私の愛車
 GB250クラブマン(本田技研)
 やっぱり一番頼もしいのはこの子でしょう。通勤に酷使されていますが、今の所転倒による故障以外はなく元気です。初期型なのでマフラーは二本出しです。先日走行距離は二万キロを突破(中古で購入なので自分では一万キロ)しましたが、エンジンオイルに添加剤スーパーゾイルを入れてからはますます元気になりタコメーターは日々レッドゾーンへ近づいて行ってます(きゃー)。ちなみにウィンカーが社外品の丸いものである以外はフルノーマルです。
 写真ではタンデムシートにU字ロック収納用のカバンを装着してますが、現在はネットに変わっています。で、バイクも汚れてもっと汚いです。
 我が家で始めて盗難警報機がついたバイクでもあります。
 以前、走行中の写真はないの? と聞かれたので先日フィルムが余った際に職場で撮って貰いました。が、仕事の都合上早くフィルムを現像に出さないといけない状態だったために夜間での撮影となり、私のカメラがボロかった事もありこんな写真しか取れませんでした(笑)。これだと何のことだか分からないですねぇ。
 また後日にでも取り直したいと思います。
 クラブマンは通勤で使っていることもあってもっとも頻繁に乗る乗り物なのですが、いかんせんバイクなので物が積めません。また、リアキャリアが存在しないため更に物がのらないのです(でもタンデムシートの上にネットで固定すれば結構な量の荷物は詰めるので二人乗りでもしない限り普段は特別不便を感じないのですが)。というわけで、やっぱり大量の荷物を運ぶ際には車のお世話になります。しかし、車に乗ってて嫌なのは渋滞。また、家の近所の道路が特に意味もなくよく渋滞しているので買い物の際には必ずストレスが溜まります(しかも、その道はたいてい避けれない)。以上のような理由から「巨大なボックスを搭載、かつそれを簡単に付け外し出来る」という物を作ることになりました。
 材料は全てホームセンターで値段を見ながら条件に合った安いものを購入。結果としてスタックボックスに金具を取り付けて荷物固定用のフック付きロープでタンデムシートの上に固定。金具、南京錠、チェーンで蓋と箱、箱とバイクを固定して盗難・いたずらを防止するという形になりました。まだ、試走していないので何ともいえないのですが上手くいけば箱の大きさから言ってペットボトル10本ぐらいはゆうゆう運べるはずです。
 で、これが写真です。相当に物は入ります。長距離も高速道路もかなり重たい荷物を積んでテスト済みですが全く何の問題もありません(さすがに米袋のみで中を満たしたりすればダメでしょうけれども)。また箱の上部が平たいので何かの時に、ちょっと物を置いたりする際にも便利です。格好も(思っていたよりは)悪くありませんしね。
欠点はこれで走っているとバイク便だと思われるのか、ピースサインが一切もらえないことでしょうか(笑)。
 25000kmぐらいから激しくエンジンオイルが減るようになっていることと、リアサスペンションのへたりに気づき、また転倒によってタコメーターを破損してしまったので、走行距離約28240kmの時点にて、エンジン腰上のオーバーホール、タコメーターおよびリアサスペンションの交換を行いました(両方とも純正品です)。ちなみにフロントサスペンションも23000kmのあたりでオイル漏れがあったためにオーバーホールしています。
 エンジンはシリンダー&ピストンにはさほどの異常はなかったそうですが(ですのでそこはピストンリングの交換のみです)、どうやらバルブやカムの回りがかなり汚れていたようです。
 現在は慣らし中ですが、エンジン、足回り(前後サスペンション)が新品あるいはオーバーホール済みとなったため非常に調子が良くなりました。まるで別のバイクのようです(笑)。
 グリップを樽型へ変えてみました。ちなみにスタイルの変化を狙ったわけではなく、実用上の理由からです。
 実は長距離ツーリングに出かけると、必ず手の筋が突っ張って痛くなる現象に見舞われていました。色々と考えた結果、その原因がグリップを握る角度から来るものだと判明し、痛くなりにくい角度を試行錯誤していると丁度樽型グリップを握った時のものに近くなるので交換とあいなりました。
 前のグリップは古いのと使い込んでいたのとでゴムは劣化してガチガチ、親指の跡が削れて窪んでいるぐらい立派な物(笑)でしたが、こちらはグリップの肉厚があるためか対照的ふわふわした感じです(新しいからというのも理由の一つでしょう)。
