・書評・CD評

      人と社会の内なる教育力を考える・・・ 堀薫夫「成人教育の意味」を読む-1999.8.4   
      「読ませる」美術全集の心地よさ・・・ 「週刊美術館」を読む-2000.4.9
      「大雑把な理解のプロ」に「学ぶこと」を学ぶ ・・・ 遥洋子「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」を読む-2000.8.17
      「あやしさ」さえ感じさせるほどの「明解さ」・・・ 小川和志「よい評価の取り方ガイド」を読む-2002.3.21
      「聖の青春」というタイトルの重み ・・・大崎善生「聖の青春」を読む-2002.6.30   
       異界の伝達者」が描く異界の物語 ・・・ 森山東「お見世出し」を読む-2005.4.10
       (垣間見せる物語を紡ぎだす力・・・ 「デス・ネイル」を読む-2006.8.2)
       「愛の物語」としての「探偵!ナイトスクープ」 ・・・ 松本修「探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子」を読む-2005.5.26 
       (「方言周圏論」の現代の姿を提示したのかもしれない・・・ 「<お笑い>日本語革命」を読む-2011.5.22)  
       (新書の姿を借りた、絶対に放映されることのないドキュメンタリー特番 ・・・ 「全国マン・チン分布考」を読む-2019.1.12) =新作=
      「大好き」という才能が作り出 したもの ・・・ 清水ミチコ「歌のアルバム」を聴く-2005.6.20
      「大人のたしなみ」としての小博打 ・・・ 先崎学「小博打のススメ」を読む-2005.7.18
      歴史のナゾを解明するには、本人になるしかない ・・・ 南伸坊「歴史上の本人」を読む-2006.8.10
       (本人が本人というのだから、それはもう本人だ・・・ 「本人の人々」を読む-2008.8.30)
       (東京人・南伸坊の意外な弱点・・・ 「本人伝説」を読む-2012.10.6)  
      神道を好きになれそうな入門書 ・・・ 井上宏生「神さまと神社」を読む-2006.9.19   =新作=
       (神道というよりも儒教だったらしい靖国神社 ・・・ 小島毅「靖国史観」を読む-2007.5.13)
       (それぞれの土地にそれぞれの神がいることを教えてくれる神様ガイド本 ・・・戸部民夫「<日本の神様>がよくわかる本」を読む-2013.8.1) 
       (神仏習合という日本の歴史的信仰と、それを改変したもの・・・新谷尚紀監修「神社に秘められた日本史の謎」を読む-2015.9.16) 
      もっと聴いていたい「噺家の歴史」 ・・・ 桂文我「落語「通」入門」を読む-2006.11.18 =新作=
       日本の精神分析を作ることから生まれた日本人論 ・・・北山修・橋本雅之「日本人の<原罪>」を読む-2009.3.21 
       (ひらがなの筆名どうしで語られる平易な北山修の精神分析理論
                      ・・・きたやまおさむ・よしもとばなな「 幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方」を読む(2013.3.3) =新作=
      イケズって、どうしてこんなにイケ ズなんだ ・・・ 入江敦彦「イケズの構造」を読む-2009.3.22 
      いしかわじゅんは無敵で ある ・・・ いしかわじゅん「秘密の本棚」を読む-2009.7.30   
       何十年にわたって読み継がれるであろう「やおい・ボーイズラブ」研究の定本 ・・・ 石田美紀「密やかな教育」を読む-2009.8.9に加筆     
       「落語の国」の合理性から、現代社会を見る ・・・ 堀井憲一郎「落語の国からのぞいてみれば」を読む-2009.11.28  
       「トキワ荘・24年組史観」を越えるための「貸本劇画史観」 ・・・ みなもと太郎・大塚英志「まんが学特講」を読む-2010.8.29  
       超えられるものなら超えてみろ、という絶望的な挑発 ・・・ 上野千鶴子「女ぎらい ニッポンのミソジニ―」を読む-2011.2.11
