大阪市中央公会堂 特別室公開

大阪市  10月13日




この大勢の小学生が描いているのは・・・


この中ノ島の大阪市中央公会堂。1918年竣工です。
ドーム型のところ、ステンドグラスのはめられている特別室が公開されて、
学芸委員の方の説明も聞けるというので出かけてみました。
この特別室も1999年〜2002年に保存再生工事が行われたそうです。



3階の特別室に入ると目に入ったのが丸い天井に描かれた天井画。
床は大理石でツルツル。



「天地開闢(かいびゃく)」という天井画に
イザナギ・イザナミの国造りの場面が描かれています。




小学生がスケッチしていた東側の壁面のステンドグラス。



鳳凰と大阪市章「みおつくし」をデザイン化したものだそうです。
凹レンズを多用して、差し込む日差しを拡散して絵画を保護する役目もあるそうです。



低い場所のステンドグラスを大写ししてきました。
とっても綺麗。



ステンドグラスとは反対側(西側)の壁面の絵は仁徳天皇の姿。
かまどから立ち上る煙が少ないことで、人々の暮らしの苦しさを悟った、
という有名な話の場面だそうです。
この絵も天井画も、大正時代を代表する洋画家 松岡壽が描いたものだそうです。




南北の壁にも、それぞれ壁画が。
左は古代の商業を、右は古代の手工業を表しているそうです。
左の絵の中央は、スサノオノミコトで「商いの神様」と伝えられているとか。
そして右の絵の、右端の人は勾玉を磨いているところだそうです。
中央の女性は・・・



なんと!私が最近やっている織り方で織物をしています。
弥生時代からの織り方とか、原始機(はた)とかって言われているそうですが
こんなところで、目にするとは。
半年前の私なら、何も思わずに見るだけだったでしょう。



随所に装飾が施されていました。
3階には他にダンスパーティが開かれる中集会室や小集会室。
この日も、中集会室でダンスの同好者によるダンスパーティがそろそろ始まろうとしていました。



これは公会堂の階段あたり。
窓のカギや、階段の手すりなどにも手作りの鉄製の装飾。



公会堂の地下のレストランで、今日は食べられましたオムライス。
売り切れのことがよくあるんです。



これはお隣の図書館。
公会堂も図書館も、今も堂々の現役というのが素晴らしい。