さて、本文にもいくつか書いたとおり、たけしの戦国風雲児には元ネタが多く存在しています。
ここでは、その元ネタを私のわかる限りの解説を交えながら
本文に書いている分も含めて紹介していきたいと思います。
- ・全般的→風雲!たけし城
- パーティーゲームのいくつかや、たけし様のお召し物等々、たけし城からの引用が多く見られます。
これはTBS系列で放送していた視聴者参加型アスレチックゲームであり、
最後に城主たけしを見事討ち倒せば100万円がもらえるという番組でした。
- ・ひよし丸→日吉丸
- コンピューターが使用するキャラネームであるひよし丸。これは豊臣秀吉の幼名が元ネタでしょう。
ゲームとは関係ない話ですが、日吉丸が幼名というのは一説にすぎず、かなり疑わしいそうです。
- ・たか丸、たんかん、きだゆう、うたへもん丸→ガダルカナル・タカ、ダンカン、グレート義太夫、大森うたえもん
- 同じくコンピューターが使用するキャラネームであるこれらは、もちろんたけし軍団のメンバーでしょう。
ダンカンも濁点が取れると非常に滑稽な名前になりますね。音読してみるとなおさらです。
- ・プレイヤーのコマ→ダンカン、大森うたえもん、グレート義太夫、井手らっきょ
- 本文にも書いていますが、プレイヤーのコマは当時のたけし軍団団員がモデル。
なぜこの人選なのかはわかりませんが・・・。
- ・戦場のメリーさんの羊→戦場のメリークリスマス
- テーマ曲の一つであるこのタイトルは、大島渚監督の映画のタイトルのパロディでしょう。
この映画にはビートたけしも出演しており、見事につながりが見えてきます。
と思ったら、wikipediaによると「オレたちひょうきん族」で同タイトルのパロディコントがあったようです。
ダブルミーニングということで。
- ・インドの魔法カード、カレー屋→タケちゃんカレー
- これらのインド・カレー関係は、当時たけしがカレーショップを営んでいたことが元ネタ。
発端は「天才!たけしの元気が出るテレビ」らしく、「北野印度カレー」と名付けられたようです。
画像検索すると、ターバンを巻いたたけしの写真が出てくるので、インドの魔法カードにそっくりです。
- ・ジョンソンカード→ベン・ジョンソン
- ベン・ジョンソンは当時の短距離アスリート。「速い」ことが元ネタとして引用された理由でしょう。
ちなみに本人はソウルオリンピック100mで金メダルを獲ったものの、薬物反応により剥奪されたそうです。
- ・ゾーリンゲンカード→ゾーリンゲン
- ゾーリンゲンとは刀等の製造で有名なドイツの都市。
刀にちなんで名前を拝借したということだと考えられます。
- ・たけしマスでの「さんちゃんいわく なんやまたかいな」→明石家さんま
- たけしマスでたけしさんがお休みの際に出てくる余計なひと言。これは明石家さんまの発言でしょう。
当時たけしは「ひょうきん族」の収録をドタキャンすることが多かったようで、メンバーの一人である明石家さんまが
「なんや、また(休み)かいな」と関西弁で皮肉ったコメントになっています。
- ・フジテレビでアルバイト→フジテレビ
- 関東地方のたけしマスで発生するこのイベント、元ネタはまんまテレビキー局のフジテレビでしょう。
実名使用OKだったんですねえ・・・。
- ・ハリキリスタジアム→ハリキリスタジアム
- 関西地方のたけしマスで発生する「甲子園で殿とハリキリスタジアムをプレイ」。これはタイトーの同名野球ゲームが元ネタです。
自社ソフトのタイトルなので、こちらはそのまんま名称使用はOKでしょう。
- ・にんてんろー→任天堂
- 関西地方のたけしマスで発生する「にんてんろーのたけやまさんが好きだと言っていた」イベント、もちろんこれは任天堂でしょう。
ただ、たけやまさんの出自は不明です。また、フジテレビとは違い、こちらは実名使用NGなんですねえ・・・。
- ・ういろう城→ういろう
- 名古屋城はなぜか「ういろう城」となっていますが、これは名古屋名物ういろうが元ネタ。
ういろう、結構おいしいですよね。自分はスタンダードな白ういろうが好きです。
- ・よしもと城→吉本興業
- 大阪城もなぜか「よしもと城」となっていますが、これは吉本興業が元ネタでしょう。
ただ、東京の「おおた城」だけは元ネタが不明です。
- ・仕官時の受付→つまみ枝豆
- 仕官ゲームで城に着いた際に登場する受付のような男は、たけし軍団のつまみ枝豆がモデルでしょう。
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- ・港の船頭→横山やすし
- 船頭は見た目も言動もそっくりな「やすし・きよし」の一人こと横山やすしがモデル。
本人はボートレースが大好きだったこともあり、この人選になったのでしょう。
- ・佐渡の金山→佐渡の金山
- 佐渡島にある金山。これは敢えて不便な位置に置くことで価値を挙げているようにも見えますが、
実際に佐渡島の金山が有名であることから採用されたのでしょう。
- ・関所の番人→谷隼人
- これはちょっと自信がありませんが、おそらく「たけし城」で視聴者側の見方をしていた隊長・谷隼人でしょう。
なぜSMっぽい格好をしているのかは不明です。
- ・戦場→関ヶ原
- マップ中に戦場があるのは、「天下分け目の決戦」で有名な関ヶ原合戦場。
おそらくこれが配置理由だと考えられます。
- ・墓場→鳥取
- マップ中に墓場があるのは、「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげる先生の故郷・鳥取県境港市でしょう。
なお、本文中には誤って「島根県」と書いてしまいました。次回更新時に修正予定です。
- ・お寺の住職→M.C.ハマー
- 九州はお寺にいる住職さんは、見た目がそっくりなM.C.ハマーです。当時有名なラッパーでした。
しかしなぜ住職にチョイスされたのかはまったくわかりません。
- ・兵士を率いている場合の寺の住職のセリフ→まんじゅうこわい
- 兵士を率いて寺を訪れた場合、住職が入りから「アア マンジュウコワイ」と言いますが、これは有名な落語が元ネタ。
くわしくは「まんじゅうこわい」でググってみてください。
- ・民家で「暴れん坊を懲らしめてくれ」→七人の侍?
