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鎌田 ひろゆき
大阪 ハード レイン 2002.11.29(金)
4バンドの3番目。鎌田さんのセッティング時にちょうど店に入った。たまたま空いている前の椅子に。前回このハードレインの時はソロだった。
松橋の左のシンバルの位置を確かめ終わったその時「冷たすぎる夜を知らない」のイントロ。松橋の強いフロアタムドラム、宍戸の蛇のようなギターがからむ。冷たすぎるの声が震える。「その空の真下」好きな歌。サビに行く前に松橋を振り返る、その空間がいい。「同じ気持ちでジャンプした」そうだ、なかなかジャンプできない。この歌はひと時のジャンプだ。いつもこの歌を聞いて思う。生きててそんなにジャンプできないよな。でも勘違いでもジャンプする時もあるさ。「ガーデン」宍戸のスライドさせるギター、そしてカッティング。何もない一瞬はいつもシンプルだ。ハーネスから3曲続いた。新曲「やわらかなカーブ」そして「キャラバン」ギターが印象的、しかし宍戸に動きはない。早くも最終曲「月」松橋は立ってシンバルを揺らし、鎌田と同じくサビを口ずさんでいる。割礼の鎌田への理解は心強い。リミッターの効いた宍戸の音、ギターサスティン。
座る、考えられない、月が遠い、アスファルトの冷たさ、いつも彼はそれを歌っている気がする。今日も、行き所のないオレ、でも歌ってくれるさ、終わりじゃない。次は3月か。