強化ツインクラッチ装着

エンジンのスワップでパワーが上がったのかわかりませんが、とたんに装着していたシングルクラッチが滑り始めました。

強化クラッチ  ATS&ACROSS カーボンツインクラッチ Spec1
私が選んだ強化クラッチはATSのカーボンツインクラッチSpec1です。前回のシングルクラッチ装着では、圧着が一番高い1600、フライホイールも軽量を選んだことで、街乗りのクラッチ操作には大変苦慮しました。それを踏まえて今回は、ツインにすることで圧着を少し抑えたもの1100Kgに交換しました。しかしレスポンスは重視して、フライホイールは軽量タイプとしました。


強化クラッチ装着の様子

ミッションを下ろすところからスタートです。消耗したクラッチを取り外したところです。
クラッチカバーとフライホイール以外で組むとこんな感じです。ツインクラッチのクラッチプレートは円盤型なんですね。
まずは軽量フライホイールを装着します。純正のフライホイールは10Kg程度あるそうですが、このフライホイールは4.5Kg程度の重量しかありません。前回装着していたシングルのものと比べると0.2Kg程度重たくなります。
クラッチプレートと圧着プレートが装着されました。
プレートが消耗しても、古いクラッチカバー等は再使用せず、新しいものに交換するのが基本だそうです。
取り外したシングルクラッチのクラッチプレートを見てみました。もともとの厚みが約3.9ミリ程度だそうですが、今回測ってみると約2.5〜2.7ミリ、わずか1.2ミリ程度の消耗でやはり滑ってしまうんですね。なんて微妙な世界・・
ATSクラッチの弱い部分が、センターハブの針金のところだそうです。ここが崩壊するとバラバラになっちゃて走行不能になるとか。今回はまったく不具合は出ていませんでした。
クラッチ操作に問題がなかったかのチェックですが、ショップの方の話によるとこのくらいの擦れ具合で通常だそうです。
強化クラッチ装着の感想 前回のシングルカーボンクラッチの時は、アクセルONしたときのレスポンスは最高だったものの、街乗りの操作性ではかなり苦慮するところがありました。ツインカーボンに交換したことで、シングルに比べてやはりレスポンスは若干劣るものの、街乗りでの半クラ操作は見違えるほどやりやすくなりました。立ち往生した急な上り坂での発信も、丁寧につなげれば難なくクリアできます。サーキット走行ではシングルのレスポンスに敵うものはありませんが、街乗りもすることを考慮すると、ツインの方が操作性がよく扱いやすいと思います。パワーがそれほど上がっていないチューニングレベルなら、圧着をそれほど高く設定しなくてもサーキット走行には十分使用できます。