2005/3/24 トランホテル

 2005/03/24 8日目 晴れ 
 今日は父と妹みふブーが日本に帰国する日です。
 朝8:00ごろに起きて片付け。父と妹の荷物をまとめます。今日の朝食はもうお米が無くなって
しまったので近くにサンドイッチを買いに行きました。
 飛行機の時間はお昼過ぎでしたが、タクシーで空港まで行く予定にしていたので混雑の事な
ども考えて、早め早めの行動をとることに。。。

 予定通り9:30にアパルトマンを出発して近くでタクシーを探します。こんな時に限ってタクシー
って通らないんですよね〜。皆さん、知ってますか?フランスでは普通、タクシーは3人乗りで
す。(車が5人乗りでも助手席には座らせてくれないんです。)でも私たちは4人。その上、スーツ
ケースが有ったので大きめのタクシーを捜しました。

 日本ではタクシーって大体どれも同じような車種が多いと思いますがフランスでは様々な車
種があります。本当はタクシー乗り場が有って、そこに行ってタクシーに乗らないといけないの
です。でもこの辺りは住宅地なのでタクシー乗り場に行ってもタクシーは常に待っているわけで
は有りません。その場合は電話がついているので呼び出さないといけないのです。でも、私た
ちはフランス語がしゃべる事ができないので、日本と同じようにタクシーを見つけて手を上げて
タクシーを捕まえるのです。今日は少し時間が掛かりましたがなんとかタクシーに乗り込むこと
が出来て空港まで向かいました。

 途中、少し混雑しているところも有りましたが問題なく到着。でもちょっと早すぎたようで飛行
機のチェックインの時間までは、まだ時間が有ります。
 コーヒーを飲んだり、お土産屋さんなどでブラブラしたりと時間をつぶしてようやくチェックイン
の時間が来ました。荷物を預けチェックインを済ませました。
 これでなんとなく安心して、中に入るにも早すぎるのでもう少し時間を・・・・。
 と、ふとチケットを見てみたときに

のぞみ「あれ!?お父さんとみふブーの席が隣のはずが全然違うところになっ
てるよ」

みふブー「え〜!!なんで〜!!」

と一瞬パニックになりました。13時間の飛行時間、タダでも辛いです。それなのに隣が全然知
らない人だともっと辛いですよね。その上、ひとつは通路側ですがもうひとつ真ん中の席になっ
ているのです。知らない人に挟まれて・・・!!電話で席も予約していたので隣のはずなのに、な
ぜ??

のぞみ「すぐに誰かにお願いしよう!!」

 と言うことで日本人のスタッフの人を探しました。
 飛行機はエールフランスなのですが、私たちはJALからチケットを購入していました。

のぞみ「すみません。これ、隣ではなくて全然違う席になっているのですが予約もしていたはず
なので替えてもらえませんか?」

エールフランス職員「これ!?日本航空ですね。日本航空の職員を呼びますから」

 と言われました。でも何か問題に対応しているらしく、日本航空の人に伝えてくれている感じ
ではありません。ここで待っていてもどんどん席が埋まってしまうと変更が出来なくなってしまう
可能性があります。
 そこで、自分で日本航空の日本語の分かるスタッフを探しました。やっとの思いで他のお客さ
んを対応していた日本航空の日本人のスタッフが居るのを発見。すぐに事情を話しました。そ
の方はすぐに対応してくれて心配しましたが隣同士席を取ることが出来て本当にホッとしまし
た。

のぞみ「気が付いてホント、良かったね。チェックインですぐに中に入ってた
ら、大変なことになったね」

みふブー「ホント」

出発2時間前に父とみふブーの2人は私たちと別れ中に入ることに。最後、見送り私たちもホッ
としました。

のぞみ「あの2人、大丈夫かな?」

ごっさん「大丈夫やろ。あとは心配しても仕方ないし、帰ろうか」

 私たちはこの後、アパルトマンに戻って最後の片づけ、掃除。夕方に鍵の引渡しが待ってい
ました。
 何に乗ってで帰るか?それが問題です。
 今までタクシーを使っていたのは4人だったらその方が気分的にも楽だし、金銭的にも4人だ
ったら良いか!と思っていたから。でも2人でタクシーを使うのは贅沢すぎます。旅行の最後には
パリから日本に帰国します。その時に空港に来下見も兼ねてその時に使うタクシー以外の交
通機関に乗っておきたいと思っていました。
 空港までは大抵のガイドブックにはバスでの行き方書かれていますが、電車でも来れるので
す。私たちの感覚では、電車=時間が読める。バス=そのときの渋滞などによっては時間が読
めない。という思いがありました。そのため、ちょっとぐらい時間が掛かっても、電車の方が気
分的には楽です。