       (来るなら来い、というタフで恋愛も快楽も上等な女たち ・・・ 上野千鶴子・湯山玲子「快楽上等!」を読む-2013.3.10)  =新作=
       木皿泉が確信する、ゆるくて都会的な関西文化 ・・・ 木皿泉「二度寝で番茶」を読む-2011.5.29
       (名優たちが参加したいと願う目配りの効いた脚本家の秘密 ・・・ 文芸別冊「総特集 木皿泉」を読む-2013.5.12)  =新作=
       (引き出しの多い夫がヒントを出し、妻が必死に出力をするという夫婦共作 ・・・ 「木皿食堂」を読む-2013.6.22) =新作= 
       (仕事の多様さが映し出す木皿泉の豊かな創作活動 ・・・ 「木皿食堂2 6粒と半分のお米」を読む-2015.8.27)  =新作=  
       空間を描写することで心情まで表現するマンガ家・萩尾望都によるSF小説・・・ 萩尾望都「音楽の在りて」を読む-2011.6.19 
       (多忙な萩尾望都が無名のSF作家の挿絵を担当していた理由・・・ 萩尾望都「ピアリス」を読む-2017.8.19) =新作=
       楽屋裏から垣間見た萩尾望都の創作の秘密 ・・・ 萩尾望都「一瞬と永遠と」を読む-2011.7.26  
       小長井信昌さん、あなたは偉大です。 ・・・ 小長井信昌「わたしの少女マンガ史」を読む-2011.9.24 
       持駒使用の謎を世界将棋史から導く ・・・ 木村義徳「持駒使用の謎」を読む-2011.11.12 
       面接試験を受けるかのような新しい才能としての萩尾望都 ・・・ 「萩尾望都対談集 1970年代編」を読む-2012.4.22 
       (インタビュアーと化した知の巨人と、ふと言葉にした炭坑町のこと ・・・「萩尾望都対談集 1980年代編」を読む-2012.7.29)
       (年下の表現者のファン目線を受け止める萩尾望都 ・・・「萩尾望都対談集 1990年代編」を読む-2013.1.20)
       (萩尾望都の初期作品は、若き表現者の教養であるかのごとく・・・ 「萩尾望都対談集 2000年代編」を読む-2014.8.14)
       読み飛ばしてもらうために行う最大限の努力・・・ 竹宮惠子「漫画の脚本概論」を読む-2012.5.14 
       (竹宮学長の本気ぶりがうかがわれるマンガ教育への情熱・・・内田樹・竹宮惠子「竹と樹 のマンガ文化論」を読む-2015.2.12) =新作= 
       (増山法恵への謝意にあふれた竹宮惠子の苦い青春記 ・・・ 竹宮惠子「少年の名はジルベール」を読む-2016.4.17)  =新作=
       (少年の名はジルベールを経て到達した冷静な自己分析 ・・・ 「竹宮惠子 カレイドスコープ」を読む-2016.10.23)  =新作=
       虚実皮膜の間で描かれたディープな大阪史 ・・・ 中沢新一「大阪アースダイバー」を読む-2012.12..2 =新作=
       癒し系に見えて、自ら人生を切り開くことにこだわる生活感のある物語 ・・・ 木皿泉「昨日カレー、明日のパン」を読む(2013.5.26) = 新作=
       (つい役者を想定しながら読んでしまったドラマの前日譚 ・・・木皿泉「さざなみのよる」を読む-2018.7.17)=新 作=
       脚本と現場のせめぎあいから生まれた伝説のドラマ ・・・木皿泉「すいか1」を読む-2013.9.1 =新作=
       (鮮明に映像化されるオマケ脚本で描かれる10年後のハピネス三茶・・・ 木皿泉「すいか2」を読む-2013.9.8)
       (後の脚本の材料となった車内限定10分×4回のミニドラマ ・・・木皿泉「道草 平田家の人々篇」を読む-2014.5.26)
       (一筋縄ではいかない口上を物語として着地させるミラクルな夫婦愛 ・・・木皿泉「道草 愛はミラクル篇」を読む-2014.5.28)
       (演出家のジェラシーとうらはらな木皿泉ののんびりしたマイペースぶり ・・・木皿泉「道草 袖ふりあう人々篇」を読む-2014.5.31)
       (都市伝説が奇々怪々につんのめるミニドラマの最終巻・・・木皿泉「道草 浮世は奇々怪々篇」を読む-2014.6.2)
       上方演芸の過去から現在までを重層的に描く労作 ・・・ワッハ上方編「上方演芸大全」を読む- 2013.12.14 =新作=
