R33キャリパー流用キット装着
長い間悩んでいたブレーキングをを改善するために、できるだけお金をかけないで今の状態からバージョンアップさせる方法を考えた結果、日産スカイラインのR33純正キャリパーを流用することにしました。装着するにあたって、いろいろとトラブルが発生しましたが、何とか完成しましたよ!
装着に必要なもの | |
まずグローバルから販売されている、R33キャリパー流用キットからフロントとリアの取付ブラケットを購入しました。ローターがセットになったものが販売されているのですが、フロントは別のローターを装着したかったのでブラケットだけを、リアはローターに加工が必要とあったためキットを購入しました。ブレーキラインはそのままで使用できるようです。 | |
日産スカイラインR33の純正キャリパーをフロント、リアともに準備しました。NISSANという文字がなんともいえませんが・・・笑。キャリパーは中古になるのでオーバーホール済みのものを選びました。 あとキャリパーに付属しているもの(ピンや針金等)も忘れずに準備しなくてはいけません。 |
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ブレーキパッドもレガシィ用からスカイライン用へ変更しなくてはいけません。今回私が選んだパットはプロジェクトミューのMAX700です。レガシィ純正片押しキャリパーに比べて、おそらく大きな変化があると予測して、前回使用していたMAX900iからワンランク落とした設定としました。 | |
インプレッサGDB用のフロントローターです。私が今回選んだローターはRddのスリッドローターです。一般の外品と比べると少し高価ですが、使った人の評価が高かったため使ってみることにしました。 | |
グローバルのリア流用キットの中に含まれている、トヨタのセリカST205のリアローター改です。どこが加工されているか観察すると、ハブの大きさがレガシィとは違うため、その部分が合うように削られています。 |
キャリパー交換の様子
左がフロント、右がリア、ローターの大きさを比べてみました。かなりローター径が変わりますね。フロントが326φ、リアが315φにアップします。 | ||
フロントローターの厚みを比べてみましたが、それほど大きな変化はなさそうですね。 | ||
まず作業はフロントキャリパーからスタートしました。 フロント用の流用取付ブラケットを装着します。 |
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R33純正キャリパーのローター側の両端を削り加工します。これはブレーキパッド面積を有効に使うために、ブラケットでキャリパー位置を出きるだけ奥に入るように製作しているため、キャリパーの両端を削り取らなくてはいけないそうです。 | ||
ローターを仮固定してからキャリパーを装着していきます。 後ろから見るとこのような感じになります。 |
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これで無事にフロントキャリパーが装着されました・・・・ と思いきや |
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ここで問題が発生!! ホイール(レイズCE28N)を装着してみると、キャリパーに完璧に干渉してしまいます。 |
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これは苦肉の策・・・ NISSANの文字の部分から水平になるまでゆっくり削りました。アルミなので鉄製よりは柔らかいのですが、なかなか大変な作業です。 |
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水平なところまで削り取ったところ、何とかホイールとの干渉はしないまでいきましたが・・隙間がほんの1ミリ程度。まさかCE28でもこれほどギリギリになるとは思いませんでした。この状態ではハブに少しでも歪みがでるとまたホイールに干渉する恐れがありますね。スペーサーあるいはホイール交換等の対策を練らなければいけません・・・。 | ||
続いてリアのキャリパー交換へ。リアのバックプレートを板でたたいて広げます。 ローター径が大きくなるためですね。 |
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取付ブラケットを装着します。 | ||
ローターを仮固定してキャリパーを装着していきます。それにしてもかなりリアのローターがでかい・・笑 さてさてリアはうまくいきそうだなぁ・・・・ |
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とブレーキパットを装着しようとしたところ、ん?? ない事に気がついた・・・そうなんですキャリパーの付属品を準備するのを忘れていまして、ピンや針金等一式がなくパッドを装着できなかったのです(笑)。 |
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さてどうしようと・・いろんな車友達やショップに電話しまくりました。 運良くお友達がキャリパーと付属品一式を持っていることが判明しまして、なんとかその場で装着することができました! |
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最後にブレーキオイルを入れてエア抜きをしました。フロントのローターも一回り大きくなっています。それを見るだけでちょっぴりニコニコしてしまいましたね。 | ||
キャリパー交換の感想 | いろいろなハプニングは発生しましたが、無事にR33ブレーキキャリパー流用キットが装着できました。リアについては問題ありませんが、フロントのキャリパーがホイールと干渉して削らなくてはいけない事態になりました。削った状態でもホイールとの隙間が1ミリ程度しか開いていないため、サーキット走行には何らかの対策が必要になるかと思います。あまり好ましくありませんが、応急的にスペーサーを装着してのサーキット走行となりそうです。街乗りの状態であればスペーサーを入れなくても普通に走れます。流用チューンであることから、やはりどこかに無理は発生してきますよね。装着してみると、使えるホイールがかなり限定されてしまうことも判明しました。 ブレーキングについては言うまでもなく、大きな変化がありましたよ!まずは踏んだ感触にガッチリ感があります。ブレーキパッドをワンランク落としたはずなのに、利きはアップしていることは間違いありません。またキャリパーがかなり軽くなっているため、バネ下重量の軽量化にはなっているでしょう。次のサーキットシーズンインが楽しみになりました。サーキットのページで引き続きインプレしたいと思っています。 |