ラリアットと共に、現在のプロレス界において大流行の技にパワーボムがあります。 最近では、ブレーンバスターやフロントスープレックスのような感覚でポンポンと使うのが見られますし、改良型も相次いで開発されています(特にジュニアでは)。 パワーボムとラリアットの共通点を挙げるとすれば、「誰でも使うけど、フィニッシュとして大切に用いる選手もいる」という点でしょうか。パワーボムをフィニッシュに用いているレスラーには天龍源一郎、川田利明、越中詩郎が挙げらます。彼らは、これだけ有り触れた技となってしまったパワーボムにどのようにしてフィニッシュとしての説得力を持たせているのでしょうか? 順に考えていきましょう。
パワーボムをフィニッシュに用いる場合に一番大切なのは“相手に体重をかけながら押え込む”ことです。
次に大事なのが相手を叩きつける角度でしょう。 高さは見栄えという点では大事ですが、“高く上げる”よりも“相手をしっかり叩きつける”ことの方が重要だと思われます。 高さと叩きつけが究極までに合わさっているのがワイルド・ペガサスのパワーボムでしょう。特に、好敵手であったブラックタイガー(エディ・ゲレロ)との対戦では凄まじいまでのパワーボムを用いていました。
誰でもやるパワーボム、改良が相次ぐパワーボム。しかし、一番ノーマルな形のパワーボムでさえも、これだけの奥深さがあるわけです。プロレスってほんとに奥が深いですね。
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G1の優勝者予想というのはもの凄く当てづらいものです。 私は今年は天山だと予想していたのですが、ものの見事に外れてしまいました。 でもまあ(負け惜しみ臭いことを言いますが)、「絶対に第三世代が優勝する」という予想は当たった訳ですし、よしとしましょう。 では、何故私が「第三世代が優勝する」と予想したかについて説明させていただきます。
G1第三回からの優勝者を並べると、藤波、蝶野、武藤、長州、健介、橋本、となります。 ではG1の予想がなぜ困難かと言うと、第一回、第二回のせいです。第一回で蝶野が優勝すると予想できた人はかなり少なかった筈です。さらに第二回で連続優勝するなんてほぼ誰も予想できなかったのではないでしょうか? さらに第四回でも優勝しましたしね(第四回終了の時点で蝶野は四回中三回優勝というスゴイ事をやってるわけです)。 それで、ずっとG1を見続けていると、あの時のインパクトが忘れられず、「また予想を裏切るような結果になるさ」と思い込み、「予想外の優勝者が出る」と予想してしまうわけです。
今後三年で天山、小島、永田が順番に優勝するようであれば、新日本のマッチメーカーさんの技量を疑いますね。もっと我々の予想を覆し、期待をいい意味で裏切るようなG1に期待したいと思います。
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最近、U系団体に元気がありません。 その理由にはいろいろ挙げられます。「カリスマの不在」、「各団体が鎖国の為、日本人対決のマンネリ化」、「入場料の高騰」、「ネガティブファイトの頻発」等々…。 しかし、私の考える一番大きな理由は「U系には好勝負はあっても名勝負は生まれ難い」です。
“好勝負”と“名勝負”は別物です。
しかし、U系には月イチ興行という原則がある為、ドラマが非常に作り難いわけです。
UWFが確立されてから十年以上経ちますが、ここにきて限界が近づいて来ているように思えます。
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