ブレーキパッド考

ブレーキチューンの第一歩といえるパッド交換。でもローター交換やキャリパー交換に比べ地味である。
見た目にもわかりづらいし、どう良くなったか他人につたえるのもかったるい。
また、サーキット仕様と街乗り仕様とあったら、サーキット仕様を選びたくなっちゃうのが車好きの性か?
でもわかるのは、初期制動とか鳴きとか汚れとかだけだったりするから余計悲しい。
私はイタリアのC.T.F(センターテクノフレーノ)製のドリルド&スリットローターとTAROXのブレーキホースという異母兄弟チューンを施していますが、本文にも記した通り満足した結果が得られていません。
少ない投資で改善しようとしたとき最後に残されたのがパッド交換です。



では、どれを選んだらいいのでしょう。
それでは究極のパッド選択法を提案します!
プロショップ等に相談しても、まずはどんな使い方をしてどんな効き方が好みなのか聞かれる事でしょう。
ここで、通ぶってはいけません。そのとき思いついたことを叫んでみましょう。例えばこう、
どんなパッドが好みだって?それは”低温時だろうが高温時だろうがおかまいなしに
ばっちり効いて、本能のままにコントロールできて、鳴きもせず、ホイールも汚さないついでに見栄えもかっこいい”のが好みに決まっとる!
ここで冷静に分析しましょう。
@それは低温時だろうが高温時だろうがおかまいなしにばっちり効いて→適性温度レンジが広い
A本能のままにコントロールできて→コントロール性に優れる
B本能のままに→ペダルタッチが良い(ちょっとくるしい)
C本能のままにコントロールできて→リリースレスポンスが良い(ややくるしい)
Bホイールも汚さない→磨耗性に優れる
C見栄えもかっこいい→色付きである
大体こんなところがわたしの好みでしょうか?
ここには耐フェード性、ウォーターリカバリー性、ローター攻撃性がの大要素が含まれていません。
つまり私の現状の乗り方は、
@スポーツ走行でも街乗りでも短時間である→フェードする前に終わっちゃう。
A雨の日は乗らない→ウォーターリカバリー性はあまり関係ない。
B楽天的である→ローターよりパッドが硬いわけないじゃんと思っている。
といったといころでしょうか。



以下に気になるメーカーの製品別特性表を記します。各メーカーごとにデータの開示が違うためいびつになっていますが一切の改ざんを加えていません。詳しくは各メーカーに問い合わせてください。尚価格データは2001.6.30現在のものです。購入時には各自ご確認ください。

特性一覧表
メーカー ラムズ プロμ クランツ
製品名 GP-2 GP4-6 GP4-7 z.MEVIUS-S z.MEVIUS-M z.MEVIUS-R アウトシュポルト ジガ
素材 - - - ノンアス - - 20数種もの独自の素材配合(鉄粉0) -
コントロール性 - 9 8 - - - - -
耐フェード性 - 10 10 - - - - -
ローター攻撃性 - 9 10 - - - - -
耐磨耗性 - 7 9 - - - ノーマルノンアスベスト素材の2〜2.6倍 -
防汚性 - - - - - - - -
適性レンジ 0℃〜650℃ 500℃〜800℃ 400℃〜900℃ 0℃〜400℃ 0℃〜500℃ 100℃〜650℃ - -
価格(税抜き F\24,000〜 要問合せ 要問合せ F¥15,000 F¥20,000 F¥25,000 F¥40,000 F¥35,000
R\23,500〜 R¥13,000 R¥18,000 R\23,000 R\32,000 R\28,000
備考 ローターチューニングメニューあり - 開発中 - ローターチューニングメニューあり