B4のブレーキフルード
ブレーキオイルはめったに変える必要のないオイルですが、サーキット走行後や年数が経ってくると酸化したり、気泡が発生して効果が低下するそうです。車検時やサーキット走行後などは、ブレーキオイルは交換することが望ましいそうで、ショップでどんなものを選んだらよいか迷いました。
交換の様子
まず全てのタイヤを外して(ジャッキアップできれば)、キャリパーのブリーダープラグを確認します。そこにシリコンホースを確実に接続し、容器を準備して流れても大丈夫なようにしておきます。プラグをレンチで開き、基本はブレーキオイルのリザーバータンクより一番遠い位置である、左後輪→右後輪→左前輪→左前輪の順番でオイルを抜いていきます。 |
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リザーバータンクに新しいオイルを入れながら、ブレーキを何度も踏み古いオイルを出しながら交換していきます。このときリザーバータンクにエアーが入らないように注意しながら行います。ブリーダープラグから流れるオイルの色が変わったら、新しいオイルが入れ換わった合図です。 | ||
古いオイルはやっぱり少し黒っぽく変色していました。B4の純正のブレーキフルードはDOT3が入っているそうですので、サーキット走行などをするようならDOT4以上に交換することが望ましいそうです。しかし、DOTが高いオイルになるほど持ちが悪くなるそうなので、こまめに交換しなければならないようです。 |
使用オイル | FMVSS | ドライ沸点 | ウェット沸点 | 走行距離 | 感想 |
デルファイロッキード レーシングパフォーマンス |
DOT4 | 310℃ | 202℃ | 19480 Km〜 |
1回目のブレーキオイルを交換は、サーキット走行する準備としてDOT4へランクを上げるために行いました。沸点が高い分、スポーツ走行時に気泡ができにくくなるようで、フィーリングとしては変化はありません。 |
BPスーパーDOT4 |
DOT4 | 282℃ | 185℃ | 35189 Km〜 |
1回目のデルファイロッキードのオイルをしばらくエア抜きなどをしながら使用していましたが、いつも行っている量販店の店員さんお勧めである、BPに変更してみることにしました。沸点の高さはデルファイロッキードよりは劣るようですが、サーキット走行会程度のブレーキングでは、それほど問題のないレベルだと思います。 |
デルファイロッキード レーシングパフォーマンス |
DOT4 | 310℃ | 202℃ | 37100 Km〜 |
前回BPを使用していましたが、ジャダーが強く発生しブレーキの調子が悪かったこともあり、再度元のデルファイロッキードに交換することにしました。BPでもエアのかみはなく問題はなかったのですが、沸点の違いもありより効果が高いほうを選ぶことにしました。 |
モチュール レーシングブレーキフルード ファクトリーライン600 |
DOT4 | 312℃ | 216℃ | 57970 Km〜 |
長い間愛用していたデルファイロッキードのレーシングブレーキフルードが店頭に並ばなくなり、手に入らなくなってしまいました。請負業者の契約切れか輸入もとがつぶれたのかは不明ですが、とりあえず同じくらいの沸点のものを探し求めた結果、モチュールのフルードを使ってみることにしました。 真夏のサーキット走行で、フロントブレーキに若干のエアが見られましたが、全く利きに問題ありませんでした。ペダルタッチ等のフィーリングには大きな変化はありません。 |
ワコーズ SP−R |
DOT5 | 323℃ | 212℃ | 66100 Km〜 |
愛用していたデルファイロッキードのフルードの沸点に合わせて購入しました。DOT5を使用するのは初めてですが、DOT4と比べて違いが・・・というほどの変化はありません。比較的オイルの色が薄めだったのですが、サーキット走行後は汚れて真っ黒になりました。しかしエアがかんだりはしてませんでした。 |