1.１５９＆ブレラ試乗

２００２年ジュネーブモーターショーで鮮烈にデビューしたＢｒｅｒａは美しいヘッドカバーを持つ
マセラティか一説にはフェラーリ製とも囁かれたＶ8エンジンを縦置き搭載し、
トランスアクスルを採用したアルファロメオのフラッグシップクーペであった。

デザインはイタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロとその息子ファブリッツィオ。

因みにＢｒｅｒａとはミラノの美術アカデミーの名前である。

そして２００３年にはついに市販化が決定する。但しエンジンはＶ6、ドライブトレーンは4ＷＤになる。
Ｎテクノロジーで製作するＧＴＡｍ（エヴォルータ）に搭載される3.5ＬＶ6になるとか
ビトルボになるとか憶測が飛んだが、最終的にはＧＭ製のＪＴＳＶ6・3.2Ｌと2.2Ｌ直4に。

ボディサイズは当初の全長×全幅×全高：4,388×1,894×1,289から
4,415×1,830×1,365〜1,380となった。

そしてついに２００６年４月、日本デビュー。
内装はセダンの１５９と基本は同じだが、内装カラーの組み合わせでパーソナル感を強調する。

運転席に座るとフロントウインドウが目の前に迫ってくる感じで
落ち着かない。着座位置が高いのもモダンアルファ伝統で、結構車高がある割りに
天井が頭につかえたりする。

後方からの眺めがこの車のハイライトなはずが、車高が上がった為
トヨタ　カルディナにそっくりだ。やっぱりピニンじゃないとだめだな。

初期のＧＴＶの方が今でもモダンでカッコいい！

で、１５９です。これの2.2Ｌに試乗させて頂きました。

左ハンドルの６速マニュアル仕様でしたが、誤解を恐れずに言わせてもらうと
１５５とほとんど変わらぬ操縦感覚で、高級な１５５って感じ？でした。

これにはちょっとびっくり＞＜
但しシフトの剛性感、サスの取り付け剛性、ロール剛性、キャリパーの剛性感などは非常に高く
比べるべくもありませんが・・・。

車幅も全く問題なく、１５５と同じ感覚で運転できました。

音は１５５が最高ですので、比較にはなりません。
でもアルファらしく吼える車でした。

結論から言うと、１５９は歴代のモダンアルファの中で最高な出来ではないかと
思われます。音さえ良ければカンペキです！

2.そろそろガタが来始めたのか？

師匠から久々に連絡があり、私の所有するパイロットスポーツを譲って欲しいとの事。
承諾してタイヤを取りに来てもらったついでに、ABS警告灯がつきっぱなしなのと
オイルを見てもらう事にしました。

師匠によるとABSは警告灯類の不良でなく、ホントにABSが
働いていなかったらしく（断線）、センサーを取り寄せての修理となりました。

ブレーキについては違和感が無かった為、自分の鈍感さにも驚きです！

オイルについてはオイルクーラーホースからの
オイル漏れが結構進んでいるらしく、
駐車場の床もそういえばお漏らし跡が広がったような・・・。

ニューテックのUW02と01を4：1の割合でやや硬めにしてもらいました。

ピストンクリアランスが大きいイタ車のオイル管理は重要ですが、
良いオイルを入れるだけで無く、漏れ等を細かくチェックする
いたわりも大事です。最近ややさぼっていたので反省してます。
（といっても対策はまだですが・・・）

あと、燃料ポンプのホースに異常があって、ガソリンが漏れていたらしい。
どこをどう漏れてたのかは聞きませんでしたが、物が物だけに
ちょっと怖いです！

また、純正ホイールもサーキット走行の影響で全輪歪んでたりして
これもタイヤを外すまで全く気づかずびっくりでした。
現在のホイールも鈴鹿や岡山国際サーキットを何１０周もしてるだけに
やっぱり歪んでるんでしょうな。（もともと５千円の中古だし）