さてさて、今回の旅行、ぐったり疲れるほど海で遊ぶつもりでいたのに、クマは仕事が終わらず、そして私達はとんだハプニングがあったりして、結局最終日には海に入ることもできなくなり、しょうがなくこの日はどでかいショッピングモールへと買い物に出かけた。
とはいっても、如何せん、おしゃれでも何でもない私、バッグを買うでもなく、服を買うでもなく、だらだらと時間だけが過ぎていったわけであるが、その買い物の中で唯一、楽しみに楽しみぬ いたのが本屋さんだったのだ!

おもしろすぎる…。楽しすぎる…。

本屋さんといってももちろん、脇目もふらず児童書コーナーへまっしぐら!だったわけであるが、でもまぁ、このコーナーがほんとに楽しく、カシオがいることも忘れて一人でキャーキャーとはしゃいでしまったのである。

さすがはアメリカ。なんとも派手な絵本も多く、初めて見る(絵本の)仕掛けもあって興味津々。
無駄に大袈裟な本や、遊び心が満載すぎる本等々、どれもこれも「ここで買わなきゃどこで買う!」という本ばかり。
興奮しまくった私は、あれもこれもと手に取っていたのであるが、その様子があまりにも異様だったのか、何人かの人と目があってしまい、それを機会にやっと気付いた。

「私、買い過ぎ…?」

それからは、「ダメダメ、舞い上がり過ぎてる…。」と思い直し、本を元の位 置に戻していったわけだが、さぁさぁ、それからはひたすら自分との戦いである。どれを買ってどれを諦めるのか…。またまた会議が開かれる。
有り難いことに、カシオは横にあるトーマスのおもちゃで遊んでくれている。
私はこれ以上ないというくらい時間をかけて悩みに悩んだ。 →続きを読む