ALFA155 SUSPENSION
TUNE 特集 第2弾



ついに完成!リッキーベル特製 ストリート用ドリームサスペンション。
7月号で車高調組み込み宣言をした後、早速アピスへ足を運び、アラゴスタか三和テインを入れてくれるよう相談に行ったところ、
三和はやはりTS用しかなく、V6用は現在開発中で12月に発売予定とのことで今すぐ欲しいモードの私としては、やむなく却下。
さらに新情報としてあのユニコルセに155V6用を別注できるかも知れない事が分かり(リヤ別タン式予価35万以上)、これを薦められたのですが納期(いつになるか不明)と価格で折り合わずこれも却下。残るはアラゴスタですが前後車高調に未練がのこる為、
もう一度一から何を選んだらいいのか考える事にしアピスを後にしました。
次に思いついたのはテインに直接メールを送り、三和のHAダンパーベースのキットをREダンパーで作ってくれないか問合せする事でした。早々の返事は以下の通り。
「特注につきましては、ある程度まとまった数量でございましたら、製作する事も可能ですが、金額的にはかなり高額になると思われます。」
この無謀なチャレンジも徒労に終わり、いよいよ行き詰まった状況で何気にHPを探索していると、あのリッキーベルに155用の前後車高調キットがあるではないですか!しかも298000円!早速メールで問合せると店に来てくれという返事。
後日緊張しながらお店に行くと、やはり並みのショップではない雰囲気。エンスーな雰囲気に圧倒されていると、伝説のメカ竹原さんが登場しヒアリングが始った。

(竹原メカ)どのような仕様をお考えですか?
(わたし)えーと、街乗り中心で、たまにサーキット走行を楽しめる仕様を考えています。(っておい、バリバリサーキット仕様にするんとちゃうんかい!?)
(竹原メカ)サーキットは鈴鹿とかTIのような直線や高速コーナーが増えるコースもお考えでしょうか?
(わたし)一応考えていますが、今はセントラルサーキットがメインです。
(竹原メカ)わたしのところはセントラルのデータが少ないので、TI用にセッティングさせてもらってもいいでしょうか。
(わたし)全然OKです!(TIなんて走った事ないけど・・)
(竹原メカ)同じ仕様のデルタを後日試乗していただいて、セッティングの微調整を考えていきましょう。

こうして滞りなく?ヒアリングも終わりオーダーを入れさせてもらいました。
それから1ヶ月後デルタに試乗させてもらいました。良路ではフラットな乗り心地ですが、荒れた路面では細かく揺さぶられます。
街乗り用としてはギリギリの硬さだそうです。とりあえずこれをベースに作ってもらう事にしました。
それから更に2ヵ月後ようやく完成の一報が。組み付けとセッティングで工場入りが許されました。
更に待つ事3週間。ついに組み付け完了!早速試乗へ。
第一インプレッション 「なんか車高あがったなぁ」「サルーンみたいな乗り心地やなぁ」
気を取り直してコーナリングテスト。「おっ曲がるがな?っていうかメッチャ曲がるやん!どないなってんねん!?」
不思議な気持ちで店に戻ると、社長はじめ竹原さんもわたしの気持ちを察してか「不思議なサスでしょ?」「乗り心地いいでしょ」
「でも曲がるでしょ」との言葉。まさにその通り。竹原さん曰く「このサスペンションはわたしが長年追い求めてきた究極のストリートサスです。ようやく完成しました」
感激のお言葉です。命名しましょう。ミトスオリジナル・ドリームサスペンションシステムと!(ちょっとベタ?)


         

Fサスは
減衰力固定式
ピロアッパーは試作品のため
左右異形状。
リヤは結局ノーマル形状に
落ち着きました。
バネレートは秘密 キャンバーは0出しせず基本は-?度 ショックは8段階調整式のプロトティーポ
(企業秘密?) バネ選びにも秘策あり。

このサスペンション 筒からバネまで全てオリジナル。減衰力も独自のソフトで設定されており、まさにワンオフ。
はっきりいってこの値段では儲けはないらしい。その分実験的要素を加えさせてもらったとのこと。
今後このドリームサスペンションキットが完成し、多くの人に体験してもらえるよう、わたしも微力ながら協力できればと思う今日この頃です。(取材募集中(^o^)丿)

10/28のチャオイタでシェイクダウン。インプレッションはここから