このページでは、佐藤丸美先生に関するプチ情報の数々をQ&A形式でご紹介します。



Q: 佐藤丸美先生って男なんですか? 女なんですか?
A: これは非常によくある質問ですね。「本当にあった笑える話 病院トラブル特集」掲載の「無菌パンダ哀歌」に、この質問に対する模範解答のような一文がありましたので、抜粋します。
「実は佐藤丸美はふたりでひとり。夫が原作、妻が作画のF子F雄式ユニット」
ご夫妻のうちどちらか一方を呼ぶ場合は、「左ト丸♂」又は「左ト丸♀」という呼称を使うことが定着しています。


Q: 佐藤丸美というペンネームの由来は何なのでしょうか?
A: 当時先生が住んでいたアパート(?)の名前が「まるみ荘」。これを漢字にして「丸美」。
苗字は覚えてもらいやすいようによくある苗字にすることに。最初は「鈴木」を考えたけど、知り合いに鈴木さんがいたので却下。代わりに「佐藤」にすることに。
以上を合わせて、「佐藤丸美」になったそうです。


Q: 佐藤丸美というPNを使う前に単行本を出しているというのは本当なのでしょうか?
A: 「ふらんそーわ」というPNでフランス書院から単行本を2冊出しています。
1冊は原作付きの長編H漫画「先生、エッチね!」、もう1冊は短編集の「ムードをだして」です。ハッキリ言って、一般にイメージされる佐藤丸美先生の面影というのは特に感じられません。


Q: 佐藤丸美先生が尊敬している漫画家さんっているのですか?
A: 中島史雄先生は師匠と言える方の一人のようです。左ト丸♂先生は元アシスタントですし(スイマセン、不確かな情報です)、左ト丸♀先生は中島史雄先生の絵を模写しながら美少女漫画の描き方を学んだそうです(これは確かな情報です)。
また、左ト丸♂先生はダーティ岡本先生のことも尊敬していて、同じ雑誌に載った際には「光栄なことです」とおっしゃっていました。


Q: 「七福パラダイス」には海外版があると聞いたのですが、本当ですか?
A: 本当です。香港バージョンと台湾バージョンが出版されています。吹き出しの中のみ中国語に翻訳されていたそうです(擬音等はそのまま)。


Q: 昔、ヤングジャンプに作品が載っていたというのは本当ですか?
A: Hなし漫画の「かつぶしパラダイス」(青年漫画大賞準入選作品)という作品が、増刊号に掲載されたことがあるそうです。その他にも、何本か読み切り作品を掲載されたとのことです(詳細は不明、情報提供求ム)。


Q: 「メルメルめる変ちゃん」の最終話に「気分はヘヴン!!」のハナ丸らしき天使が登場してるのですが…?
A: その通り、あれは神様から天界に戻ることを許されたハナ丸です。体も元に戻り、頭の天使の輪っかも戻り、ちょっと大人になった感じですよね。


Q: 「結んで開いて」というタイトルには、深い意味が隠されていると聞いたのですが?
A: 隠されているというか、第33話に普通に書いてありますよね。さらに第4巻の巻末対談で、この意味が初めから構想されていたものだということも明かされています。
この辺りが、エロだけでは終わらない佐藤丸美先生の真骨頂ではないかと思います。


Q: 「結んで開いて」の霧山さんに詳細な裏設定があると聞いたのですが、本当ですか?
A: 帰国子女、秘書課の専門学校に通っていて、何でも独学で身に付ける才女、二十歳のとき秋津氏の秘書として採用、その初対面でM性を見出され半年後にはパートナーに、年齢は静奈と同じ22歳。左ト丸♀先生はこういうイメージで絵を描いてらっしゃったそうです。


Q: 「七福パラダイス」と「フェロモンの伝説」の連載ペースが随分早いようなのですが?
A: 「七福パラダイス」や「フェロモンの伝説」が連載されていた「エロトピア」は、当時月2回発行されていました。というわけで、月に1話ではなく、月に2話ずつ進んでいるわけです。
さらに読み返せば分かるのですが、両作品ともカラーページ率が非常に高く、かなりハードな連載だったのではないかと想像されます。


Q: 「君といつまでも」の単行本って発売されていないのですか?
A: Google等で検索をすると発売予定情報が出てくる「君といつまでも」の単行本ですが、発売はされていません。詳しい事情は分かりませんが、一度発売予定にはなったけど、急遽中止になったのではないかと思われます。


Q: 「ハートにインプット」や「奥様は痴女」の2巻以降は発売されないのですか?
A: 残念ながら、連載終了からかなり期間が経った今となっては、発売される可能性は低いと言わざるを得ません。「ぶらでぃ魔鈴」の2巻についても同じことが言えます。


Q: 「奥様は痴女」の最終話が妙に唐突な展開に感じられるのですが?
A: その通りですね。COMIC バズーカヴィーナスは、2005年6月に雑誌の刷新を図って連載されている全作品同時最終回という荒療治を行いました。好評連載だった「奥様は痴女」もその方針には逆らえず、かなり急な最終回と相成ってしまったのでした。


