デモらのパソコン奮闘記


Chapter 1 「すぐ直るやろ」

まず初めに言っておきますが、私のパソコンには2つのOSが入っていました。(「いました」と
過去形になってるのは、今は3つのOSが入っているからです)。Windows2000(※)
Windows98(Second Edition)ですが、2000中心に使っていました。

(※)主にビジネス用途向けのOS(オペレーティングシステム)で98/ME系に比べると安定性が
   10〜30倍くらい高い。最近は対応ソフトも多いが、ゲーム関係には弱い。

理由その1
Windows2000は98より遙かに安定性が高い。
メモリが十分にあれば20個ソフトを立ち上げても不安定になることはありません。2000を
インストールしてから、今回のトラブルに見舞われるまでの4ヶ月間でフリーズしたのは数回
程度です。


理由その2
Windows2000は複数のCPU動作をサポート。
Windows98には無い機能です。私のパソコンにはCPUが2つついているので、98を
使うことはすなわち、1つのCPUが無駄になることを意味します。2つのCPUが同時に
処理を行うことにより、複数のソフトを同時に使っても動作が遅くなったり、反応が鈍く
なったりすることはありません。1度体験したら病みつき!?



今回のトラブルは98では確認されていません。98も結果的にクラッシュして起動しなくはなり
ましたが、原因は全く別のものです。以下Windows2000のみで確認されたトラブル内容です。

初めは

起動直後にフリーズ。何度か再起動を繰り返すと安定

という症状だったのですが

フイルムスキャナ使用中にフリーズ。再起動させても、スキャナ利用できず

という症状も現れ、ついには

起動に10分以上かかり、起動後も何もしないのにフリーズ多発

という手の終えない状態になり、修理を始めた直後に

起動途中でフリーズ、何度試しても起動せず

いわゆる「クラッシュ」状態に陥りました。


ここでWindows2000をあきらめて、98に乗り換えるという方法も考ええられましたが、
DualCPUとWindows2000の快適さはあきらめられません。初めは

「すぐ直るやろ」
「部品1つ変えればえーやろ」

という気楽な考えだったこともあり、多少お金を使っても直すことに決定!
ただ、こんな症状のまままともに使えるわけはなく、しばらくはWindowos98で我慢することに。



トラブルの原因として、真っ先に疑ったのが電源(※)です。

(※)最近の一般向けWindows用パソコンの殆どにはATXタイプという電源が使われていて
   同じATXタイプであれば交換可能であることが多い。


理由その1
それまで使っていた400Wの電源では、私のパソコンの高負荷に耐えられない。
5台のハードディスクとCD-ROM・CD-R(※1)・DVD-ROMドライブ、4枚のメモリ、
5枚の拡張カード(※2)、さらに2つのCPUは市販のパソコン(電源容量150〜200W)の
3〜4倍の電力を要する。しばらくは頑張って耐えてきたが、早々に寿命が来てしまった?
98で問題ないのはCPUが1つしか機能しないので、消費電力が小さいからという説明が付く。


(※1)CD−Recordable(Drive)の略。外見はCD−ROM(ドライブ)と何ら代わりは
     ないが、市販のCD-Rメディア(1枚50〜100円)を使って自分でCDを作ることができる。
     データやオーディオCDのバックアップ等に使われている。価格は¥10000〜
     25000程度。


(※2)音を出すためのサウンドカード、パソコンにビデオを録画するためのビデオキャプチャカード等、
     様々な種類がある。値段も数千円から数十万円までピンキリ。


理由その2
メモリ・拡張カード等、他のハードウエア(機器)が原因である可能性もあるが、Windows98は
問題なく稼働しているので、それらが原因であるという説明が付かない


理由その3
トラブル直前にソフトをインストールしていないこと、ソフトを立ち上げいなくてもフリーズする
ことから判断して、特定のソフトが原因になっている可能性が低い。



という、極めてロジカルな根拠で電源が原因になっていると断定。換装することにしました。