B4のフロント リア ブレーキパッド交換

前回のウィーンマックスのパットからプロジェクトミューのパットに交換となりました。サーキットのブレーキングの際に左にハンドルがとられて不安定になる現象が、パットによって改善できないかと模索しています。

ブレーキパッド  Project μ LEVEL MAX900i
私が次のパットに選んだのはプロジェクトミューのレベルマックス900iです。車雑誌でのモニター募集で当選し、このパットのモニターをすることになったんです。一度使ってみたいパットでもあったので装着が楽しみでした。今まで使用したことのあるエンドレスに比べると摩擦係数が高いことや、他のサーキット用パットに比べると温度設定の幅が広く街乗りにも使えることが特徴でしょうか。前回使用したウィーンマックスとの違いを確かめることも興味深いですね。


ブレーキパッド交換の様子

前回のウィーンマックスのパットを取り外してみると・・・かなり大きなひび割れがパット両側に及んでいます。ローターのミクロクラックが影響して、パットの角もガタガタになっています。あまりよい状態とは言えず、次回サーキットに使用するのは難しそうですね。
減りを確かめてみると驚き!!もう7割〜8割ほど減っているでは。3回のサーキット走行でここまで減ってしまうとは、噂には聞いていたにしろビックリしました。
今までパット交換の際には純正のシムをかましていたのですが、次回からはこのシムを取り外すことにしました。シムを外すと若干タッチが変わるのでしょうか。とはいえ純正のシムにコーティングされていたゴムはことごとく溶けてなくなっちゃっています。
いよいよマックス900iがキャリパーへ。ブレーキパットの種類はいろいろありますが、いくら消耗品とは言え高価ですし出費がかさみますよね。街乗りとサーキット用を今までは分けて使用していたのですが、このマックス900iは温度設定が広いので交換せずに使用できそうです。
ついでに左右のキャリパーをチェックしました。やはりピストンゴムがすでに硬くなって、また破れてしまうのは時間の問題といったところですね・・汗。
続いてリアのパット交換をしました。前回のウィーンマックスのパットはほとんど減っていませんね。やはり重量の重いレガシィの場合、フロントのブレーキにかなりの負担がかかることがわかります。フロントのようにヒビが入るという現象も見られませんでした。
リアにもマックス900iが入ります。フロントとリアを同じパットに交換することによって、ブレーキバランスを確認します。
最後に前後ローターの状態をチェックしました。リアのローターについては何も問題はなさそうですが、フロントローターはご覧の通りかなり痛みが進行しています。ミクロクラックが増えてきて、これがパットの角がガタガタになってしまう原因のようです。ローターの内側の色が、かなりの熱が加わっていることを物語っていますね。サーキット走行の場合、どんなローターでもミクロクラックは仕方ないのかもしれませんが・・・。
ブレーキパッド交換の感想 最初装着してから驚いたのは、街乗りでも十分な利きが発生することです。設定温度が100℃〜となっているので、他のサーキット用のパットに比べると街乗りではかなり扱いやすいですね。摩擦係数が高いのできっとすぐにロックしてABSがかかってしまうのではと心配していたのですが、下りの峠道で早速フルブレーキングをしても意外とABSがかからない。かなり強く踏んでやっとかかるくらいで、コントロール性も高いようです。サーキット走行でもその効果を発揮しました。強く踏んでもロックしないので、荷重移動させる際にも途中で抜けることがないです。とはいえ摩擦係数が高いことから、よく利く反面ブレーキから足を離した反動が強いかもしれません。利きは手前から奥にかけてはほぼ一定で、サーキットの周回を重ねても熱でへばることはありませんでした。熱が一度入ると、街乗りでの鳴きはかなり激しいです。ダスト量は普通に考えると多めですが、他のサーキット用パットに比べると意外に少ない方ではないでしょうか。細かくはまたサーキット走行のページでも順次アップしたいと思っています。