Q: 佐藤丸美先生が休載したことがあると聞いたのですが本当ですか?
A: 2回ほどあります。1回目は左ト丸♀先生が妊娠されたときです。連載作品では「くらくら昆虫記」の8話−9話にかけて、お休みを取っていました。2回目は左ト丸♂先生が入院されたときです。2000年の初頭で、連載作品では「君といつまでも」「ひ・み・つ」が一時休載されました。


Q: 佐藤丸美先生が原稿を落としたことがあると聞いたのですが本当ですか?
A: 1回だけあります。「SHOW GAKKO」という雑誌に短編を載せる予定だったのですが、スケジュール的にどうしても間に合わなかったらしく、旧作品を再録して凌いでありました。
フォローというわけではありませんが、長いキャリアで原稿を落としたのはこの1回きりだそうです。


Q: 「平成花園物語」から「誘惑しないで保健室」までの発刊期間に随分間があるように見受けられるのですが。
A: この2冊の単行本発売の間には、俗に言うH漫画暗黒時代という期間がありました。和歌山での規制が発端となり、H漫画の単行本が全く発売されない(さらに、既刊本も絶版になったりした)時期というのがあったのです。その後、「成年コミック」マークが制定されたことで、この規制は実質解除となりました。単行本が発売されないとなると、漫画家さんは原稿料だけで食べていくしかなく、業界は大混乱したとのことです。


Q: 「ミニスカートの事情」の表紙がコンピュータ彩色ではないのですが、なぜなのでしょう?
A: この単行本を発行する頃、(PCでの)色塗り担当の左ト丸♂先生が入院されていたので、代わりに左ト丸♀先生が手塗りで彩色したのだそうです。


Q: 「女子高生の寝室」収録の「リボンをかけて」に出てくるケーキ屋に「再登場です」という説明書きがあるのですが、どういうことなのでしょう?
A: そのケーキ屋と、「平成花園物語」収録の「ソルトでキュッ!!」に出てくる水着屋とが同一人物ということなのでしょう。短編なのに作品同士で繋がりがあるのは結構珍しいことですよね。
他にも、「誘惑しないで保健室」収録の「保健室へ行こう」「治してあげる」と、「あぶないボディトーク」収録の「かい〜の」は繋がりがあります。


Q: 「キャンディクラブ」という雑誌で短編を読んだ記憶があるのですが。
A: 1993年から1994年くらいにかけて、キャンディクラブ(あるいはオレンジクラブ)で何度か佐藤丸美特集というのが組まれています。しかし、これは全て再録作品であり、新作と言えるのは表紙だけとなっています。


Q: 佐藤丸美先生の作品ってOL物が比較的多いような気がするのですが…?
A: 確かに他の漫画家さんと比べると多いと思います。「新人OLふしだら制服」のあとがきにも書かれていますが、左ト丸♀先生はかつてOLをやっていたそうで、その辺の事情が影響しているかもしれませんね。
OL物の他にも、時代モノ(「春なわすれそ」「月がこんなに黄色いわけがない」「草子 狐の段」「こちょ葦」等)が多いのも佐藤丸美先生の特徴の一つだと思います。


Q: 作中に佐藤丸美先生ご自身が登場することが時々あるのですが、登場の度にキャラが違うような……。
A: 佐藤先生ご自身が登場するのをまとめてみると、「平成花園物語」収録の「マルミさがして」「ホームスイートホーム」、「真夜中のセーラー服」収録の「真夜中のセーラー服」、「春なわすれそ」の最終話となります。
登場の度にキャラが違うと言うよりは、作品に合わせてキャラを変えていると言った方が正確かもしれませんね。実際の佐藤丸美先生の生活について知りたい場合は、「本当にあった まる生 ここだけの話」に連載されている「佐ト丸 入院ウォッチング」等を読むのが手っ取り早いと思います。


Q: くすぐりに凝っていた時期があるようなのですが…。
A: 2001年から2002年にかけて、くすぐり漫画をかなり精力的に描いておられました。
「Dokiッ!」掲載の「フェチりませんか!?」、「BJ魂」掲載の「こちょまん」(全3話)、「SHOW GAKKO」掲載の「笑う女子高生」「こちょ葦」「SFこちょの実の惑星」「女忍者 笑爆」「ひ・み・つ」「僕のくすぐりっこ体験談」「巨乳ナース くすぐり地獄」「笑蟲」「笑葬」「視つめていたい」 。これらはすべてくすぐり漫画です。
また、くすぐリングスという団体(イベント?)にも参画しておられました。


Q: コミケに出店したことがあると聞いたのですが?。
A: 2003年の冬コミに参加されています。「笑葬」「巨乳ナース くすぐり地獄」「こちょ葦」の3作品を収録した「くすぐり まんが」という製本版と、「擽り極道列伝 くすぐりの竜」という短編(コミケオリジナル)のコピー本が発売されました。




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