≪イベントリポート 〜氷上の月〜≫

 2003年が始まりました。これを読んでいるみなさんの一年が豊かなものになるように祈ってます!! 今年はどんな年になるのかな?と僕は不安半分希望半分で迎えていて、デビューして15周年になる今年に何が出来るかを考えています。宜しくです。
 さてさて、年始めに行ってきましたファンクラブイベント「陣内大蔵スペシャルライブ上諏訪温泉の旅」。ファンクラブ旅行は今年で4年連続になるなりますけど、今年も遠方からの方、初めて参加される方、沢山の方が参加してくれてとても嬉しかったです。ライブやDJの場合と少し違って毎回直接面と向かって話せたり触れあえたりするのが僕にとっても嬉しいのですが、今回もご多分にもれずとても楽しかったです。

 今回の場所は長野県の上諏訪温泉。RAKO華乃井というホテルでした。湖畔にある綺麗なホテルで気持ち良い時間がすごせました。諏訪湖が全面凍結していて何だかピリリとてましたね。「おみわたり」という湖面の氷に筋が入りそれがせり上がって両岸をつなぐという神秘的な現象が今年は見込めるみたいで、一目みたらそれとわかるような出来たてのプチおみわたりが見受けられました。両日とも天気が良かったのも手伝ってか、10階の僕の部屋から見下ろす諏訪湖は冬の眩しさを持ってました。

 夕食時からイベントは始まり「ライブ」や「質問コーナー」、「プレゼント抽選会」に「ツーショット撮影」等ひとしきり盛り上がってから恒例?の「各部屋巡り」敢行。楽しかったです。歌を歌うので夕食をあんまり沢山食べていなかった僕を気使ってくれたスタッフが軽い夜食を食べさせてくれました。全てが終わったのが夜の12時を軽く過ぎていた頃だったでしょうか?「もうちょっとお酒でも飲みます?」という優しいお誘いを後ろ髪ひかれながらも丁重にお断りして部屋に戻りました。実は次ぎの日の早朝にアメリカンフットボールNFLスーパーボールの準決勝があったんです。部屋のTVで見られることが判明したので少し早めに寝たかったんです。知っている人も沢山いると思いますけど、映画にもなった「タイタンズを忘れない」。その大好きな「タイタンズ」を応援したくて生放送を見るつもりでした。
 
 朝の6時に目覚ましをセットして寝ようとしたんですけど、これがなかなか寝付けない。しょうがないから(?)ちょいと寝酒をあおってみたりしていたんですが、窓の外の月明りが妙な色をしていたのでそぉっとレースを開けて見るとびっくり。とろ〜んとなりかけていた目も思わずぱっちりと覚めてしまいました。その10階の窓の真正面くらいに月があって、山の際に向かって沈もうとしていました。その日の月はいわゆるハーフムーン。その月光が少しオレンジ色がかっていたんですが、諏訪湖に反射してるんです。凍っている諏訪湖に反射しているものだからよく見るとそれはまるで鏡にでも映っているような奇麗な光の道ができてました。対岸の方からこっちへ向かってすぅーっと伸びているその光が同じようにオレンジ色。ほら、よく海に月光や夕日の光が伸びてその波間に光が動いて奇麗なことってあるでしょう?僕もそれは大好きなんだけども、よぉーく見ると凍っている湖ですから反射している光がちらつかないんですね。おまけにまだ薄い凍りで覆われているのでその上に雪なんかは降り積もっていない。例の「おみわたり」とは違う昼間には見えなかった細かい氷の筋なんかがその光を沢山横切っているんです。それでね、なんて言っていいのか、、、何だかサウンドを感じたんですよ。もちろん窓は開かないしそんなサウンドは存在しないんですけども、眺めていたらこう何というか静寂の音っていうか張り詰めた緊張の音というか、、、まぁ言葉ではうまく言えませんけど、確かに感じたんですね。とっても印象に残る光景でした。僕の「素晴しい光景ライブラリー インマイマインド(?)」にしっかりと収めました。しばらく見とれてましたねぇ。う〜ん、あの時感じたサウンドをいつか形にしてみたいなぁ。

 さて、結局そんな深夜だったので早朝は余裕がなくて、入ろうと思っていた温泉にも入れずじまい(涙)。でも試合観戦はしましたよ。すごい試合でした。攻防入り乱れての好試合。3時間以上も続いて、オーバータイム(延長戦)に突入したところで集合時間。結果が気になりながらも最後のイベント「オルゴール作り」。諏訪大社手前の「奏鳴館」へ(さすが歴史ある大社。ちらりと見えただけでも趣ありました)。色々と見学させてもらったあとに、工作室でオルゴール作りました。思っていたよりも微妙なむづかしさがあってハマりましたね。指導してくれた山崎さんという方が僕に「TAIZO」とロゴが入ったオルゴールをプレゼントしてくれたりして(感謝!)あっというまに時間が過ぎてしまいました。結構参加してくれた皆さんも真剣に作業していて、去年の「蕎麦打ち」とはまた一種違った有意義さでした。
 
 なごり惜しいお別れの時がきて皆さんと別れました。ホテルへ帰って、持参していた器材や荷物を車に詰め込みいざ帰路へ。そこにアメフトファンの友達からの電話があって、タイタンズが勝利したと聞きました。「よかったよかった」。無事にイベントが終わった喜びと相まった僕は、朝から何も食べていなかった自分の体においしいお蕎麦をプレゼントして諏訪をあとにしたのでした。。。
 「行きたかったけれども、今回は参加できそうもないので楽しんできてください」というようなあったかいメッセージも沢山いただきました。お陰で充実した時間がもてましたので、今回チャンスを逃した方々もまたの機会にぜひ盛り上がりませう〜!!
2003/01/16 陣内大蔵


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