のぞみ「電車に乗ってみようか」

ごっさん「どっちでも良いよ」

 ということで電車に乗ってみることに。
 電車の切符を買うために長蛇の列に並び、切符を買って電車に乗り込みました。
 路線図を見ると乗り換えは1回です。乗換えまではどのぐらい時間が掛かるか分かりません
が駅は随分とあるのでゆっくり出来ます。

のぞみ「簡単だね」
 と言いながらずっと乗っていました。思っていたよりも時間は掛かりましたがパリ市内の大き
な駅、北駅に到着。ここはいろんな路線が交わるところなので乗り換えも多いのか、ほとんど
の人が降りました。

のぞみ「やっと北駅まで来たね。もうすぐ乗り換えだよ」

ごっさん「そっか」

 ここでは少し長めに停車しました。

 のぞみ「大きな駅だから停車するんだね。結構、電車って時間が掛かるん
だね〜。だからガイドブックには電車よりバスの方が紹介されてるのかな
あ?」

ごっさん「そうちゃうか?バスの方が早いやん!!」

 そんな会話をしているとやっと電車が発車するようです。

のぞみ「やっと出るね」

 と、そのとき2人でビックリ

のぞみ、ごっさん「えっ!!これ、戻ってない?」

 でもちょっと自身が無かったのです。でも隣の人も騒いでいます。

隣の人「これ、戻ってませんか?」

 と私たちに話しかけて来られましたが残念ながらフランス語は分かりません。それで他の人
にも同じ事を聞いていました。
 雰囲気を察するに、どうもやっぱり戻っているようです。実はこの電車、北駅が終点で乗り換
えしないといけないようなのです。路線図にはそんな事は書いていないので全然分かりません
でした。

のぞみ「あ〜あ。」

 そんなときに限って隣の駅は遠いのです。(泣

 やっとの思いで駅に到着。隣の人と一緒に降りました。この駅、ちょっと分かりにくくて反対の
ホームへどうやっていくのか分かりません。いろいろと探してみましたがどうも、一旦、駅を出な
いといけないようです。隣の人はそのまま、改札に切符を通して入りました。でも私たちは切符
を通そうとしても、通ることが出来ません。何故?その人の切符はフリーチケット?のようでどこで
も通れるようだったのですが私たちの切符は普通の切符なので当たり前ですが一旦改札を抜
けると再び通ることが出来ません。
 買い直さなければならないのです。
 でも・・・・パリ市内から空港までの切符って結構な距離なので高いんですよ。それを買ったの
に途中まで来て、また高い切符を買い直すって、、随分と損ですよね。

のぞみ「駅員さんに説明してみようかなあ?もしかしたらこれで帰れるかもし
れないよ」

ごっさん「そんなことできるの?」

のぞみ「やってみなきゃ分からない。ダメだったら仕方ないけど、このままあ
きらめるのは嫌だよ」

 で、切符販売の駅員さんに説明しました。

のぞみ「空港から乗ってきましたが、北駅で引き返されてしまって、戻りた
いけど入れないんです」

 と思いっきり身振り手振り。(笑)

駅員「ああ!!じゃあ、この切符で入って」

 と言って2枚、切符をくれました。
 やった〜!!損せずに帰れる〜!!
 と言う訳で無事電車に乗り、今度は北駅で乗り換えて、最初から予定していた駅でも乗り換
えて、やっとアパルトマン近くに戻って来ました。
 父とみふブーと別れてから約3時間が経過していました。

