* モーネ工房さんの寺小屋ワークショップ「気持ちを伝えるカードをつくる」に参加して
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ハンドメイド関連の本は数多くあれど、モーネの井上先生の本『点と線で、ソーイング』と出会った時の衝撃はかなりのものでした。この本は、例えば作り方とかデザインとかそういうもののヒントをいただくのはもちろんなのですが、それ以外にももっともっと大事なことを私に教えてくれた本です。
そう、確か「技術も未熟で独特の個性もセンスもない…」なんて、鬱々と自分の作るモノについて考えていた頃に出会った本だったと思うのですが、これを読んだ瞬間、「アイデアや想像力さえあれば素晴らしいものが作れる!可能性に限界はないんだ!」なんて思いが沸々と心の中から湧いてきて元気になれたのでした。
その後、kagoさんが井上先生とお知り合いだという話をお聞きし、「ん…。ちょっと待てよ…?」と考えてみると、「井上先生とは、あの井上先生!?うそー!」という状態だったのです。まさか、まさか…です。もう驚き以外の何者でもありません。
それからは、ご丁寧にもコラボ本『届ケマス』の感想などもいただいたりして、もう嬉しすぎて舞い上がっていたのですが、ようやく今回、念願叶ってモーネさんの寺小屋に行く事ができました。もうとにかくドキドキ…。緊張と期待とが半分半分です。
初めてお会いした先生は、とっても優しく、気さくな方で、そして丁寧にご指導くださって、心から感激してしまいました。
そして、先日参加したことで私は確信しました。
「私が最初にあの本を読んだ時の心を揺さぶられたあの感覚は、やっぱり間違っていなかった!」って。
私の表現の仕方・方法はとても単調でそしてコチコチに硬く、色んな角度から表すこともできません。
だからよけいに、先日のワークショップでの、使用する「素材」にしても、取り組む「視点」や「着眼点」にしても、とてもとても一つや二つにはおさまっていない、その幅の広さ、そしてそのそれぞれが混ざりあって醸し出される作品の味が、私の中では想像を遥かに超えたものであり、「なるほど…」の後に「絶句…」という状態でした。お話を聞いていても、とにかく目からウロコなことばかりで、どれだけ自分の頭が硬くなってしまっているかに、嫌というほど気付かされました。
ハンドメイドが好き!という方がこのワークショップを体験したら、そして井上先生の世界を垣間見たら、ますます作ることが大好きになるに違いありません。そして、自分の中でゼロだったいつくかの部分がゼロではなくなり、身近にあるもの(特に気にもかけていなかったモノ)に愛情を感じずにはいられなくなるでしょう。ほんと、ハンドメイドって最高です!!
本当に楽しかったです。絶対また参加させてもらおうと思っています。
興味を持たれた方は、ぜひ一度体験なさってみてください!! モーネ工房 http://www.maane-moon.com/