       実は理想の「舞台」を求め続けていた天才的「メディア」芸人 ・・・ 戸田学「上岡龍太郎 話芸一代」を読む-2014.3.8  =新作=
       きっぱりサバサバと自然とともに生きるという大貫妙子らしさ ・・・ 大貫妙子「私の暮らし方」を読む-2014.5.24 = 新作=
       苦しい時代を懸命に生きた<人生の勇者>たちの物語・・・ 増山実「勇者たちへの伝言」を読む-2014.6.22  =新作=
       コンピュータ将棋の歴史から語りおこす人間対コンピュータの記録 ・・・ 松本博文「ルポ電王戦」を読む-2014.6.29 =新 作=
       上方落語の青春時代に修業時代をすごした落語家たちの青春 ・・・ 小佐田定雄「青春の上方落語」を読む-2014.7.12  =新作=
       よくわからないのに、むげにもできないような、つげ義春的世界 ・・・ 「つげ義春 夢と旅の世界」を読む-2014.11.17  =新作=
       大阪の街に市電と運河が健在だったころ ・・・ 「大阪今昔歩く地図帖」を読む-2015..1.11 
       (ブラタモリあやかり本の枠を超えた驚きの監修者の名前 ・・・「重ね地図で愉しむ大阪<高低差>の秘密」を読む-2019.3.7) =新作=
       自己否定から出発したやしきたかじんが自らに強いた完璧な自分 ・・・ 角岡伸彦「ゆめいらんかね やしきたかじん伝」を読む-2015.1.31   =新作=
       上方落語を伝えるという仕事を受け継ぐ小佐田定雄の桂米朝論 ・・・ 小佐田定雄「米朝らくごの舞台裏」を読む-2015.6.20   =新作=
       (たくさんの光源から照らし出された人間国宝・桂米朝の奥行・・・ ユリイカ「特集 桂米朝」を読む-2015.9.1)
       セルフプロデュースの達人・小泉今日子の身体感覚あふれる読書体験・・・ 「小泉今日子書評集」を読む-2016.2.20 =新作 =
       どこかしら自画像と似ている若き日の御尊顔 ・・・ 「坂田靖子 ふしぎの国のマンガ描き」を読む-2016.4.27 =新作=
       未知なる自分を知り、未知なる世界を知るということ ・・・ 鴻上尚史「クール・ジャパン!? 外国人の見たニッポン」を読む-2016.10.23 =新作=
       精神分析医・北山修としての禁をやぶった、きたやまおさむの自分語り ・・・ きたやまおさむ「コブのない駱駝」を読む-2017.2.16 =新作=
       少女マンガのSFとファンタジーならば、私たちに語らせてほしい ・・・ 「少女マンガの宇宙 SF&ファンタジー-1970-80年代」を読む-2017.5.28  =新作=
       大正から昭和の上方の寄席の空気を伝えてくれる貴重な証言 ・・・ 花月亭久里丸「寄席楽屋事典」を読む-2017.6.17  =新作=
       さまざまな研究者が専門的識見から指摘するこうの史代の謎 ・・・ ユリイカ「特集 こうの史代」を読む-2017.3.2  =新作=
       (プロの漫画家たちが一人のファンとして原稿を寄せる熱さ ・・・「この世界の片隅 に公式ファブック」を読む-2017.8.26)
       実は当事者だった興福寺視点で描かれる「応仁の乱」の時代 ・・・ 呉座勇一「応仁の乱」を読む-2017.9.3 =新作=
       戦争体験から出発した映画作家が日本を代表する商業映画監督になるまで ・・・ 文芸別冊「大林宣彦」を読む-2017.12.9  =新作=
       ブラタモリ風の実用的な街歩きガイド本・・・ 「重ね地図で読み解く京都1000年の歴史」を読む-2018.7.2 =新作=
       満腹感の強いナンシー関のエキスを集めた総集編 ・・・ 「ナンシー関の名言・予言」を読む-2018.3.18  =新作=
       自分語りに長けた稀有なプロ棋士による稀有なうつ病闘病記 ・・・ 先崎学「うつ病九段」を読む-2018.9.30  =新作=
       中公新書編集部が自らの編集力を駆使することで示した最新の日本史事情 ・・・ 中公新書編集部遍「日本史の論点」を読む-2018.11.13 =新作=
       社会学の巨人が描く軽快で浮遊するようなグランドデザイン ・・・ 見田宗介「現代社会はどこに向かうか」を読む-2018.12.2 =新作=


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