saaa 上村松篁 初めて上村松篁さんの絵画を見たのは7年位前のことでしょうか。 (1902〜2001) それまで、あまり日本画には興味を持っていなかったのですが 友人に誘われて行ったその展示会は、あまりにも素晴らしく 、見逃してきた歳月を 悔やんだほどでした。 上村松篁さんの描く 花鳥画は、純粋でおおらか繊細であるのに力強く 絵の中に特別な時が流れているかのようです。 しんとした湖面に小石を投げたとき幾重にも広がる波紋のように心の中に 生きる喜びが広がってくる、上村松篁さんのかかれる絵はそんな絵なのです。 レオノーラ.キャリントン 誰でも、何かもやもやしたものを心に抱えることがあると思います。 (1917〜 ) そんな時、わたしは、このシュールレアリストの絵画を見ると 絡まった糸がほぐれるようにように気持ちがすっきりするときがあります。 一見すると奇怪にも見えるこの絵画が、なぜセラピーの役目を果すのか? それは、多分この作家が心の奥底にあるすべての人に共通した言葉ではいえない ものを形で表してくれているからではないでしょうか。 ユングの著書を読み、ダライ.ラマに教えを請うキャリントンの絵は、さまざまなもの を内包していて、見るものの心をコトリと動かす力があると思うのです。 キャリントンの絵を見てみたいかたは、下記のサイトのMUSEUMでどうぞ。 森村泰昌 モダンアートの森村泰昌の作り出す世界に初めて触れたのは、 『美術史による自画像』シリーズでした。 古今東西の名画になりきるその手法には、度肝を抜かれましたが 見ているうちに、深くその世界に迷い込み、嵐の中に投げ込まれたかのように 身体全体を激しく揺さぶられている自分がいました。 そして、その後に来た強い悲しみ。 実家は、茶舗 親戚を見渡しても一人として芸術家などいない森村さんが ここまでしても表現したいものとは何なのでしょう。 『女優Mの物語』シリーズ、演劇、パフォーマンス、 とさまざまな活動を繰り広げる森村さん これからも注目したい作家です。 もっと詳しく知りたい方は、下記のサイトへどうぞ |