のぞみ「電車って時間が掛かりすぎよね〜。これじゃあ、荷物多いのに乗り換えも多いし大変
だよ〜。考えなきゃ!!それよりお昼ご飯どうする?」

ごっさん「どうしようかなあ?」

 お昼の時間はとっくに過ぎていました。もう14時ごろです。普通のレストランは終わる時間で
すし、私たちはこの後、アパルトマンの掃除もしないといけないのに時間もあまり有りません。
 フランスではずーっと開いてるレストランって無いんですよね。
 そこで思いついたのですが、近くにマクドナルドが有りました。日本の味と違うのかどうか興
味は有ったけれどまだ食べてません。

のぞみ「マクドナルド行ってみる?」

ごっさん「そうしよう!!」

 と言う訳で初!フランスマクドナルドに行ってみました。

 分かりにくいメニューを見ながら何とか注文してやっとお昼ご飯。フランスではポテトは2種類
あるようで、日本で売っているものとおなじポテトと、もう一つは皮付きのポテトでした。
 ハンバーグが分厚いので個人的には日本のものより美味しかったです。あと、よく分からな
かったのが何のためについてくるのか?いろんなソースがたくさん。私たちは全然使いませんで
したが・・・。


 お昼ごはんを済ませて、アパルトマンに戻り、最後の荷作りと片付け、掃除を済ませて鍵の
引渡し。これでパリでの生活も終わりです。ここからは2人旅の出発。
 予約していた寝台車に乗ってスペインのバルセロナに出発です。

 アパルトマンを出て、切符を買ったオーストリッツ駅までは電車で一本でした。乗り換えも無
かったので荷物は大きかったんですが30分ほどで駅に到着しました。
 買った切符にディナーが付いているかどうかも良く分からず、念のために食べるものも買って
おくことにしました。
 日本でどこかのHPを見て以来、この電車に乗ってみたかったのですがディナーは予約してお
けば付いていると書かれていました。でも切符を買ったときにその事を聞いておくのを忘れてし
まって、普通は予約しないといけない場合はどうしますか?と聞いてくれることも多いのに、それ
も聞かれなかったので良く分かりません。
 寝台車に乗ったは良いものの、何にも食べるものが無かったら困ります。そのことも考えて
サンドイッチなんかを買っておくことにしました。

 駅の傍をうろうろしていたら、雨上がりで虹が出ていました。とっても綺麗な虹です。夕焼けに
綺麗な虹。こんなタイミングって滅多に無いよね〜。

 
虹を写真で撮影したのは初めてです!!

 電車の時間までは随分と有りました。することもなく、駅のホームに座って待つこと1時間以
上。日本でこんな生活は本当に考えられません。早め早めの行動。ハプニングが起こったとき
には言葉の壁もあるのでこのぐらいの余裕は必要です。でも問題なくスムーズに行った時には
本当に暇な時間を持て余すことになるのです。

 私はスペインのガイドブックを見ることにしました。スペインのガイドブックは旅立ってから見
ようと思っていたのでほとんど読んでいなかったのです。バルセロナに行ったらまず最初にしな
いといけない事はホテル探し。どの辺りのホテルに泊まるのか?まずは街がどんなところなの
かをおおよそ把握しておかないといけません。駅から遠いヘンピな場所も嫌です。でも高い所
は予算に合いませんし。。難しいですよね。
 第1、第2、第3候補ぐらいまで挙げてあきました。後は行って見ないと分からないしなるように
なるでしょう。

 そんな事をしているうちにやっと列車に乗れる時間になりました。待ってるのも辛かった。

   
決して列車マニアでは・・・

 電車の前には車掌さんが待っていてチケットを確認されて、パスポートを預かると言うので
す。ちょっぴり不安になりました。車掌さんにパスポートを預けるって・・・そんな経験ありませ
ん。
 でも、まさか取られる事も無いでしょうし、しぶしぶ預けました。後日ガイドブックを読んで分か
ったことですがフランスからスペインへ違う国に行くのですからパスポートが必要でも普通です
よね。車掌さんが私たちの代わりに手続きしてくれるために必要だったのです。
 車掌さんとのやり取りが終わったら待ち構えていたウェイターの人にディナーとモーニングの
チケットを渡されました。ディナーは何時にするかを聞かれました。2部制になっているようで選
択だったのですが、ごっさんが適当に応えて終了。

