私の愛車
GS1200SS(スズキ)
 小排気量好きだったのですが、一度は本格的に大型に乗って見なくてはなるまい、そうでなければ小排気量の良さの真髄もわかるまい、と常々思っていたのです。
 が、それとは無関係に少し昔に乗りたかったマシンGS1200SSと偶然めぐり合いました。発売されて、すぐに絶版になった不人気車ですが、私は好きでした。初期型はメーター周りがデジタル距離計一個とスピードメーターだけで、広いフロントカウル内がスカスカで嫌だったのですが、これはその点が改良された後期型です。
 当時のキャッチコピーは「漢のバイク」。
 しかし、その厳しくもカッコ良いキャッチコピーとは裏腹に、とても足つきが良く、楽な姿勢で乗れるバイクです。大型しかもリッタークラスのバイクとは思えません。
 早速、近所を走ってみましたが、とても扱いやすくビックリしました。素直なバイクです。
 しかーし、やはり1200cc。ガレージに入れるときの取り回しで汗だくになりました(笑)。これは筋肉つけないと出し入れが大変です。さすがは大型ですね(^^;)。
 何だかんだと言いながら、心の底から惚れ込んでいたGS1200SSですが、生活にゆとりがなくなり、金銭面での都合から手放すことになりました。
 本当に悲しくて悔しくて、自分が情けなくて、この相棒と別れなければならないのが苦しくて泣きました。しかし、現実は無情です。
 ごめんね、最後まで乗ってあげられなくて……。









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