り上がりあったみたいで、皆すっかりなごみあっていて安心しました。自分の地元に来てもらってノリが悪くなってはいかんぞ!なんて気になってましたけど全然大丈夫で(そのお店のファンキーなおかみさんのお陰も大きいですけど)その後も美味しい魚をつまみながらひとしきり楽しんだあと明日へ向けみんなでホテルへ帰っていったわけです(2次会組みもいましたけどもアーティスト3人は後ろ髪をひかれながらも翌日の為に引き上げました)。
さあ、当日は大変です。アーティスト3人はお昼に会場に行けばオーケーなんですけど音響の人やバックミュージシャンなんかは午前中から準備です。経過の連絡をとりつつ僕も会場入り(ステージが思ったより蒸すということを聞いてギターの為五朗は途中電気屋に寄って小型扇風機を購入。僕も買っておけばよかった、とあとで後悔するはめになる)。初めて行く「きらら博」の会場にはちょっとビックリ。僕が知っていた道など何もなく全てが新しく(あたりまえか、、)もう地元って感じではなかったですね。サウンドチェックやリハーサルが始まりますけれども、トークショウやフィナーレの打ち合わせもあって思うように胸の内が落ち着きません。あっちいってこっちいってしているうちに時間が迫ります。色々な事情があって全てのスケジュールを時間通りに進めないといけないというのが絶対条件で、直前までバタバタしていました。開場とともに予想以上の沢山のお客さんたちが来て下さっていました。会場のスミから覗いてみた僕は一安心。さあさあ、着替えなければ、、、。あっという間にトークショウが始まりイベントスタート!「宇部市」について宇部市長と西村知美さん(地元出身)と僕とで語るという企画。まるでノリの方向が違う3人でしたが(笑)、噛み合ったのか噛み合ってなかったのかを省みるまもなくライブスタート。トップバッターは「永井真理子」ちゃん。「ちゃん」なんて言い方してしまいましたが、落ち着いた彼女の大人の女性の存在感はとても心地よかったですね。一緒にステージにたつのは10数年ぶり。3曲程歌ってもらったあとにデュエットタイム。’92に彼女に提供した「You and I」を歌いました。僕がこの歌を人前で歌うのはほとんど初めてでしたけど、彼女の勢いのお陰でなんとかやれました(自分で作っておきながら、そのメロディーの音階の幅に参ってしまった。真理ちゃんごめん。今まで歌いずらかったでしょ)。 さあ、お待ちかね「佐藤竹善」さんの登場。4年ぶりのSLTのアルバムを作っている忙しいなか来てくれました。何回か一緒にイベントをやってますけれど、いつ聴いても生竹善(?)は良いですね。おっと、歌に酔いしれているまもなくデュエットタイム。長野松本で一緒に歌ってからくせになっている「Every breath you take」(ポリス)を一緒に歌いました。竹善さんと2人でステージに立つといつまででも「しゃべくり」を続けていきたくなっちゃうんですが、なんせケツカッチン(終わりの時間に限界があること)。今度は真理子さまを呼び込んで3人で「夜空ノムコウ」を歌いました。3人のデュエットに関して選曲に悩みましたけど、とっても気持ちがいい経験でこの曲の素晴しさも分かった気がしました。さあ、竹善さんは大阪でのFMの生放送の為にダッシュで新幹線へ、真理子ちゃんにはしばし休憩をとってもらっていよいよ自分のステージ。今回は色々とバタバタしていたので、自分の曲を歌い始めて改めて我に帰りました。「わっ、自分の本番始まってんだあ〜」ってな具合にあせるあせる。でもお客さんのあったかい声援のお陰で落ち着きを取り戻しましたけれども、今度は時間との戦い。「あと20分です!!」「あと15分です!!厳守!!」なんてふうに書かれたボードが目に入ります。いっそのこと1曲すっ飛ばして余裕をもってやろうかなとも考えましたけど、なんとか行けそうだったんで続けます。そういう時にかぎって客席の中の珍しい幼馴染みなんかが目に入ったりしてもう頭ん中「うに」。なんとかフィナーレにこぎつけて、宇部市長さん、永井真理子さん、イベントに参加してくれていた子供達、全員で「深呼吸」をやりました。子供達は事前に「深呼吸」を聴いてきてくれていて、「右手左手」は気にしてたよりもバッチリ!予定していたタイミングでキャノン砲(銀のテープが飛び出すやつ)も成功。会場のみんなとも一体になれてイベントは終了しました。時計をみると予定していた終了時間の20時まであと2分という感じでした。「間に合いましたあ〜〜お疲れさまでしたあ〜」とテレビ山口の方もなんとなく涙目(笑)。僕もどっと疲れがでてきましたけど、お客さん始め参加してくれた人や支えてくれた人の笑顔で救われました。
さあっ、打ち上げだ〜!と張り切ってホテルに向かいましたけど思っていたより疲れたみたいで、残念ながら(楽しみたいのに)2次会で飲んでいる途中からこっくり、こっくり、と睡眠に入ってしまいました(笑)。3人の雨人間の為にイベント前からふった豪雨(なぜかイベントが終わったら止んでましたけど、、ハハ)以外は予定通り進んでよかったです。本当に時間をつくって来てくださった皆さんに感謝です。どうもありがとう!!まだ夏のイベン トは続きますけど今回の地元山口でのイベントは良い思い出として記憶に残るものとなりそうです!!
なお、もっとディープな裏レポートを知りたい方は当日キーボードを担当してくれた「高橋 亜土」(たかはし あづち)さんのホームページのコラムの宇部レポートを読んでみてください。結構ディープです(笑)。

http://www.kt.rim.or.jp/~benten/
2001/07 陣内大蔵


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