連載ショコラとヨークの関係は?

NO.1

4月7日、いよいよ待ちに待った仔猫がやってきた日。

私にとっては、とてもうれしく楽しい日々の始まりでしたが

ショコラにとっては、受難の日々(?)の始まりでした。

ヨークがやってきた日から約1週間、思った通りショコラはすごい拒否反応で

押入れにこもりっきりで、食事も押入れに差し入れてほんの少し食べるだけ。

トイレにもなかなか出て来れない状態が、続きました。

仔猫をケージに入れるつもりでいた私でしたが

ヨークの、あまりに能天気なぽよよんぶりと、やんちゃぶりに

こんな仔を閉じ込めるなんて、、、と1日伸ばしにしてしまったのでした。

心の中でショコラに「ごめん」と謝りながらも

先住猫は自由にさせて、仔猫は、ケージに、と言う多頭飼い経験者のアドバイス通りにできない私でした。

なるべく押入れを開けて、ヨークを見せて何度もショコラに呼びかけました。

「ショコラ、可愛いね。大丈夫だから出てきてね。」等等。

拒否反応を示すショコラと反対に、ヨークはお友達!とばかりに寄っていきます。

そのたびに、『フーッ!!』と威嚇するショコラ。

威嚇されてもされても寄って行くヨーク。

威嚇されながら、グーっと寝てしまったりするヨークに、なんだか希望が見えたのでした。

そして、6日目、やきもきと仲を取り持つ私をかわいそうに思ったのか

はたまた、しつこいヨークのアピールに呆れたのか

ショコラのこわい形相が、だんだん柔らかくなってきたことに気づきました。

NO.2

ヨークがやって来て7日目。

ショコラは、ついに自分で、押入れから出てきました。

それまでは、トイレも心配だし、ショコラを抱きしめてあげたいしで、

家族の誰かがたまに押入れからショコラを出していました。

少しの間は、出て来てうろうろするのですが

また押入れへ、また出しても押入れへの繰り返しでした。

しかし

『自分の縄張りに侵入してきた悪い奴!と思っていたけど

そうでもないかな?ちょっと興味あるわ、、、。』とでも思ったのでしょうか

押入れから出てきただけではなく、ショコラはヨークに近づいていったのでした。

結局、ヨークに追いかけられて押入れに入ってしまったのですが

自分で出てきてヨークに近づいたことに、私は、大喜びそしてほっと一安心したのでした。

それからは、少しづつショコラが心を開いていきました。

その頃のカレンダーに様子を書き記していたので

ちょっと書き写してみます。

9日目、朝、私の枕元でにゃ〜と鳴いてご飯の催促をした。ヨークが来てから初めて。

11日目、大分慣れて来ました。ショコラはヨークに興味津々。

12日目、2匹で押入れに入って寝る。

13日目、椅子の上でツーショットの瞬間が!

残念ながら、13日目のツーショットの写真はすごいピンボケでお見せで来ませんが

ヨークがショコラにちょっかいを出している所を見てやってください。
(これもかなりのピンボケですが)

8月12日

『ショコラとヨークの関係は?』は、ショコラの体調不良の為、

中途半端なままになってしまいました。

あれから、4ヶ月、体調もよくなり、ショコラもヨークをすっかり受け入れた様子です。

誰に対しても、いつもある程度の距離をもっていたいショコラは

じゃれるヨークに、相変わらず猫パンチを繰り出してはいるものの

ヨークを気に入っているように思います。

ヨークが、どこかリビング以外の部屋に行ってしまうと、うろうろと探しにいったりする事もあります。

何より、ショコラの押入れに入る回数がグーンと減ったことが、私達家族にとってはうれしい事です。

ヨークのおかげで、精神的に強くなったのか

人間ばかりの中で、猫の仲間ができたのがよかったのか

その辺のことは、ショコラに聞いて見ないとわかりませんが。

そして、私自身も、今まではショコラにばかり目がいっていたのが

気持ちがショコラとヨークとに分散されるので、非常にいい様に思います。

2匹で、お団子になって眠ったり、

追いかけっこをしたりすることはありませんが
(時々、一方的にヨークがショコラを追い掛け回している)

ヨークを迎え入れるまでは、ずっと仲が悪いままだったら?

などと心配していましたので、

2匹が、穏やかな日常を送っているのを、幸せな気持ちで見つめています。

PS ヨークがショコラを好きなことは、一目瞭然。
        赤ちゃんの頃は眠くなったら、何とか一緒に寝ようと
  ずっとショコラの後を追いかけていました。
           



珍しいツーショット