GRB(EJ207)エンジンに載せ換え

サーキット走行中のメタル流れにより、エンジンブローを起こしたことを受け実施しました。レガシィ純正エンジン(EJ20Y)リビルドへの載せ換えも検討しましたが、前回にリビルドへ載せ換えた上でのブローということもあり、同じエンジンではまた同じ結果になるのではと考えました。

GRB EJ207エンジン  SUBARUメーカー品
私が選んだエンジンは、GRBインプレッサのEJ207エンジンです。メーカーからのリビルド品が無く、新品で本体を購入しました。GDBエンジンを載せ換えしている話も聞きますが、GRBエンジンの方が割りと互換性があり、すんなりと載せ換えすることができるそうです。新品として購入しても、ハーネス類は全て引っ付いて来るんですね。インマニやオルタネーター、スロットル等も新品ですでに組まれています。


エンジンスワップの様子

心臓部が無くなって寂しくなったエンジンルーム。ブロックに穴があいてしまったレガシィのエンジンをおろしました。
EJ20Yエンジンです。サーキット走行でのメタル流れによって右フロントピストンが外れブロックに穴が開いています。この下のブロック部分がGRBエンジンにごっそり入れかわる訳です。
インマニ、エキマニはレガシィのものを使用します。数え切れないほどのハーネス類を交換、加工しなくてはいけません。タイミングベルトはついでにSTI強化品に交換することにしました。
タービンは新品エンジンには付いていませんので、レガシィのものを使用します。ついでに、燃料ポンプも交換することにしました。
レガシィのエンジンとインプレッサのエンジンの大きな違いは、冷却機構なんだそうです。インプレッサのエンジンは、水の通り道が幾つも作られていて熱にある程度対応した構造となっているそうです。
スッポリうまいこと入るもんなんですね。何だか見た目はGRBエンジンであることに気が付かないかも。オルタネーターも新品になって嬉しいですね。
給排気系のパーツをすべて取り付けていきます。全てきれいに仕上がると、本当にエンジン載せ換えた事なんてわからなくなりました。コンピューターは純正のものを書換えます。細かいセッティングはお願いしていませんが、とりあえずターボ1.2までと街乗りもたくさんするのでもう少し下のトルクを厚くしておいて欲しいという要望を出しました。
エンジンカバーも装着することができました。とは言え、やはり若干の違いがたくさんあるので、窮屈な部分はあります。エンジンオイルゲージの位置が少し内側にありますし、今後カバーを切り取る等の加工を考えてもいいかもしれません。
エンジンをスワップした感想 今回このエンジンに載せ換えることにしたのは、一番は「ブローしにくくすること」がテーマでした。同じEJ20とは言え、インプレッサとレガシィのエンジンでは大きな違いがあるそうです。レガシィのEJ20Yエンジンは一度リビルド品へ載せ換えています。今回も前回も熱によるブローでした。同じエンジンに載せ換えてもまたブローするのは眼に見えている・・・何か良い方法はないかと検討した結果でした。GRBのエンジンは未知なる領域なので、どれほどパワーアップするのか、どんな走りになるのかはまだわかりません。でも間違いなく壊れにくいエンジンにはなっているはずなので、これからも末永くこのレガシィと共に、走る喜びの時間を味わいたいと思います。