このときは既に車中毒にはまりつつあった
私ですが、私のFCは天然記念物ものの
ドノーマル車でした。また2リッタークラスの
セダンベースのスポーツカーもどきが
ハイテクによってドーピングされ、FCも
もはや素性の良さだけではその優位性も
危うくなってきました。
そんな時チュ−ニーグベース車として
装備を簡略化したFDの廉価版が発売され
即決しました。
今度は冠婚葬祭にも使えるように
ボディカラーを黒にしてみました。
その迅さたるやまさに疾風!
例えるならその迅さ故誰もその拳の影すら
見えなかった、“第3の羅将ハン”
といったところか?はたまた
梅田のウォ−キングスロープを
早足で歩いているような感覚と言ったら
エレガントでしょうか。
しかし、滑空しているかのごとき
その操縦性は、私をいつのまにか
直線番長に変貌させていました。
自分では速いつもりがコーナーでは
ファミリーカーのごとく遅かった!
ダウンタウンがお笑いの腕が落ちると言って
笑っていいともを降板したように
私もFDから降りました。 |