- 民家を略奪する暴れん坊や山賊を侍が退治する、といえば七人の侍が似通ってますが・・・。考えすぎでしょうか。
- ・山賊の頭→丹古母鬼馬二?
- これは自信がないのですが、山賊の絵ヅラは丹古母鬼馬二(たんこぼ きばじ)にやや似ている気がします。
氏は「たけし城」でも悪役として出演しており、それが元ネタとも考えられそうです。
- ・寄席→高田文夫
- 寄席にいるのは、「たけし城」への出演はないもののたけしとも親交が深い高田文夫がモデル。
彼が「巨匠」と呼ばれていることから、「キョショー」と書いてあるようです。
- ・刀鍛冶・鉄砲屋→大橋巨泉
- 刀鍛冶と鉄砲屋を営んでいるのは、たけしも頭が上がらない大御所・大橋巨泉。見た目がそっくりです。
彼はオーストラリアに「OKショップ」を開いており、そのため「OK」を引用しているのでしょう。「OK」とは彼のイニシャルですね。
- ・まとめてはうまっち→世界丸ごとHOW MUCH
- 刀や鉄砲を売る際に「まとめてはうまっち」と言われるのは、大橋巨泉司会の番組タイトルが元ネタ。
- ・鉄砲よりゴルフの方が面白いよ→巨泉のゴルフ好き
- 鉄砲屋で入店いきなり店主からこんなことをわれるのは、本人が大のゴルフ好きのためですね。
- ・カゴ屋→アイアン・メイデン
- パンクなカゴ屋の元ネタは、アイアン・メイデンかと思われます。
カゴの上に「鉄処女隊」と和訳で書いてあるのも意味深。
- ・保険屋の主人→トニー谷
- 保険屋の主人はそろばんを持つ芸人・トニー谷がモデル。
彼の持ちネタに「あなたのお名前なんてーの(何て言うの)?」というのがあり、ゲーム中でも披露しています。
- ・ホテルの主人→ラッシャー板前
- 「HOTEL 悪代官」の主人はラッシャー板前にそっくりです。<
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- ・ゴルフゲームで民家破壊時に出てくる親父→鬼瓦権造
- ゴルフゲーム(戦国ゲーム時)でパワーをMAXにすると民家にボールが突っ込み、すかさず親父が首を横に振りながら登場、
「ジョーダンジャ ナイヨ!」と怒りますが、これはたけしの持ちキャラ「鬼瓦権造」が元ネタ。
実際も首を横にカクカクさせながら「冗談じゃないよ!」を連発するキャラだったようです。
今(このページ作成時点)でもたけしと安住が出ているTBS系列番組「情報7days ニュースキャスター」で見ることができます。
- ・川渡りのゲーム→龍神池
- 川渡りのゲームは、「たけし城」で実際にゲームとしてあった「龍神池」がモデル。
実際の方では魚が邪魔することはないですが、川を渡る距離はもっと長くなっています。
- ・戦国インベーダーゲーム→スペースインベーダー
- 戦国インベーダーゲームはもちろん、タイトーの看板「スペースインベーダー」がモデル。
ただし実際のゲームと比べるとインベーダーの数やルール等、大きくアレンジされています。
- ・地獄門ゲーム→自由への壁
- 地獄門ゲームも「たけし城」で実際にあった「自由への壁」がモデル。
でも実際の方は門が4箇所あったり、荒井注をパロった「よろい注」なるお邪魔キャラが出てきたりしています。
少しは「へぇ〜」と思ったものがありましたでしょうか?
このゲームを普通に購入して遊んでいたリアル世代の方ならば、これ以外にも「○○は××だ」と
わかるものもあるかもしれません。 もしよければ、教えてください。随時更新いたします。
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