3)みどりの将来像と計画の基本方針
みどりの課題
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市民の暮らしとみどり
市民の暮らしとみどりをつなぐための「仕組みづくり」「気運づくり」「人づくり」が必要です。
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生き物とともに快適に暮らす
多様な生き物とふれあえる水辺や、豊かなみどりのネットワークが必要です。
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安心・安全なまちで暮らす
安心して暮らせる災害に強いみどりのまちづくりが必要です。
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みどりと遊ぶ
自然とふれあい、遊べる個性豊かなみどりの確保が必要です。
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伊丹らしいみどり
自然と歴史を活かした伊丹らしい景観を有するみどりのネットワークが必要です。
みどりの将来像
「生き物と共生し、水と緑が潤うまち=伊丹」
〜みどりのウェットランドシティを目指して〜
計画の基本方針
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広域的なみどりの南北軸と東西軸の強化
長尾山系などからの自然の息吹を受け入れる南北基調のみどりのつながりに加え、武庫川、 天王寺川、天神川を経て、昆陽池周辺(みどりのコア)、猪名川を結ぶ東西軸の強化を図り、 さらに甲山から仁川および五月山への東西軸の連携も図ります。
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自然アメニティ軸を基本とした水とみどりのネットワーク形成
都市構造を構成する主要な要素として位置づけられた“自然アメニティ軸”を基本として、 伊丹市の水とみどりの骨核となる公園緑地、河川や水路、街路樹などにより、水とみどりの ネットワーク形成を図ります。
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残存する樹林や農地の保全と活用
残存する樹林と農地を保全するとともに、公園緑地や市民農園として活用するなど、永続 性の確保に努め、生き物の息づく環境づくりを図ります。
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地域特性に対応したみどりの保全と創出
市域はその特性によって、豊かな自然環境が残されている西北部地域と住宅のみどりは 多いが、まとまったみどりのオープンスペースが確保されていない中南部地域、空港周辺に 生活を守るみどりの確保が必要な東部地域に分けることができます。このような特性を活 かしたみどりの保全と創出を図ります。
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多様な機能をもつみどりの拠点づくり(みどりの拠点とみどりの地域拠点)
昆陽池公園、阪急・JR伊丹駅周辺、市役所周辺などをみどりの拠点とし、公園緑地を中心に 学校や公共施設などの身近なオープンスペースをみどりの地域拠点として位 置づけ、生き物 が息づく環境づくりや防災機能など、多様な機能をもったみどりの拠点づくりを図ります。
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市民や事業者の参画によるみどりのまちづくり
地域の実状にあわせ、きめの細かいみどりのまちづくりを進めるために、市民や事業者の誰もが 参画できる仕組みづくりを行い、気運づくり、人づくりにつながる普及、啓発も図ります。