B4の車高調装着

純正の足でサーキット走行を8回し、純正での運転練習も堪能したところでついに車高調を装着することにしました。今までは純正の足だったため、許容範囲は広かった分、ロールアンダーが出て、サーキットでのコーナリングにはかなり無理がありました。今まではトータルバランスのとれた純正の足で、逆にロールして曲がるんだという意気込みで運転に励んできたわけですが、車高調を入れることによって車の挙動や運転がどのように変化するのかこれから楽しみたいと思います。

車高調キッド  Aragosta スタンダードモデル
私が選んだサスペンションは、アラゴスタのスタンダードモデルです。車に車高調を入れるのは初めてでしたし、ほとんど知識も無かったため、いろいろな車高調を入れた車に乗せてもらったり、本で勉強したりしてみました。アラゴスタは全長調整機能に加え、12段の減衰力調整機能があり、どちらかというと硬め(サーキット寄り)の足であり、装着している人は結構高価なのかあまりいないようです。人と違う足を入れて比較したいという思いもありましたが、何せ車高調は初めて・・・最初はオーダーメイド?なんていう意見もありましたが、まずはスタンダードモデルを装着し、とりあえず走ってみてから自分でセッティングを考えていきたいと思いました。


車高調装着の様子

車高調の交換って結構大変なのかなぁと思っていたのですが、フロントの交換は思ったより簡単に進みました。タワーバーも取り外す必要がなく、ブレーキラインとサスペンションを取り外せばすぐに交換できます。
車高調をはめ込んだら元通りにネジを締めていきます。いざ車高調を入れるとなると、なんだかドキドキしますね。いままでの純正サスペンションからどんだけ変わるのだろうって、不安と期待で胸がいっぱいになりました。
フロントの車高調が入ったところです。純正と違ってなんとなくシンプルになったように・・・色は派手なのでしょうかね。
フロントは比較的簡単に作業が進んだのですが、リアの車高調装着にはかなり手間がかかるようです。トランクの内装を取り外していきます。
トランクの内装を取り外すのみで交換可能かと思いましたが、リアシートも取り外さなくてはいけないようです。
トランクの内装とリアシートを取り外すと、やっとアッパーマウント装着の部分が顔を出しました。
しかし、内装をはがしたりリアシートを取り外したりと・・・いろいろと勉強になりました。
やっとのことで、リアの車高調を装着。思ったより作業は大変なんですね。
リアの車高調は純正と比べるとアルミ性なのでかなり軽かったです。アラゴスタの車高調の特徴は、やはりこの太さではないでしょうか。容量が大きい分、サスペンションの機能としても大きく期待できると思います。
リアの装着部分から取り外した純正のキャップのようなものです。写真を撮っておかないと忘れそうなので・・・笑。
リアの減衰調整に使う調整ノブ延長のためのパーツが付属されていたので、続いて取り付ける作業に移りました。
延長された長い調整ノブを通すために、内装に小さい穴を開けました。フロントはハンドルを末切りすれば簡単に手が届くのですが、リアは手が届かない位置に調整ノブがあるため、これを装着しなければ減衰調整ができません。
完成した様子です。トランクの中に垂れ下がってしまうので、別に小さな穴を開けてタイラップでとめてもらいました。中にたくさん荷物を入れた状態での走行には少し注意が必要ですね。
純正とアラゴスタを比べてみました。純正に比べるとかなり短くなっているように思います。比較したときはどんだけ車高が下がってしまうのだろう・・・と不安でしたよ。装着してみると、フロントは思ったよりそれほど下がりませんでした。リアは指一本入らないくらいまで下がりましたが・・・。全体ではだいたい3センチ弱下がっていると思います。
だいたい300キロほど走行し慣らしをしてから、再び車高とアライメント調整を行いました。
メーカー推奨の車高から、リアのみ1cm上げることにしました。タイヤのサイズが純正サイズより大きいことや、思ったよりリアが低すぎる感覚があったためです。しかし、メーカー推奨の車高でも、タイヤが干渉することはありませんでした(タイヤサイズ225/45/18)。
リアの車高を1cm上げたのちに、最終アライメント調整をしました。
フロントのキャンバーは2度以内に押さえるように、1.45としましたが、どうしても左右フロントのキャスターに差がでてしまいました。キャスターはレガシィの場合調整できないため、また後日の作業で他の部分からゆっくり調整を試みることにしました。
車高調を装着した感想 純正の足で8回サーキット走行し、運転も純正の足でずっと練習を続けてきたので、乗った瞬間にかなりの違いを体感しました。乗り心地は硬いと言われていたためもっと悪いのかと思っていましたが、気になるほどではありませんでした。純正に比べるともちろん突き上げは若干大きいのですが、純正の時のふわふわした振動等の不安定さは全くありません。ハンドリングは少しシャープに、重たくなりました。低速での走行の違いは、戻りが速いことだと思います。高速になると純正の足よりも滑らかさがあります。コーナリングは言うまでも無く今までより運転しやすい・・笑。重がかかっても大きく沈むことがありません。
とはいえ車高調を語るにはまだまだ運転技術の向上と研究が必要ですね。これから街乗りはもちろん、サーキットでの走行を繰り返していくことで、ベストセッティングに仕上げられるように、自分なりにがんばってみたいと思います。今後のサーキット結果報告に注目ですね。