のぞみ「食事付いてたんだね」

ごっさん「そうみたい」

 列車に乗り込んで早速自分たちの部屋に行きました。この寝台車の2人1部屋の席にしたの
で荷物のことなども安心です。部屋の中にトイレもシャワーも付いています。もちろんベットも!!
狭いですが必要なものは全て揃っていてアメニティーグッズまで用意されていました。スリッパ
まで入っていて至れり尽くせりです。
 最初はベットは畳んであり、デラックスな椅子が2つでした。
     


のぞみ「うわ〜座り心地最高!!」

ごっさん「この寝台列車すごいなあ。さすがトランホテルって書いてるだけあ
るわ!!」

のぞみ「これ、ベットってどうやって出すんだろうね」

ごっさん「え〜、後で良いやん」

のぞみ「だって、、気になるもん。ベット出したいよ〜」

 と2人でベットを出してみることに・・・でも、ベットは金具で留まっていましたがはずすのに工具
が必要です。

 ごっさん「きっと、ベットを出しに来てくれるんやろ」

 ということでとりあえずあきらめることに。
寝台列車も出発し、車窓を見ながら2人ではしゃいでいました。
すると「コンコン」と扉を叩く音がします。

ごっさん「はい?」

 と扉を恐る恐る開けてみるとさっきのレストランのウェイターの人が立っていました。

ウェイター「ディナーの時間だから早く来い!!」

 とちょっぴり怒っています。

ごっさん「なんで?」

のぞみ「だって、さっき時間決められていたんじゃないの?」

ごっさん「そうだった?」

 ごっさんはいつも、結構ノンキです。
 急いで2人で食堂車の方に行って見ました。するとたくさんの人が既に座って食事を楽しんで
いました。空いてる席は2つ。4人席の2席でした。最初に行けば2人席も空いていたと思います
が仕方が有りません。
 席について、メニューを見てみました。お値段も書かれていて、やはり電車の中ということも
あって割高です。でもそれはあきらめて食事をすることに決めました。ワインも注文して、さあ
食べるぞ!!電車の中でフレンチのコースです。味は・・・まあ、それはそれと言う感じですが、電
車の中でちゃんと温かいものがお皿にのせられてナイフフォークで食べれるって幸せだな
あ・・・。

    

 そうそう!!お隣の2人はカップルでした。聞いていると、どうもフランス語ではなく英語を話して
います。

のぞみ「どこの人かなあ?」

ごっさん「英語しゃべってるもんな」

のぞみ「なんか話してみてよ」

ごっさん「お前が話したらええやん」

のぞみ「え〜、、ごっさんしゃべってよ」

ということで(←なぜ?)、まず、ごっさんが話をすることに

ごっさん「どこから来たんですか?」

隣の人「アメリカのシカゴから」

 なんとアメリカ人でした。
 2人は1週間のバカンスでこちらにこられたようで、
アメリカ→ドイツ→フランスパリ→スペインバルセロナ→フランス→アメリカ
という旅行をされているそうです。

隣の人「とってもハードなスケジュールで忙しい旅なのよ!!」

のぞみ「私たちは約1ヶ月のゆっくりな旅でバルセロナ以外はフランスを廻る
んです」

隣の人「へえ〜!!すごいわね」

 と言った感じで会話をしましたが、私たちは英語も出来ないので会話は途切れ途切れの、中
学生の教科書以下の文章でした。

のぞみ「私たちは英語が少ししか話せないから・・・」

隣の人「そんなの!!私たちなんて日本語は全然分からないんですもの。お互
い様よ!!」

 と言われてちょっと、気が楽になりました。
 途中、そんな会話もしながら食事を楽しみ、自分たちの部屋に戻りました。
 ドアを開けてビックリ!!そうです、食事の間にベットの用意がされていました。
    


のぞみ「うわぁ、ベットが出てる!!枕元にはチョコレートまで置いてあるよ」

 とまたまた大はしゃぎ。

 上段と下段のどっちに寝るかと言う話になり、ごっさんが上段になりました。
実はごっさんは2段ベットではいつも下だったそうです。何故かって?それはごっさんに会った事
のある人なら分かるはず・・・。(笑)

 その後はシャワーを浴びて、今日も長かった一日が終わったのでした。



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