 また、通常の形のとは違い非常に太いです。最初握ったときはあまりに太いので少々不安に思いましたが、太い分握りこまなくても良いので今ではとても楽に感じます。
 リアタイヤを交換しました。ダンロップのTT100からIRCのGP110への変更です。オンロード(舗装路)用タイヤから、オフロード(未舗装路)用タイヤへの変更のためずいぶんと外観が変わりました。ちなみに左がTT100、右が今回装着したGP110の画像です(TT100はフロントタイヤの画像の上に写りが悪いので申し訳ない。変更前の写真を撮り忘れていたので…。TT100のモールドパターンはフロント、リアともに同じなので参考までに)。
 こんな感じになっています。オフロードタイヤの中でも比較的オンロード走行を考えて作られているタイヤのようですが、やっぱりワイルドな雰囲気になりますね♪
 ちなみに前に履いていたTT100はクラブマンのクラシカルな雰囲気とベストマッチなタイヤでした。しかも、オンロード、舗装されている悪路、多少の未舗装路と、どんな道でもしっかりグリップしてくれる万能タイヤだったのでとても好きでした。
 じゃあ、何故今回変えたかというと「値段が高い」のです(笑)。IRCのGP100の1.5倍弱します。あと、あまりにマッチしすぎていて普段は変える気が全くしないので、金欠のときにでも無理やり変えないと他のタイヤを履いてみる機会がないというのもありました(そのくらい良いタイヤでした)。他のオンロードタイヤに変えなかった理由は、最近多いツルッとした感じのパターンがあまり好きではないのと(しかもクララちゃんには似合わないと個人的に思う)、結構悪路や未舗装路(に近い道)を走る機会があるので多少そちらよりのタイヤが良いと思ったためです。
 さて、肝心のNEWタイヤ「GP110」の感想ですが、やはりオフロードタイヤをオンロードバイクに履いているためか走ると何となくゴツゴツした違和感を感じました。あと、グリップ力がそこはかとなく頼りない感じも。
 しかし、それは慣れていないためだったようでバイク屋さんから帰る頃には、何も不自由も不満も感じなくなりました(グリップもしっかりしています)。また路面の感触というか、バイクのコントロールされている状態が、以前よりダイレクトに伝わってくるような気がしてとても良い気分で走れます。
 これはまた、次回の交換時にTT100とGP110で悩むかもしれませんね(笑)。

 余談ですが、クララちゃんにオフタイヤ履かせたと言うと知り合いに口をそろえて「クラブマンで林道(オフロード)行くの?」と聞かれました。確かに林道にも行った事ありますし、キャンプのために嫌々?川原を走った事もありますが、今の所クララちゃんでは林道へ行くつもりはありません。クララちゃんでこけると必ずといって良いほどどこかが壊れてしまい、出費が痛いので…(笑)。
 さて、とうとう、クララちゃんとお別れの時が来ました。理由は色々(ハンドルストッパー壊したとか、エンジンがまたオイルを喰うようになったとか)あるのですが、一番の原因はホンダ技研にも修理用部品がない時が増えてきた事です。古いバイクなので仕方のないことですが、今後修理して直しきれずに別れる事は耐えられないので、ここでお別れを決意しました。
 初めて排気音を、バイク屋さんで、聞いたときは、その迫力に感動して、言葉が出ませんでした。初めて乗り出した時は、中型免許を取った当日で、Uターンに苦労したことを覚えています。初めて転んだ時は、ヘッドライトが中にめり込んでショックでした。初めて高速道路を走った時は、防音壁が怖くてしかたありませんでした。初めて明石海峡大橋を渡った時は、風速11mに翻弄されて泣きそうでした。ずっと雨に降られながら、霧に包まれた乗鞍スカイラインを走った時は、スカイラインを走れた嬉しさと、寒さと疲労でヘロヘロになった事を、覚えています。林道には行かないと言いつつ、剣山スーパー林道を砂煙を上げて走りました。
 総走行距離41558km。ありがとう、クララちゃん、君と出会えて良かった。君は私の最初にして、最高のパートナーだったよ。
 安らかに眠ってね。




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