デモらのパソコン奮闘記


2001年8月下旬、私がメインで使っているパソコンが
トラブルに見舞われました。4月の大改造以来、
きわめて安定稼働していたのですが、ある日を境に
突然フリーズするようになり、ついには起動不能に・・・

約2ヶ月間の孤軍(?)奮闘の末、11月5日ようやく
元通りの環境に復活しましたが、多大の¥と時間が
費やされました。

ここでは、私がそのトラブルをいかに克服し、11月5日
完全復活に至ったかを、時間を追って描いてみます。
全てを読み終えたあなたは、一流のパソコントラブル
シューターになっている。。。かもしれません(笑)



〜Introduction〜

あらためて言うまでもありませんが、私のパソコンは自作、つまりパソコンショップで購入してきた
パーツを用いて、自分で組み立てたものです。自分で組み立てた、といってもそれほど難しい
ことではありません。以下、これから読み進めていくための基礎知識として、パソコンが動作する
ために最低限必要なパーツについて説明します。価格は日本橋・秋葉原のパソコンパーツ
ショップでのもので家電量販店等で購入した場合は割高になります。パソコンに詳しい方は
読み飛ばしてもらってもいいと思います。


ケース
パソコンの箱、筐体(きょうたい)のことです。5000円くらいからサーバー用の10万円
以上するものまであります。通常、電源が取り付けられた状態で売られてます。




CPU
Central Processing Unit=中央演算処理装置のことでパソコンの頭脳に当たります。
今ではたくさんの種類がありますが、ペンティアム系がメジャーです。価格は1万円弱から
7万円くらいです。通常1つのパソコンに1つついています。





マザーボード
メインボードともいいます。パソコンの基盤のことでパソコンの全ての部品はマザーボードに
取り付け・接続されます。パソコンのカタログ等で取り上げられることはありませんが
パソコンの安定性を左右する、最も重要な部品の1つです。価格は1〜2万円が中心ですが、
サーバー用途の数十万円するものまであります。





メモリ
直訳すれば「記憶装置」となりますが、CPUが処理をする際の「作業机」に例えられます。
(ある量までは)多ければ多いほど処理のスピードが速くなります。ハードディスクも
同じく「記憶装置」ですが、こちらはデータを保存するための「本棚」や 「引き出し」と
考えられます。種類によって値段はまちまちで、2001年11月現在、256メガバイト(※)
で2000円から12000円くらいです。



(※)バイトというのはデータを表す単位で、1ギガバイト=1000メガバイト=1000000
   (100万)キロバイト=1000000000(10億)バイトとなります。普通のCD(−R)には
   650メガバイト、フロッピーディスクには1.44メガバイトのデータが収容できます。
   例えば↑のメモリの画像は3.5キロバイトあります。



フロッピーディスクドライブ
今では目立たなくなりましたが、何かトラブルが起こった時には重宝します。
各周辺機器の多くは未だにフロッピーディスクで、必要なソフトを提供しています。
元々データ記憶装置ですが、容量が少なく、今ではCD−R(記録可能CD)にその立場を
奪われつつあります。価格は2000〜3000円ほどです。




ハードディスクドライブ
主たるデータ格納装置として使われます。Windows起動・動作に必要なデータも
この中に入っています。価格は20ギガバイトで9000円くらいからあります。サーバー用の
高級品は数十万円!




CD−ROMドライブ
説明の必要はないでしょう。Windowsやアプリケーション(ソフト)のインストール、
Audio CDの再生等に使われます。DVD−ROMドライブはCD−ROMドライブに
DVDを読み込む機能を付加したものです。価格は4000〜10000円くらい。




ビデオカード
パソコンに画面を表示するための装置(カード)です。価格は数千円から数十万円
(主に3DCG用)までバラツキがありますが、1〜5万円のものが主流です




電源
パソコンに電気を供給します。マザーボード・各ドライブ類に繋ぐためのコネクタがついて
います。ケースについていて、別途買わなくて済むケースが大半です。価格は数千円から
50000円程度です。




モニタ
説明の必要はありませんね。17インチだと20000〜50000円くらいです。液晶タイプは
数割程度割高になります。




キーボード・マウス
こちらも説明はいらないでしょう。キーボードは2000円・マウスは1000円くらいから
あります。



各種ケーブル
ハードディスクとマザーボードの接続ケーブル(IDEケーブル)、フロッピーディスクと
マザーボードの接続ケーブル、さらにビデオカードとモニタの接続ケーブルが必要です。
モニタのケーブル(2000円〜)以外は通常マザーボードに付属しています。


この他、用途によってサウンドカード、SCSI(スカジー)カード、ビデオキャプチャーカード等を
取り付けますが、それらが無くてもWindowsのインストールは可能です。市販のデスク
トップタイプパソコンも基本的な仕組みは同じですが、特殊なケースやマザーボードを
使用している場合が多いです。

パソコンの組み立てはそれほど難しいことではありません。ドライバー1本あればOK!
各部品をドライバーでマザーボード・ケースに取り付けて、コネクタを接続すれば完了!
あとはコンピューターの最も基本的な設定を行うための、「BIOS」の設定さえ間違え
なければ、合計2〜3時間ほどでWindowsのインストールまで終わります。

私のパソコンも基本は同じです。少しだけ一般的なパソコンと異なるのは、
ほぼ限界まで拡張していること、CPUが2つついていること、Windows2000を
OSとして使用していることの3点です。今回のトラブル解決においては、CPUが
2つついていることがネックとなりました。


それでは、いよいよ本題に入ります。難しそうだからやだ!と思われるかも
しれませんが、できるだけ分かりやすいように描いてますので
ごゆるりとお楽しみください(^^)